2.5次元の作品をいくつか観ていると、時々キャストクレジットのあとに“()”がついている俳優がいる。そこには所属しているグループ名や劇団名が書かれているのだが、何度か目にしているとその所属グループではどんな活動をしているのか。じわじわと気になってくるのではないだろうか。
そこで、今回は先日「2.5ジゲン!!」でインタビューや劇団公演のレポートも紹介した劇団Patchについて紹介したいと思う。
劇団Patchの公演に行こうかどうか迷っているがまだ行ったことがない。メンバーを全員知らないから、行っても良いものかどうか悩んでいる。
もっといえば、2.5次元作品しか観たことがないから劇団の現場がなんとなく怖いと感じている人。
そんな劇団Patch初心者に向けた記事として読んでもらいたい。
所属メンバー
中山義紘(ナカヤマヨシヒロ)
井上拓哉(イノウエタクヤ)
松井勇歩(マツイユウホ)
竹下健人(タケシタケント)
三好大貴(ミヨシダイキ)
星璃(ショウリ)
吉本考志(ヨシモトタカシ)
近藤頌利(コンドウショウリ)
田中亨(タナカトオル)
納谷健(ナヤタケル)
尾形大吾(オガタダイゴ)
藤戸佑飛(フジトユウヒ)
もくじ
テレビや2.5次元作品でも活躍中! 関西生まれの劇団Patch
[🎂]劇団Patch結成7周年㊗️
本日4月27日(土)は、#劇団Patch 結成7周年🥳🎉
皆さまのおかげで、7周年を迎えることが出来ました。
8年目も #必死のパッチ でお届けいたします😆💨
今後とも、劇団Patchの応援を宜しくお願いいたします。劇団Patch・スタッフ一同 pic.twitter.com/YhJLB3eXfr
— 劇団Patch【公式】 (@west_patch) April 27, 2019
まずは基本情報から確認していこう。劇団Patchはワタナベエンターテインメントに所属する、“関西版D-BOYS”。
2012年に結成され、結成当初から参加する1期生から、2019年現在では4期生までの12人が所属している。
メンバーは、劇団Patchの看板を背負って2.5次元作品をはじめとする外部舞台や映像作品で活躍中だ。
俳優にそれほど詳しくなくとも、舞台『刀剣乱舞』に出演した納谷健、ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」に出演した近藤頌利、2020年1月に舞台「憂国のモリアーティ」への出演を控える松井勇歩など、その名前をどこかで目にしたことはあるのではないだろうか。
それぞれ多忙なスケジュールではあるが、彼らの軸でありホームである劇団公演・Patch stageを毎年コンスタントに上演している。
そんな彼らの魅力を、分かりやすく3つのポイントに絞って紹介してみよう。
劇団Patchの魅力①〜魅せて、成長してまた魅せる! 天井知らずの演技力〜
「カーニバル!×13」
東京公演の興奮も冷めやらぬ中、
いよいよ明日、大阪公演開幕‼️もっと沢山の方に観て頂きたいので、告知動画を作りました✨
(ネタバレ少しありのフルver.はYouTubeへ)これを見て観に来たくなって頂ければ‼️×13#カーニバル13https://t.co/HkAolZFgZP pic.twitter.com/LAcwMSS4BQ
— 劇団Patch【公式】 (@west_patch) November 5, 2019
やはり彼らは劇団。演技が魅力的でなくては始まらない。
オーディションの末、劇団Patch所属の座を勝ち取ったメンバーの実力は、わざわざ言うまでもないかもしれないが、あえて言おう。とても高い、と。
入団時点で演技経験があった者、そうでない者。経歴は様々だが、いわゆる少年漫画の主人公のように“のびしろのパワー”がとてつもないのだ。
家族のように心を裸にして付き合える仲間たちと切磋琢磨できる環境が、前前作より前作、前作より今作、そして今作より次回作、と観客の期待を超えるものを生み出しているのではないだろうか。
劇団公演の合間に、外での仕事が多いというのも、彼らの進化を支えている。
先日インタビューした際、近藤もこの点を熱く語っていたのが印象的だ。
それぞれが、自分の仕事で得てきた経験値。それを仲間であり、ある意味ライバルでもあるメンバーに、芝居としてぶつけて高めあって形にしていく。
芝居に対して真摯な彼らだからこそ生まれるサイクルによって、加速度的にPatch stageの濃度が上がっていくのだ。
なので、まずは気軽に1作品パチステを観てみよう。1作観てみると、「おっと、次はどんな作品でくるんだ?」と、気がつけば劇団Patchの公式Twitterをフォローして次回作の情報解禁を待っていることだろう。
劇団Patchの魅力②〜笑いでも魅せる、それが関西の流儀〜
Patch stage vol.13
「カーニバル!×13」大阪公演2ステ目
無事終了致しました‼️ご来場ありがとうございました✨
そして本日はアフターイベントにて、
井上拓哉の生誕祭でした。サプライズ成功🎉
幸せそうで良かったです😊#カーニバル13 pic.twitter.com/FFQzw402Cx
— 劇団Patch【公式】 (@west_patch) November 7, 2019
ポテンシャルの高さを見せつけてくれるのはなにも芝居だけではない。
素になったときの、関西のお兄ちゃんたちによるボケ&ツッコミときどきツッコミ不在で大暴走なトークに魅了されているファンも多い。
メンバーによる生放送やラジオでは、仲良すぎでは!? と驚くくらいの絆を垣間見ることができる。
会話の端々からは、劇団を“我が家”ととらえ、そこを根っこにして日々の活動に励んでいる様子がうかがえ、それもまた好感度アップにつながっている。
メンバーのPatch愛。それもかなり大きな愛。この愛はきっと彼らの原動力でもあり、ファンの応援の原動力にもなっているのだろう。
2019年12月、彼らの家族感を肌で感じられるファン感謝祭『劇団Patchのパッチこーい!! vol.4 ~パチベンジャーズ全員集結!! 2019年のエンドゲーム!!~』の開催が決定している。
舞台DVDのバクステから再生して、バクステきっかけで作品や俳優にハマりやすいという読者もいるだろう。
そんな人は、パチステを観る前にこのイベントに足を運んでみるのがいいのかもしれない。
メンバーの個性も一気に覚えられて、順調に沼にはまれるのではないだろうか。
劇団Patchの魅力③〜制作者としての顔〜
Patch stage vol.13
「カーニバル!×13」今回も小道具は星璃と吉本の製作‼️
休憩時間にコツコツと。
ちょっと邪魔するとこうなる。#カーニバル13 pic.twitter.com/QoJrOgdlVe
— 劇団Patch【公式】 (@west_patch) October 24, 2019
2.5次元作品と劇団Patchの作品。一見すると、原作の有無くらいしか違いがないようにみえるかもしれない。
しかし大きな違いは、出演者であるメンバー自ら積極的に作品作りに関わっていく点だ。
スタッフクレジットをよく見てみると、そこにはメンバーの名前がある。
先日千秋楽を迎えたPatch stage vol.13『カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!』では、OP構成と殺陣を星璃が、小道具作成を彼と吉本考志が担当していた。
ほかにも、作品によっては衣装補佐や宣伝美術にメンバーの名前が入っていることも。
次はどんな作品を上演したいか、その話し合いも彼らが中心となって制作されていく。
つまり、それだけ観客は彼らが作りたかった世界をダイレクトに共有してもらえるということだ。
これはやはり彼らが劇団であることの強みであり魅力だろう。
出来ることは自分たちで。そのポリシーにのっとり、時間の都合がつく場合は普通にスタッフとして物販に立っていることもある。
2.5次元作品に慣れているとかなり驚くかもしれないが、この場面に遭遇してもまずは深呼吸を。落ち着いて、かつ後続の物販列の迷惑にならないように買い物をしながら合間に少し感想を伝えてみてはどうだろうか。
最近元気がない? 落ち込んでる? ーーそうだ、劇団Patchを観よう
作品を楽しむという点では、原作があってもなくても、2.5次元作品でもそうでなくても、違いはないだろう。
観劇後、元気になって、少しでも気持ちが軽くなっていてほしい。そんな劇団Patchらしい作品を届けたい。
先日のインタビューでメンバーが繰り返し口にしていた言葉だ。
劇団Patch初心者の人も、ぜひ勇気をだして元気をもらいに行ってみてはどうだろうか。
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