劇団Patchの次回作Patch stage vol.13『カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!』の見どころに迫るビジュアル撮影現場レポート&ソロインタビュー第2弾。
今回はPatch stage初座長を務めることになった田中 亨に、作品への思いや先輩・松井勇歩との関係性などについてじっくり話を聞かせてもらった。
ーービジュアル撮影を終えて、いかがでしたか?
あらかじめデータでは見てたんですけど、実際にメイクをして衣装を着るとやっぱり気分があがりますね。
本番への楽しみが一気に倍増しました。
ーー今作は松井さんとダブル主演というポジションですが、それについて聞かせてください。
不安な部分は少しありますが、それよりもわくわくというか楽しみというか。
いろんなことを稽古でチャレンジして失敗して、それを繰り返しながら本番に向けていい作品をつくれたらなと思っています。
座長……ですね。僕、実は引っ張るのってすごい苦手なんですけど。
なんとか先輩と力を合わせて、みんなでいい方向を向けるように頑張っていけたらなと思っています。
ーー今回演じる浦という役どころについて教えて下さい。
心優しい無垢な少年なんですけど、ちょっと謎な部分がある役です。
これまでPatch stageでは僕は少年役がけっこう多かったんですが、いままでの引き出しを開けるんじゃなくて、また違った少年像を稽古で模索していけたらいいなあと思っています。
ーー楽しみにしているシーンなどありますか?
やっぱり殺陣ですね。劇団員の星璃くんが殺陣師としてずっと殺陣をつけてくれてるんですけど。
Patch stage vol.11『JOURNEY-浪花忍法帖-』で殺陣をやったとき、すごく楽しかったんです。
だから、また星璃くんの殺陣ができると思うとワクワクします!
今回もがっつり殺陣があるみたいで、しかも今回は日本刀だけじゃなくっていろんな武器があるので、殺陣のバリエーションも多くなりそうなんです。
そのなかで僕はどう立ち振る舞っていこうかな、と。
まだ浦がどの武器を使うのか、いまの段階ではわかんないんですけど、やるならやっぱり刀がいいなあと思っています。
僕、中学の頃にボクシングやっててアクションに憧れがあるので、芝居だけじゃなくそういった殺陣の部分も練習してうまくなっていけたらなと思っています。
ーーデスマッチを描く作品ですが、劇団Patch内でデスマッチが起きたらどう行動しますか?
え〜、どうしよ……。後ろから襲う(笑)。
逃げつつ、誰かと誰かがバトルしてたら、後ろからそっと叩きにいこうかなって(笑)。
真正面からは怖くてできないので。
とくに近藤頌利君とかはいつも何してくるかわかんなくって、すれ違う度に身構えているので、彼は要注意ですね。
ーー今後Patch stageでやってみたい作風・テーマはありますか?
どエンタメのときもあるし会話劇のときもあるし。まだ「やってないのあるかな?」って考えたときに、学園ものとかスポーツものとかかなって。
殺陣とかじゃなくてそういう作風でもPatchらしさを出せるんじゃないかなって思います。
でもやっぱりPatchだったらエンタメ寄りの作品というか、わちゃわちゃしてるのが好きですね。そういう作品だと、そのまま劇団の魅力につながってると思うので。
ーーこれから挑戦してみたい役どころはありますか?
引っ張られる役や受け身の役どころが多かったんですけど、発信というかみんなを引っ張る役っていうのはチャレンジしてみたいなと思っています。
今回は主演ですが、巻き込む主人公なのか巻き込まれる主人公なのか。観てくださる方には、そこらへんも「どんな役なのかな」って楽しみにしていてもらいたいです。
ーー松井さんとのシーンが多いそうですが……。
Patch stage vol.10『羽生蓮太郎』のときに勇歩くんとがっつり絡むシーンがあったんですけど。
こんなに絡むのそれぶりちゃうかなっていうくらい。3年ぶりくらいとかかな。
なので、今回勇歩くんとのシーンが多くなるっていうのが単純に嬉しくって。
でも3年前とは、僕自身も変わっていると思うし、役の関係性も違うところがあるので、その変化をどう見せるのかっていうのを、勇歩くんと話し合いながら本番に向けてつくっていきたいです。
『羽生蓮太郎』の反響が当時大きかったので,みなさんの期待を超えられるようにシーン作りをしていきたいと思います。
ーー松井勇歩さんは田中さんにとってどんな先輩ですか?
すごい尊敬している先輩です。
あと、アメとムチがはっきりされている方というか。
普段おちゃらけている感じだったりするんですね。でもふたりでお茶しに行くと、がっつり真剣な話をしてくれますし、芸能界のアドバイスとかもくれたりして。
「みんなの前ではその顔見せへんのに、なんでぇ?」って、なんかギャップ萌えみたいになっちゃいます(笑)。
ーー最後に作品を楽しみにしているファンの方へのメッセージと、意気込みをお願いします。
Patchのなかで1番年下でキャリアもないんですけど、今回主演になって……。
初めての主演で大阪のABCホールに立たせてもらうんですけど、劇団Patchのオーディションでグランプリ獲ったのもABCホールだったので、会場にも思い出があって。
お客さんにもその当時のオーディションのときの僕と今回主演で立たせていただく僕とを対比じゃないですけど比べてもらったときに、成長したなって思わせる主演でありたいです。
観に来てよかった、明日も頑張ろうって終演後思ってもらえる作品にしていこうと思っているんで、ぜひ観にきてください!
あふれる思いを言葉にまとめきれずウンウンと唸るフレッシュな一面も見せてくれた田中。
最後締めの言葉を言い切ると「なんとかまとまり……ました? 次までに修行せんと」と小さくつぶやいていたのが印象的だった。
初座長となる田中を主演に据えたPatch stage vol.13『カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!カーニバル!』は10月31日初日を迎える。
主演の田中 亨にとってもたくさんのチャレンジがつまった今作をお見逃しなく。
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