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【ペダステBD発売記念イベレポ】糠信泰州・秋葉友佑らが「テンション制限解除ゲーム」で大盛り上がり

2019年11月30日、浅草花劇場で、舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇〜制・限・解・除(リミットブレイカー)〜Blu-ray&DVD発売記念イベントが開催された。

イベントには本作品に出演した糠信泰州(小野田坂道役)、百瀬朔(鳴子章吉役)、鯨井康介(手嶋純太役)、原嶋元久(鏑木一差役)、河原田巧也(泉田塔一郎役)、富永勇也(葦木場拓斗役)、杉山真宏(真波山岳役)、阿部大地(水田信行役)、秋葉友佑(東堂尽八役)の9名が登壇し、ファンと共に5月の公演を振り返ってトークやゲームを楽しんだ。

今回はリリースイベント2部の模様をお届けする。

公演中の裏話もたっぷりトークコーナー

イベントはまずトークコーナーからスタート。事前にキャストに対して行われたアンケートの回答が紹介され、それについてトークをするという内容となっていた。

1つ目のお題は「いつも袖で見ていた好きなシーン」ということで、それぞれのキャストが自分の出演していないが好きなシーンについてトーク。座長である糠信は「新開悠人(飯山裕太)がゴール前でスプリントに目覚めるシーン」を挙げた。このシーンのかっこよさに触発されてこのあとのシーンを走りきったとのことだ。このシーンを舞台上で見ていた富永も「日に日にジャンプ力が上がる」と悠人を演じた飯山へ称賛の声を送った。

百瀬は打って変わって「河原田のたーちゃんがわちゃわちゃしてるシーン」と、ペダステお馴染みの日替わりシーンに言及。舞台袖ではなく一緒に出演しているシーンで、オチもわかっているはずなのに、毎回面白いと語った。

富永は「ダイジェストの手嶋と古賀の合宿レース。手嶋と真波の山岳賞争い」を挙げた。ペダステの熱いところが詰まっているという富永の説明には舞台上のキャスト一同も大きく頷いていた。秋葉は、真波を演じる杉山が舞台袖からステージ上に出る前に「絶対見ててくださいよ」と念押ししてきたという裏話を披露。東堂を演じる秋葉が見ていてくれることが演じる上でのパワーになったとのことだった。

続いて原嶋が選んだのは「冒頭の回想シーン終わりの古賀さんの芝居」。ダイジェストが終わり、他のキャストが着替えている間を繋ぐように古賀(本川翔太)が一人芝居をするというシーンだ。キャスト陣も毎公演楽しみにしていたようで、着替え終わって出られるはずのだが、このシーンをもっと見たくてなかなか出なかったという裏話が明かされた。

河原田は「葦木場のクラシックが鳴ってから山岳賞を取りに行くシーン」について熱く語った。「ペダステという作品は、熱く熱くというのが前提にあるけれども、葦木場の盛り上がるシーンは意外と静か」と葦木場の静かな情熱に深く感じ入ったようだ。レースを共に戦った水田は「無言の圧力(プレッシャー)ってあるんだなと思うくらい、みんなが後ろに来たとき逃げないと殺されると感じた」と公演を振り返った。

他にも「今泉と鳴子のハイタッチ」や「ダイジェストで鏑木がペダルを踏む音と演技が絡み合ったシーン」と好きなシーンの話題は尽きず、ステージ上のキャストのトークもヒートアップしていった。

2つ目のお題は「公演期間中の裏話」ということで、稽古中や公演中のキャストの様子が語られた。杉山は大阪公演で猪野広樹(今泉俊輔役)・百瀬の部屋でゲーム大会が行われていたことを紹介。取り憑かれたようにやっていたそうで、向かいの部屋にいた鯨井は「ゲームをしていた部屋がうるさい」とその盛り上がりっぷりを証言した。

鯨井は八島諒(青八木一役)から「今回、康介さんとの仲をさらに深めることができました」と告げられたことを挙げ、「なんて可愛いんだろうこの子は」となったそう。6作品を共に作り上げてきた八島について「弟分だと思ってたんだけど、今は倅(せがれ)って呼んでます」と仲の良さをアピールした。

阿部は「全員が走っている人のサポートをやっていく素晴らしい座組み」と助け合うカンパニーの良さを語った。物語の上では競い合う総北高校と京都伏見高校だが、舞台裏では総北メンバーが阿部の足をマッサージをしてくれたり、扇風機の風を当ててくれたりしていたというエピソードを披露。「サポートに回れる時があったら全力でやってあげよう」と思ったそうだ。

裏話はイベントに出演していないキャストについても及び、秋葉は巻島裕介役の栁川瑠衣が本番期間が進むにつれて「クハッ」しか言わなくなったという裏話を明かした。役のことが大好きで、笑い方も巻島らしくなっていったと、栁川がどんどんキャラクターに入り込んで行った様子がキャスト陣の口から語られた。

キャストと役柄のギャップがいちばん大きいのは誰? Q&Aコーナー

続いてキャストに対して会場のファンから募集した質問に答えるQ&Aのコーナーがスタート。

最初の質問は秋葉に対する「真波より東堂の方がモテる、かっこいいと思うところがあったら教えてください」だった。秋葉は「大人の魅力ですかね」と即答。余裕があるようなところがモテるのではと自身が演じた東堂の魅力を分析した。

続いては「真波君といえば天使のイメージですが、杉山君自身は天使と悪魔どちらですか?」という杉山に対する質問。隣に座る富永から「悪魔だよね」という声が飛ぶ中、杉山自身も自分のことを「悪魔」だと評した。

百瀬に対しては「鳴子の関西弁の台詞は朔くんの関西弁とそんなに違わないのでしょうか。それとも大阪と兵庫で違って大変な部分もあったのでしょうか」という質問が読み上げられた。「(自分のことを)ワイとか普通言わないでしょ」と鳴子の関西弁にツッコミを入れつつ、自分が演じる時よりもタケさん(御堂筋翔役の林野健志)から京都弁について聞かれた時の方が大変だったと振り返った。

「実際の原嶋さんはお兄ちゃん気質のイメージですが、4人兄弟の末っ子で唯一の1年生メンバーの鏑木を演じるにあたって大変だったことはなんですか?」という質問に、原嶋は「ないですね」と即答。年を重ねるに連れてキャラクターは周りが作ってくれると気づいたことを語り、苦労したことはないと断言した原嶋にキャスト陣も感心したようだった。

富永へは「当初の公演と比べて変化したことはありますか?」という質問が読み上げられた。「常にその時の自分の全力でやっている」という素直な気持ちと「その全力が常に更新されていればいい」より良い姿を目指す真摯な面が垣間見えた。

座長の糠信へは「総北メンバーの中で一番第一印象とギャップがあったメンバーは?」という質問。糠信は古賀公貴役の本川翔太を挙げると、「役と同じく真面目で固い人だと思っていたが、想像以上に気さくな人だった」と語った。「古賀っぽくないな」という糠信の発言にキャスト陣から笑いが溢れ、キャラクターと役者のギャップが大きいという点には全員頷いていた。

かっこいいコメントをしたいと意気込んだ鯨井には「本編だけではなく日替わりでもバトルが生じていましたが、あれは何があったのですか?」という質問が。思わず会場からも笑いが起こった。かっこいいコメントをすることには断念した鯨井だったが、やる気満々の八島がやったことと、公演の裏話を披露した。

「東堂様ファンの女性の中で彼女にしたいのは誰?」という質問に対して、秋葉は「ばしざきさん本当に素敵だな」と兼崎健太郎(銅橋正清役)の演じた女性を挙げた。秋葉が大福を買っていこうとしたところ、兼崎も同じく大福を買ってきており「どっちも買ってきちゃったね」という言葉にきゅんしたというエピソードには、周りのキャストから「それは兼ちゃんが好きなんじゃない?」というツッコミが入った。

原嶋は岸神小鞠役の天羽尚吾の名を挙げた。歩く姿が可愛く「あの時だけ視力落ちます」と熱くあもちゃん(天羽尚吾)の良さを語った。

「初めて水田君のウィッグをつけたとき、どう思いましたか?」という阿部への質問には、「サーファーに見えた」という意外な回答。撮影前に江ノ島に行き、少し日に焼けてしまったせいで自転車というよりサーフィンをしてそうだったとはにかみながら答えた。

「テンション制限解除ゲーム」で舞台上も客席も大盛り上がり

続いては「テンション制限解除ゲーム」と題したゲームへ。指定された台詞を、前の人よりもテンションを高くして順番に言っていくというゲームで、テンションが前の人よりも低いと判定された場合はアウト。罰ゲームが待っている。くじ引きでトップバッターは河原田と決まり、ゲームスタート。

最初のお題は「東堂さまー!指さすやつやって〜!」という公演おなじみの台詞。一発目からやや高めのテンションでスタート。続く富永、杉山もそれを超えるテンションで乗り切っていく。秋葉は自身が着ている膝が大きく開いたダメージジーンズも使って、”ジーンズの膝が破れるほどのテンション”を表現。会場からは大きな笑いが起こった。

続く阿部も腿まで服をたくし上げてさらに高いテンションをアピール。5人目の原嶋もかなりのハイテンションだったが、鯨井が審議の声を挙げ、多数決でセーフかアウトかを決めることに。「(次の)鯨井さんのが見たいでしょ?」という原嶋の言葉に心が揺れるキャスト陣だったが、多数決の結果でアウトとなった。

罰ゲームはハイテンションモノマネということで、原嶋は今泉の「外れろ、外れろ、外れろ、外れろリミッター!」という台詞をモノマネすることに。原嶋の熱演に会場からは拍手が起こった。

2回戦は鯨井からスタート。お題は「景色が良かったんでな!ティーブレイクしてたんだよ!」という手嶋の台詞。鯨井、百瀬、糠信とテンションを挙げていく中で、順序が一回りし河原田の番に。ここでテンションについて審議の声が上がり、箱根学園(ハコガク)メンバー全員で罰ゲームをすることになった。

罰ゲームのお題は本公演でもおなじみの自動販売機と言うことに。糠信が飲み物を買いに行くと、それぞれの自動販売機がハイテンションで面白い商品名を言うというシチュエーションが設定された。4人によるモノマネに会場は笑い声に包まれた。

最新作への意気込みも十分

イベント終盤では14作目となる次回公演について告知された。次回作、舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇FINAL~POWER OF BIKE~では、とうとう3日目のゴール、新インターハイ編の結末が描かれる。

糠信は「それぞれのキャストが今まで公演を通して培ってきた熱い思いを全力で、この舞台で皆さんに届けたいと思います」と意気込みを語った。

最後にキャストからファンへ一言ずつメッセージが送られた。河原田は「キャスト一同、スタッフ一同とても気合いの入った作品になると思います」とコメント。原嶋も「前作を超えてお客さんの期待も超えていきたい」とインターハイの最後への想いを語った。

百瀬は猪野から預かったというコメントを代読。猪野から舞台上手端の人へ一発芸のリクエストがあり、舞台上手端に座っていた秋葉は最後に一発芸を披露し、会場を沸かせた。

糠信は、「自転車に対する思いってキャラクター全員違っていて、例えば去年の雪辱を果たしたいとか、自転車を通してみんなと繋がりたいとか、それぞれが違う想いを熱く抱えています。それを形にして汗水垂らして走る。この気持ちのぶつかり合いっていうのがこの舞台では本当に熱くて皆さんにも伝わっていると思います。」とペダステの魅力を振り返った。

新作「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇FINAL~POWER OF BIKE~」、は2020年2月21日(金)より天王洲 銀河劇場で東京公演が、2月27日(木)よりメルパルクホール大阪で大阪公演が開幕する。12月2日よりローソンチケットプレリクエスト先行および銀河劇場先行(東京公演のみ)がスタートするので、新インターハイ篇の結末を見に是非劇場へと足を運んで欲しい。

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舞台『弱虫ペダル』最新作からオフィシャルレポート・舞台写真が公開

5/9(木)に行われた、舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除(リミットブレイカー)ゲネプロ、及びオフィシャル会見のリポートが公開された。

舞台『弱虫ペダル』は、気鋭の演出家・西田シャトナーが、独自に生み出した表現技法“パズルライドシステム”を駆使し、舞台化不可能と言われていたロードレースという自転車競技を臨場感溢れる表現で舞台化させた人気作。

第13作目となる今回は、インターハイ1日目に全てのゼッケンを獲得し王者復格を狙う箱根学園(ハコガク)と、挑戦者として闘う総北、京都伏見の熱い戦いが繰り広げられるインターハイ2日目のゴールまでが描かれる。

新たに小野田坂道 役:糠信泰州、水田信行役:阿部大地、巻島裕介役:栁川瑠衣、東堂尽八役:秋葉友佑と注目のキャストも加わり、ますますパワーアップした“ペダステ”をたっぷりと体感できる作品だ。

東京公演は絶賛公演中で5/19(日)まで北千住シアター1010、5/25(土)から26(日)までは大阪岸和田の浪切ホールで上演される。当日券やリピーターチケットなども発売されるので、男たちの熱い勝負をぜひ生で体感してみてはいかがだろうか。

ゲネプロレポート

2日目インターハイのステージは最後の山岳・榛名山へと突入。

メンバーが散り散りとなった総北だったが、小野田・今泉が全力で追い上げ、山岳ライン2km手前で先頭集団に追いついた。総北高校、箱根学園(ハコガク)、京都伏見の三つ巴の闘いの中、山岳賞の証である“赤ゼッケンへの勝負を仕掛けたのは京伏の御堂筋・水田とハコガクの葦木場・新開悠人だった…!!

山岳勝負後、葦木場に背中を押されゴール前争いに飛び込んだ新開悠人。葦木場との思い出を胸にジッパーを上げゴールを狙う。総北からは、小野田に背中を押された今泉がエースとして先頭に食らいつく。今泉、新開、御堂筋は三つ巴となりゴール直前の直線スプリントに入る。三者譲れぬ勝負の行方は…!?

そして2日目インターハイが終わり、最終日を前に居ても立ってもいられず、夜の坂を走りに出かける小野田。そこで小野田が偶然出会ったのは、昨年度インターハイで伝説の勝負をした総北・ハコガクの卒業生、巻島裕介と東堂尽八の2人だった…!!

ハンドルだけを手に走るという斬新な技法と役者の熱量、“パズルライドシステム”を駆使することで見事に自転車の滑走感とまるでその場にいるような臨場感を表現した同作。演出・脚本の西田シャトナー氏ならではの遊び心満載のコミカルなシーンも入り、見ごたえたっぷりの内容となっている。

キャストコメント


小野田坂道 役:糠信泰州

①みどころ:
ひとつは真波くんを置いてゴールに向かっていくシーンで、もう一つは巻島さん・東堂さんと一緒に走るシーンです。この2シーンは、小野田が3日目に活躍するために、気持ちの変化が生まれ、成長するシーンだと思います。
②リミットブレイクする時:
初舞台・初座長ということで、今回「ペダステ」のステージに立たせていただいて、今まで自分の経験したことのない未知の世界を歩いている、まさに今この瞬間です。経験を積みながら「ペダステ」をさらに良くできるように頑張ります。
③お客様にメッセージ:
舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除~は今回で13作品目となり、たくさんの偉大な先輩方が今まで築き上げてきたものがあります。僕もそれを次に繋いでいくために、小野田坂道という役を大切にして、“リミットブレイク”して、全力で千秋楽までやり切りたいと思います。

今泉俊輔 役:猪野広樹
①みどころ:
今回は総北高校・箱根学園・京都伏見3校のエース同士が戦うのですが、それぞれが「勝たなければいけない理由」や「走らなければいけない理由」が明確に描かれているので、そこに注目してみていただければと思います。
②リミットブレイクする時:
サッカーゲームをよくやるのですが、ゲーム内で世界ランクに入るほどやりこんでいます。ただ、たまに負ける時が心の底から悔しいので、その時はお財布の紐をリミットブレイクして、、、課金しています(笑)。
③お客様にメッセージ:
レースに参加するので、「ペダステ」の洗礼をきちんと受けて、他のキャストやカンパニーのメンバーに支えられながら、死に物狂いで走っています。また、それぞれの役の見せ場がたくさんございますので、それを楽しんでいただければと思います。

鳴子章吉 役:百瀬朔
①みどころ:
鳴子章吉という役は、前作からチームを置いて、一人で先頭集団に追いすがっているというところで終わりました。そこからの展開が、鳴子を含めて熱いので、そこを観て下さい。
②リミットブレイクする時:
僕は納豆が苦手なので、それをリミットブレイク(克服)したいと思っています。実は、前回公演の時から、猪野広樹くんが納豆を5パックぐらい買ってくるんですが(笑)、それをやめさせたいと思っています。僕が納豆を克服するか、猪野くんにやめさせるか、どちらかですね!(笑)
③お客様にメッセージ:
今作は、インターハイ2日目の最後まで行く…ということで、楽しんでいただけるかと思います。そして会見に巻島・東堂の二人がいるということで、原作漫画をご存じの方は”あのシーン”も楽しみにしていただければと思います。

新開悠人 役 飯山裕太さん
①みどころ:
新開悠人として、兄・隼人へのコンプレックスをどう乗り越えて成長していくかが見どころです。そして、様々なキャラクターの人が本役以外でたくさん出てきます。そこもペダステの魅力の一つだと思うので、注目して見てもらえればと思います。
②リミットブレイクする時:
普段は人見知りで緊張しいなところがありまして、お客さんの拍手をいただいた瞬間とかに人見知りな自分がリミットブレイクして、素直に役に向き合える瞬間があります。なので、舞台上に立っているときが”リミットブレイク”出来ている瞬間です!
③お客様にメッセージ:
約一年ぶりの「ペダステ」で、楽しみにして下さった方がたくさんいらっしゃると思います。”これがペダステだ!”って満足して頂ける作品になったと思います。皆さんの五月病を吹っ飛ばす勢いで僕らも一生懸命走っていきますので、劇場でお待ちしております。

御堂筋翔 役 林野健志さん
①みどころ:
御堂筋としては、2年目のゴールをどういう結果を迎えるか、というところを楽しんでいただければと思います。「ペダステ」としては、前作、前々作からタスキを繋いでいる、この”2年目のレース”がゴールを迎えるので、そのいろんな思いが詰まったゴールを目の当たりにして、何か感じていただけたらと思います。
②リミットブレイクする時:
御堂筋を演じている時は、かなり非日常的な自分だと思うので、舞台上で御堂筋として演じている時が、リミットブレイクしている瞬間です。あとは、関西出身の人の前で、関西弁で台本を読まないといけないので、その時には(自身の)リミッターが外れています(笑)。
③お客様にメッセージ:
「ペダステ」の公演は約一年ぶりとなりますが、かなりパワーアップしています。
それを観に劇場に来ていただき、楽しんでもらえればと思います。

巻島裕介役:栁川瑠衣さん
①みどころ:
今作の見どころは、OBの先輩たちが久しぶりに出る作品となります。クライマー2人の熱いレースシーンもあるので、ぜひそこを見ていただければと思います。
②リミットブレイクする時:
僕は焼き肉が大好きなのですが、ここぞ!という時はリミッターを外して、焼き肉を食べます。(何だそれ!笑 とツッコミが入る)
③お客様にメッセージ:
1秒1秒毎シーン全部熱くて楽しいので、どのシーンもぜひ見逃さずに楽しんでください。

東堂尽八役:秋葉友佑さん
①みどころ:
巻島と東堂のレースシーンもですが、僕たちの演じる”女子ギャラリー”という役どころも、“らしさ”が出ているのでお楽しみいただけたらと思います。
②リミットブレイクする時:
初めて「ペダステ」に参加させていただくのですが、走る体力や脚力など、稽古場でかなり“リミットブレイク”できました。
③お客様にメッセージ:
久しぶりのOBである先輩2人の登場ということで、僕たち自身もこの作品を盛り上げるために全力で走っていきたいと思います。

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1年越しの舞台『弱虫ペダル』が開幕!初座長の糠信泰州「今まさにリミットブレイク(制限解除)している」

舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除(リミットブレイカー)~が5月10日に開幕する。今回は、開幕に先駆けて行われた囲み会見と公開ゲネプロの様子をお届けする。

舞台『弱虫ペダル』は、2012年に初演から演出家・西田シャトナー氏考案の「パズルライドシステム」という表現技法により多くのファンを魅了している人気舞台シリーズ。

※パズルライドシステム…ロードレースをハンドルのみで表現したパワーマイム(パントマイム)のこと。

シリーズ13作目となる本作では、2018年3月に上演された「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~箱根学園王者復格(ザ・キングダム)~」の続きから描かれる。

主人公・小野田坂道役の糠信泰州、巻島裕介役の栁川瑠衣、東堂尽八役の秋葉友佑、水田信行役の阿部大地の4名の新キャストを迎え、ますますヒートアップした熱いロードレースが繰り広げられた。

ストーリーは、インターハイ2日目の最後の山岳ステージへと突入した場面からスタート。

メンバーが散り散りとなってしまった総北だったが、小野田(糠信泰州)・今泉(猪野広樹)が全力で追い上げていく。

2人が先頭集団を走る総北の鳴子(百瀬朔)と、箱根学園・京都伏見を捉えたあと、いよいよ山岳リザルトへと差し掛かる。

山岳賞獲得に向けて3校が三つ巴の熱戦を繰り広げる中、とにかく勝利に対して執念深い京都伏見の御堂筋翔(林野健志)は“とある作戦”を仕掛けていく――。

キャスト陣の必死な表情、そして額から、全身からほとばしる汗。止まらない、決して止められないペダルを高速で漕ぐ足。

チーム戦でありながら、個人競技とも言えるロードレース。己のため、メンバーのために「優勝」という2文字に向けて一瞬の判断が求められるレース中の緊迫感に息を飲んだ。

主役校の総北学園のみならず、ライバル校の箱根学園や京都伏見のメンバーが見せる熱い思いにも心がグイグイ揺さぶられる。

息を飲む熱戦のシーンだけでなく、クスッと笑えるコミカルなシーンも見どころのひとつである本作。

箱根学園の卒業生であるエースクライマー・東堂尽八を取り囲む女子ギャラリーをキャスト陣がキャピキャピ演じる光景には、面白さと尊さ(?)が入り混じった複雑な感情を覚えた。

本作で初座長・初舞台に挑んだ小野田坂道役の糠信泰州。素直で、謙虚で、チームを愛する坂道を全力を演じるその姿に、心打たれる人も多いだろう。

さらに熱気を帯びてパワーアップした、1年ぶりの舞台『弱虫ペダル』は東京・北千住のシアター1010で5月10日(金)〜19日(日)まで、大阪・浪切(なみきり)ホールで5月25日(土)~5月26日(日)まで上演される。

この臨場感と熱量を、ぜひ劇場で体感してみてはいかがだろうか。

囲み会見コメント

ゲネプロ前に行われた囲み会見には、糠信泰州、猪野広樹、百瀬朔、飯山裕太、林野健志、栁川瑠衣、秋葉友佑が登壇。

1年ぶりの上演となるペダステ開幕を間近に控え、熱い意気込みを語った。

――まずは役名・名前、今回ご自身の役の見所をお話しながら自己紹介をお願いします。

糠信泰州(小野田坂道役):小野田坂道役の糠信泰州です。見所のシーンとしては2つあります。1つは真波山岳くんとゴールに向かっていくシーンと、もう1つは巻島さんと東堂さんと一緒に走るシーンです。

この2シーンが3日目に小野田が活躍するための一番成長したなあと思うシーンで、小野田の気持ちの変化など見所がたくさんあるのでよろしくお願いいたします。

猪野広樹(今泉俊輔役):今泉俊輔役の猪野広樹です。今回3校と戦う、3校のエース同士と戦うんですけれども、それぞれ勝たなきゃいけない理由、走らなきゃいけない理由が明確に分かれていますので、そこに注目して見ていただければなと思います。

百瀬朔(鳴子章吉役):鳴子章吉役の百瀬朔です。僕の鳴子という役は前作から1人でチームを置いて先頭集団に縋っていくというところで終わったと思うんですけど、そこからの展開が僕的に熱い展開だと思います。

鳴子自身もすごいかっこいい熱いと思うのでそこを見ていただければなと思います。

飯山裕太(新開悠人役):新開悠人役の飯山裕太です。僕個人としては新開悠人として兄へのコンプレックス、そこを成長してどう飛び越えていくか。

それとは別に色んなキャラクターの人たちが色んな役でモブキャラとかでたくさん出てきます。そこもペダステの魅力の1つだと思うので色んなところに注目して見ていただいたらなと思います。

林野健志(御堂筋翔役):御堂筋翔役の林野健志です。御堂筋としてはずっと身を削って削って進化を求めるその先にゴールがどういう結果を迎えるかということを楽しんでもらえたらなと思います。

舞台「弱虫ペダル」としては、この公演だけではなく前回、前々回と続いてきているこのレースをずっと襷をみんなで渡しながらゴールを迎えるので色んな思いが詰まったゴールを目の当たりにして何か感じていただればと思います。

柳川瑠衣(巻島裕介役):巻島裕介役の柳川瑠衣です。本作の見所は、やっぱり先輩たちOBによる夜中の熱いクライマー同士のシーンをぜひ見ていただければなと思います。

秋葉友佑(東堂尽八役):東堂尽八役の秋葉友佑です。見所としましては、巻島とのレースシーンもそうなんですけれども、僕たち演じる女子ギャラリーという役どころとの絡みが東堂としてのらしさがすごく出ているので、そこを楽しんでいただければなと思います。

――ご自身がリミットを解除するタイミングはどんなときでしょうか?お客様へのメッセージも合わせてお答えください。

秋葉:初めて本作に参加させていただくんですけれども、走る体力だったり足の疲労だったりそういうものを稽古場でかなりリミットブレイク出来たかなと思います。

久しぶりの先輩方の登場ということで僕たち自身もこの作品を盛り上げるために全力で走っていきたいと思います。ありがとうございます。

柳川:全然関係ないんですけど自分リミット外すときは、焼肉が大好きなんですけどここぞというときには、焼肉を食べるときはリミッター外します。

百瀬:なんだそれは。いっぱい食べるのね。

柳川:そうそう(笑)

本当に今回1秒1秒毎シーン全部見ていて楽しいのでどのシーンも楽しめると思うので楽しんでください。

林野:リミッター外すといえば、この舞台上で御堂筋として生きていることです。内側で御堂筋を演じてながら見ているので。あとは関西弁ですかね。

関西弁を稽古場で本場の関西人の前で恥ずかしげもなく、思いっきりイントネーション間違ってても最初台本読まないといけないので、そのときはもうリミット外れていますね。

前回の舞台『弱虫ペダル』から1年空いてしまいましたが、更にパワーアップしていると思います。なので、それを劇場に来て楽しんでもらえたらなと思います。よろしくお願いいたします。

飯山:リミットブレイク瞬間ですがね、僕普段結構人見知りだったり緊張しいなところがありまして……

でも、みなさんから拍手をいただいたりとか、その人見知りな自分がリミットブレイクして素直に役に向き合える瞬間が、舞台上に立っている瞬間がリミットブレイク出来ている瞬間かなと思います。

約1年ぶりの『ペダステ』ということで本当に楽しみしてくださっていたお客様がたくさんいると思います。

これが『ペダステ』だと満足していただけるように精一杯頑張って、そしてみなさんの5月病を吹っ飛ばす勢いで僕らも一生懸命走っていきたいと思いますので劇場でお待ちしております。

百瀬:僕がリミットブレイクしたい。リミットブレイクしているというよりは、したいと思うものは苦手なものを克服したいと思っておりまして。

僕が1番苦手なものが納豆なんですよね。それを克服したい、リミットブレイクしたい思っているんですけど、猪野という人がコンビニで5パックくらい買ってくるんですよね、それを辞めさせたいです(笑)。

辞めさせるか、僕が克服するか、どっちかなんですよねこれは。というところを、リミットブレイクしたいです。繋がってるかな、これ(笑)。

今作は2日目の最後までいくんじゃないかということで、色々楽しんでいただけるかと思いますし、ここにお2人がいるということは、原作が好きな方も楽しんじゃないかと思うところもあると思うので、楽しんでいただけたらなと思います。

猪野:ゲームが最近すごく好きでサッカーゲームをよくやっているんですけれども、世界ランクに入ることもあったりして、ただたまに負けるときが本当に心の底から悔しくてそういうときはお財布の紐がちょっとリミットブレイクしますね……(笑)。

本作に関しては、弱虫ペダル洗練をきちんと受けているといいますか、もう死にものぐるいで走っているので。

それを支えてくれる他の役者、カンパニー、それぞれの見せ場、たくさん見せ場がございますのでそれを楽しんでいただければなと思います。

糠信:僕のリミットブレイクしているときは、今まさにこの瞬間です。初舞台、初座長ということで今回弱虫ペダルの舞台に立たせていただいて自分の経験したことのない未知の世界を、いままさに歩いています。

そこをやっぱリミットブレイクしていって自分の経験として、そして弱虫ペダルをさらに良い方向にもっていけるように頑張っていきたいと思います。

今回リミットブレイカーが13作品目で今までたくさんの偉大な先輩たちがたくさん築き上げていったものがあってそれを僕も次に繋げていかなくちゃいけません。

小野田坂道という役を大切にして、リミットブレイクして全力で走って千秋楽までやりきりたいと思っています。劇場までよろしくお願いいたします。

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ペダステ最新作のキービジュアルが解禁 全キャラクターのビジュアルも一挙公開

「舞台『弱虫ペダル』新インターハイ篇~制・限・解・除(リミットブレイカー)~」から、新キービジュアルと全キャラクタービジュアルが公開された。

新キャストとして、小野田坂道 役:糠信泰州、水田信行 役:阿部大地、巻島裕介役:栁川瑠衣、東堂尽八役:秋葉友佑が出演し、さらにパワーアップするであろう「ペダステ」最新作に乞うご期待だ。

総北高校

箱根学園

 

京都伏見

卒業生

パズルライダー 監督:一瀬悠  河野智平  伊藤玄紀  長瀬真夏

※各キャラクタービジュアルは記事下の画像一覧に掲載

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