「北斗の拳」がミュージカル化！ 大貫勇輔がケンシロウ＆加藤和樹・小野田龍之介がトキに

漫画「北斗の拳」初のミュージカル化が決まった。日本発のオリジナルミュージカル『フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～』として、2021年12月に東京・日生劇場で上演される。

主人公のケンシロウ役を演じるのは大貫勇輔。トキ役は加藤和樹・小野田龍之介、シン役は植原卓也・上田堪大がそれぞれダブルキャスト、リュウケン役は川口竜也が務め、レイとジュウザを伊礼彼方と上原理生が回替わりで交互に演じる。なお、ケンシロウの宿敵・ラオウ役と、ケンシロウの婚約者・ユリア役、リン役、バット役などは今後発表される。

作曲は『ジキル＆ハイド』など世界中で大ヒット・ミュージカルを手がけるアメリカ人作曲家のフランク・ワイルドホーン。演出は石丸さち子、脚本・作詞は高橋亜子、振付は趙明（ジャオミン）。2021年12月に日生劇場でワールドプレミア公演開催後、国内ツアー公演を経て、2022年には中国ツアーが実施される予定だ。

原作・武論尊、漫画・原哲夫、ケンシロウ役・大貫勇輔のコメントを紹介する。

歌って踊る前に殴ってしまうのでは…とハラハラしながらも（笑）、作品で大切にしていた「宿命」と「愛」を演じていただけるとのことで、どんな切り取り方をするのか楽しみにしております♪

ケンシロウ役の大貫さんは日本人離れした体格と身体能力、あたたたたぁ～!! な高音域の歌声と退かぬ！ 媚びぬ！ 並みの踊りで、舞台はもう既に華やいでいる!!

日本のみならず世界中で長く愛される作品の主人公を演じる責任感をビシビシと感じています。お話を頂いてから原作を2度読ませていただきましたが、自らの正義と愛を貫くケンシロウのような人間に自分もなりたい、と思いました。原作には名台詞がたくさんありますが、実感を持ってそれらを言えるようにすることが課題です。ケンシロウを最後まで演じ切れる強靭な肉体を作るため、現在トレーニングを続けています。

いつかは日本から海外に進出したいと思っていたので、今回の中国公演は一つ夢が叶った思いです。中国人ダンサーとのコラボレーションも今から楽しみにしています。ワイルドホーンさんの楽曲も素晴らしく、歌うだけで泣けてくるようなメロディばかりです。ケンシロウは、歌・ダンス・芝居の全てが求められる役ですので、ダンサーとしてこれまで培ってきたことを最大限に生かし、自分にしかできない肉体表現を模索したいと思います。『フィスト・オブ・ノーススター～北斗の拳～』は、原作ファンの方にも、ミュージカルファンの方にも愛される作品にしたいと思います。

漫画「北斗の拳」は、「週刊少年ジャンプ」で1983〜1988年まで連載。最終戦争により文明社会が失われ、暴力が支配する世界となった世紀末を舞台に、北斗神拳の伝承者・ケンシロウが、愛と哀しみを背負い救世主として成長していく姿が描かれる。全世界累計発行部数1億部を超え、連載開始から35年以上たった今でも多くの読者に愛されている。