2.5次元ダンスライブ「S.Q.S(スケアステージ)」Episode 3「ROMEO -in the darkness-」が、4月25日(木)〜5月6日(月・祝)、ヒューリックホール東京(有楽町)にていよいよ上演される。
開幕に先駆けて行われた囲み取材には、(上記写真左から)「SolidS」から世良里津花役の阿部快征、村瀬大役の小林涼、「QUELL」から久我壱星役の山中健太、久我壱流役の山中翔太の合計4名が登場。
先日お送りした【前半】パートに続き、今回は【後半】パートをお送りする。
――他のメンバーについての質問です。「スケステ」共演者の中で、初対面のときと印象が変わったメンバーや、ファンが知らないであろう意外な一面を持つメンバーは?
阿部:(篁志季役の)日向野祥は、天然です。
小林:彼はもう、なんだろうね。僕は同い年ですけど、日向野の将来が心配です……。
阿部:最初は、怖い感じの人なのかなって思ったんですよ。佇まいとかオーラとか。でも今考えると、そのオーラは怖さじゃなくて不思議さのオーラだったんですね。
小林:顔はゴリゴリの男なんだけど、心はどこか乙女なんだよね。
健太:(日向野は)月日が流れるほど茶目っ気が表に出てきたよね。この前の「ツキステ。」の本番中も、なんか視線感じるな―と思って振り向くと、ロッカーの陰から半分隠れて彼がじ〜っとこっちを見てるんですよ。
僕が「え、何こわ!」って反応すると、満足そうにニヤニヤしながらどっか消えていく。
阿部:わかる! 急に壁ドンしてきて、なんも言わずニヤニヤして帰るよね。
健太:壁ドンするくせに、こっちじゃなくて向こうが照れるんですよね。壁ドンしてきた本人がひとりで「ふふっ」て感じで照れて消えていく……。え、あの人何がしたかったんだろー!?って(笑)。
翔太:日向野くんは「SolidS」のリーダーですけど、「QUELL」のリーダーのとしくん(和泉柊羽役の田中稔彦)も面白いよね。「スケステ」はリーダーがおもしろい説あります。
一同:(笑)
阿部:ずっと納豆とキムチ食べてる人ね。
翔太:そう、納豆だいっきらいなのになぜか毎日食べてる、キムチ混ぜて。
健太:稽古場でね。
翔太:おととい、としくんにLINEでお礼のメッセージを送ったんですよ。「いつもありがとう」的なことをいっぱい書いて送ったんですけど、なぜか一向に既読にならない。
なんでだろうと思って次に会ったときに訊いてみたら、「あ、知ってる知ってる。嬉しい言葉が書かれてるのは知ってるんだけど、それ見て動揺して稽古でダンス踊れなくなったら困るから、見ないようにしてる」って言われて、「なんだそれ、可愛いか!」って思いました。
一同:(笑)
翔太:それにダンス稽古で振付がわからなくなると、普通は「わかんない……」ってテンション下がるものなのに、彼はいきなり「わっかんねぇ〜〜」って言いながら手足バタバタさせてメチャクチャに踊り始めるんですよ。
なんだか自分のおじいちゃんを見ているような「ああ、可愛いなあ」っていう気持ちになります。
阿部:せとっち(奥井翼役の瀬戸啓太)は、自分から努力して変わろうとしてるよね。
健太:啓ちゃんはもともと人見知りらしいんだけど、どんどんスキンシップが増えて、最近は甘えたちゃんになってきた。
翔太:甘えたちゃんだけど、いい意味で言葉を選ぶようにもなったよね。
僕のイメージでは、最初は思ったことをすぐバンバン言っちゃうみたいな、正しいと思ったことはなんでも口に出しちゃうみたいなところがあったけど、今は相手の気持ちを理解しようとしてる。
言葉をきちんと選んで発しようっていう姿勢が見えて、啓ちゃん大人になったな、すごいな、って思います。若いってすごい、成長が怖い!
――常にちょっと変わっていると噂の中尾さん(堀宮英知役の中尾拳也)については?
小林:彼はずっと一緒です。
翔太:ブレないよね(笑)。
健太:変わらないのがいいとこだよね。
阿部:あっ。でも彼はメイクの仕方を覚えましたよ。ずっと下地を使ってなかったようなんですが、最近使い始めたみたい。
「ツキステ。」第8幕では下地をパンパンはたいて顔に塗ってました。彼の変化って他にあります?
小林:ない。俺はそもそも自分以外の7人に対して、変わったなっていう印象があんまりない。みんな出会った頃と同じだなって思ってるよ。
阿部:俺が面白くなった、とかはないですか?
小林:や、ないない。相変わらずつまんねーなーと思ってる。
阿部:ずっとつまんないのか俺、恥ずかしいな。
一同:(笑)
――自分自身が変わったなと感じる部分は?
翔太:僕は結構、出会ったばかりのときは相手の目を気にしてしまうタイプなんですが、もうこのカンパニーでは全く気にしなくなったなあと自分で思います。
自分の中で変えていった部分でもありますが、やっぱり何を言っても大丈夫という信頼関係があるからこそです。
阿部:僕は友達が増えました。ごはん一緒に食べる人が増えました。
小林:僕は、自分で変わったと感じる部分はとくにないです。
毎日、村瀬大のことだけを考えて稽古場に来ている。それはこの仕事を始めたときから変えていないスタンスで、日々それを意識して生きているだけなんです。
健太:かっこいいー! 僕も同じにしようかな(笑)。
健太:僕は「スケステ」を始めてから、日替わりネタでお客さまを笑わせることについてたくさん考えるようになりました。
Episode1の喫茶くべるから始まり、最初の頃はいっぱいいっぱいでグワーッとなってしまって、「どうしよどうしよ、公演があと何回あるから何をどうしてこうやって」みたいに必死になるばかりだったんですが、回を重ねるごとに他のメンバーの持つ面白さやアイデアに身を任せることができるようにもなりました。
QUELLのメンバーに「これどうしたらいいかな?」って相談できるスタンスになれた。変わったというか変わらざるを得なかった感じだけど、すごく良かったなあって思います。
――最後に、Episode 3「ROMEO -in the darkness-」に向けての意気込みをお聞かせください。
阿部:僕らにとって初めてのお当番回。セリフも出番も、覚えることも、Episode1〜2に比べて格段に増えています。
それらをすべてしっかり覚えて、頭で考えるんじゃなく、自分の中から自然に出るようにしていきたいです。集大成となるEpisode3には、今まで培ったものをすべて盛り込んで、ヒューリックホールの会場に僕らの世界観を作り上げたい。
観客のみなさんにその世界観を味わっていただき、夢に包まれて帰っていただきたいです。
小林:やっと、やっと、やっと! 村瀬大にフォーカスが当たります。
今まではリーダーや他のキャラクターの話がメインだったので、主役のストーリーを取り巻くメンバーとしての活躍だった。
でもやっと今回、村瀬大くんのいいところや深いところの話をしっかりお見せできる。それがすごく楽しみです。
健太:「スケステ」と過ごした1年間は、「本当に1年なの? もう5年くらいやってるんじゃないっけ?」というくらい濃密でした。
楽しかったことも、悩んだことも、千秋楽を終えてスケステロスになったことも……この8人でやってきたすべての集大成として、Episode3を成功させたいです。8人で最高の千秋楽を迎えられたらと思います。
壱星くんという存在は、僕の心の中でどんどん大きくなっていて、大きくなればなるほど双子の弟である壱流くんのことを大好きにもなっています。
壱星くんとして、「壱流のことが、何よりも誰よりも、自分のことよりも大切なんだ!」っていう思いを込めてEpisode3に臨みたいです。
翔太:2018年は、春夏秋冬いつでも壱流くんがそばにいました。
2019年になり、今回のEpisode3では髪型や衣装などビジュアルが大きく変化しましたが、僕はお客さまに「見た目だけ変わった」と言わせたくないんです。壱流くんは年齢も若いし誰よりも成長していくはずで、そういう姿をきちんと皆さんに見せたい。
お当番回ということもあり、一番大きな勝負どきだと感じています。本番までにやることはたくさんありますが、そこに「成長」というキーワードをしっかり盛り込んで本番に臨みたいです。
2.5次元ダンスライブ「S.Q.S(スケアステージ)」Episode 3「ROMEO -in the darkness-」は、4月25日(木)〜5月6日(月・祝)、ヒューリックホール東京(有楽町)にて上演される。
チーム一丸となってステージに臨むカンパニーの熱意と絆を、ぜひあなたの目にも焼き付けてほしい。
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