2021年1月22日（金）に幕を開ける『地縛少年花子くん-The Musical-』。あいだいろによる月刊「Gファンタジー」（スクウェア・エニックス刊）で連載中の人気漫画のTVアニメを原作とした舞台だ。
学校の怪談話としても知られる「トイレの花子さん」をモチーフとした同作では、主人公である“かもめ学園七不思議”の七番目・花子くんとオカルト好きのヒロイン・八尋寧々を中心としたストーリーが描かれる。
2.5ジゲン!!では、舞台初主演・ミュージカル初出演となる花子くん役の小西詠斗と、謎多き教師・土籠役の安里勇哉にインタビュー。初共演となるお互いの印象や「実はホラーは苦手…？」な一面などを和やかに語った様子をお届けする。
今回が初共演、お互いの印象は…？
ーーお二人は今回が初共演となりますね。お互いの第一印象について教えてください。
安里：まず、若くてフレッシュだな！ って感じました。それから実際に会ってお話してみたら、すごく落ち着いていていい子だなって。でもまだ気を遣っているかな？（笑）
小西：このお仕事を始める前に普通の高校生だった頃、安里さんが出演されていた舞台を拝見させていただいたことがあったんです。すごく熱くてかっこよくて…だからこうしてお会いできるのを本当に楽しみにしていました。
実際お会いしてみて、とても優しくて頼もしい先輩だなぁって感じています。実はもう、いろいろと質問させていただいていて（笑）。
ーー小西さんは演出の吉谷光太郎さんと初めての舞台ですね。安里さんはもう何度もご一緒されていますが、アドバイスはありますか。
安里：吉谷さんがどう来るかな、ということは分かっているつもりです。
吉谷さんの演出ってすごく独特なんですよ。観る人の想像を膨らませるためなんですけれど、頭の中が宇宙と言うか…初めてのキャストさんはひょっとしたらびっくりするかもしれません。
だから僕は今回、キャストの皆さんと吉谷さんの間に入ってフォローとサポートをする役目もありますね。「そこちょっと分かんないです！」とか（笑）。
小西：頼りにしています！ 吉谷さんと初めてというのもありますし、ミュージカルもダンスも初めてなので、経験豊富で尊敬する安里さんに色々なことを教えていただけたらいいなと思っています。
ーー平均年齢の若いフレッシュな顔ぶれのカンパニーですが、安里さんは最年長として皆さんにどのように接していきたいですか。
安里：そうなんですよね、最年長。僕もびっくりです（笑）。そのくらい若くて勢いのある皆さんが集まっているので、縁の下の力持ちとして皆さんを支えていけたらいいなと思っています。
でも実は僕、「こうしたいな」と前もって考えて臨むよりも、感じたままを行動に移すタイプなんです。だから今は「支えていけたら」と思っているけれど、どうなっていくのかな…？ 自分でも楽しみにしています。
最年長だけれど、一番いじられる存在になるかもしれませんね（笑）。
「小西と安里」「花子くんと土籠」の共通点
ーー土籠のキャラクターについて伺います。安里さんご自身はどのような印象をお持ちですか？
安里：温かい存在のキャラクターですね。切ない思いを抱いて、ずっと花子くんの近くで寄り添って見守っている。口が悪いところもあるけれど、先生として、そして親のように、花子くんにとっては本当に信頼の置ける人物なんじゃないかと思っています。
ーー小西さんは、花子くんにとって土籠はどのような存在だと思いますか？
小西：花子くんのことを一番理解してくれている存在だと感じています。昔の花子くんのことも知っていますし、いつも傍にいてくれている…だからすごく安心できるし、信頼できる人です。
安里さんも同じように頼りになる存在なので、役と印象が重なる部分が大きいですね。ミュージカルなので、歌もダンスもそれからお芝居も学びたいことがたくさんあるので、その都度いろいろお話してお聞きしたいです。
安里：僕もいろいろ話したいです！
ーーお二人にとって、「地縛少年花子くん -The Musical-」は2021年最初の舞台となりますね。
小西：初めてのミュージカルで初めての座長なので、お話をいただいた時から気合は十分です！ 稽古には必死にくらいついていきたいです。
安里：僕は逆にひょうひょうと、それこそ土籠のように陰からそっと見守ろうかなあと思っています（笑）。
小西：ええー！（笑）。助けてくださると信じて思いっきりやっていきます！
安里：いやいや、僕はいつも不安のかたまりだからね（笑）。
ーー明るくて和気あいあいとしたカンパニーになりそうですね。
安里：学園もののお話ですし、学園特有のわいわいとした楽しさや雰囲気を出していけたらいいですね。若いキャストばかりですし観てくださるお客様に学校の楽しさが伝えられたらいいなと思っています。
小西：その通りだと思います！
ーーちなみに本作はちょっと怖い要素もありますが、ホラーはお得意ですか？
安里：僕はダメなんですよ（笑）。
小西：僕は大丈夫です！ ハラハラドキドキするのが大好きなんですよね。あまり怖いものを信じていないからかもしれません。
安里：僕はめちゃくちゃ信じてるから怖いのダメ。花子くんは大丈夫なんですけど、ホラーはほんとダメ。もうね、お化け屋敷とか意味が分からない…。何でわざわざ驚かされないといけないの？ って（笑）。あと実は舞台上でも大きい音が怖い…。
でも今回は土籠の顔を借りて「全然怖くないですよ？」という雰囲気を出していきたいですね（笑）。
見どころとファンへのメッセージ
ーーこの舞台の見どころとファンの皆さんにメッセージをお願いします。
安里：華やかでちょっと怖くて切なさもある、お客様に楽しんでいただける作品になると思っています。
吉谷さんと僕たちの力で舞台ならではの面白さを伝えていきたいです。ぜひ楽しみにしていてください。
小西：まだ原作でも明かされていない謎が多い花子くんですが、漫画を読み込んでアニメを観て解釈を深めて稽古に臨んでいきます。
原作のイメージを大事にしながら僕なりの花子くんを演じていきますので、登場人物たちとの関係性や花子くんの気持ちの変化などを感じていただけたら嬉しいです。
絶対に面白い作品になるので、皆さんも元気で楽しく過ごしながら待っていてください！
千秋楽日2公演がライブ配信
■配信サービス
dアニメストア
■配信公演
東京・千秋楽日2公演
1月31日（日）12：30、17：00
■ライブ配信チケット販売期間
1月16日（土）10：00～2月7日（日）20：00
■視聴チケットURL
https://cutt.ly/hjEYdka
■アーカイブ期間
生配信終了から1週間
撮影：ケイヒカル
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