コラム

「今できることを、できる範囲で」俳優と作品を支援するための3つの方法

広告

広告

新型コロナウイルス対策の影響で、舞台作品の中止・延期が相次いでいる。

観劇するはずだった作品、参加するはずだったライブの予定がなくなるのは悲しい。さらに、エンタメ業界全体がかつてない危機的状況を迎えていることも大きな気がかりだ。

「何か自分にできることで応援したい」と考えているファンも多いだろう。

この記事では、現時点で・個人が・無理のない範囲で行える「応援」や「支援」の行動を改めてまとめた。

【1】公式が販売しているものを買う

まず、最もダイレクトに公式を支援できる手段がこれだ。

・有料配信している動画
・DVD・Blu-ray
・公式グッズ

こうした商品を無理のない範囲で購入することで、現在から未来にかけての「公式」を直接支えることができる。

公式と言っても企業から個人まで、また作品の製作委員会から俳優事務所まで幅広い。

どこを応援するかはもちろん自分の自由だが、応援したい対象によってお金をかける優先順位が少しずつ変わってくるかもしれない。

特定の舞台作品を応援したいなら、その作品の配信や公演グッズを購入しよう。過去公演のグッズはもちろん、公演自体は中止したもののグッズの通販は行われる新規作品もある。

特定の俳優を応援したいなら、FCへの入会や、事務所・FCから発売されているグッズ購入を検討しよう。

演劇業界、2.5次元業界そのものを応援したい場合は、しかるべき団体のクラウドファンディングや寄付制度を利用するのも一手だ。

ちなみに、「テニミュ」を立ち上げたことで有名な演劇プロデューサー・松田誠氏が発起人のクラウドファンディング・プロジェクトが2020年5月1日からスタートしている。

このプロジェクトでは、既存舞台公演の映像配信や最新公演のライブ配信、オリジナル番組配信を行う『舞台専門プラットフォーム「シアターコンプレックス」』の立ち上げを目指している。

プロジェクトの詳細はこちらの記事を参照してほしい。

【2】動画サイトで作品を見る

応援・支援する方法の2つめは「動画サイトで作品を見る」ことだ。

「見るだけでは支援にならないのではないか?」と思うかもしれないが、決してそんなことはない。

とくに公式主催の有料配信や動画サイトの定額サービスを利用すれば、作品を見ることそのものがダイレクトな支援につながる。

「dアニメストア」「Amazon Prime Video」「hulu」といった月額サービスでは、好きな動画を選んで見るだけで配信元に一定額のマージンが入る。

「DMM.com」「360Channel」などのサービスでは、好きな作品を1本ごとにレンタル・購入でき、月額料金が不要だ。

「LINE LIVE」「ニコニコ生放送」などのサービスは、動画視聴料とは別に好きな金額を課金できる「投げ銭」システムを搭載している。

好きな作品を見ることはもちろん、好きな俳優が配信している生動画を見るのもおすすめだ。

▼関連記事
DMM、ニコ生、dアニメ…各動画配信サービスの特徴【#おうちで楽しむ2.5次元】

俳優の素が垣間見える、おすすめの動画配信サービス【#おうちで楽しむ2.5次元】

【3】感想をアウトプットする

金銭とは別の角度から推しを支援する方法が、「感想をアウトプットする」ことだ。

作品を見た感想を文章に書き起こし、SNSやブログを使って発信してみよう。

感想をアウトプットすることのメリットはたくさんあるが、応援・支援という観点からとくに注目したいのは「キャストやスタッフの活力になる可能性がある」ということだ。

このコロナ禍は本当に未曾有の事態で、演劇に携わるすべての人が「今後どうなるのだろう」という不安を抱えている。先の見えない状況だからこそ、ファンの言葉はいつにも増して大きな励ましになるだろう。

とくにポジティブな感想は、ぜひ出来る範囲で発信していきたい。

もちろん、感想をアウトプットすることは自分の楽しみにも繋がる。それに、あなたの感想を読んだ誰かが、新たに作品のファンになってくれるかもしれない。

「今できることを、できる範囲で」実践しよう

今回ご紹介した項目は、情報感度の高い方々にとってはすでに知っていることばかりだったかもしれない。

それでも、情報を改めて整理する際に少しでも助けになれば幸いに思う。新たに応援・支援の方法が見つかれば、また追記していきたい。

何をするにしても、自分の出来る範囲で無理なく行うことが大切だ。自分と「好きなもの」のために、今できることを実践していこう。

広告

広告

WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

このライターが書いた他の記事も読む