コラム

イケメンだけではない!可愛くて強い女の子キャラが活躍する2.5次元舞台・ミュージカル作品

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2.5次元舞台・ミュージカルと言えば「イケメン」「イケオジ」「美青年」というイメージを持っている人も多いだろう。

確かに、2.5次元舞台・ミュージカルの原作になっている漫画やゲームなどには男性美形キャラクターの登場が多い。そのため舞台でもどうしても若手を中心としたイケメン俳優が多くなる。目の保養で大変ありがたい。

しかし忘れてはならないのは、女性キャラクターの存在だ。守られるべきヒロインであったり、時には強くたくましいヒーローでもある女性キャラクターは、近年2.5次元の舞台でも多く登場するようになった。

ここでは特に「強い女性キャラクター」がキラキラと輝く舞台にスポットをあてて紹介していく。

ミュージカル「美少女戦士セーラームーン」


▲2017年公演 ネルケ版

戦う美少女と言えば何と言ってもセーラームーンだろう。

漫画・アニメ「美少女戦士セーラームーン」を原作とした、女の子の「可愛い」と「夢」がこれでもかと詰め込まれているミュージカルだ。

バンダイ・ネルケ・乃木坂46と3つのバージョンがあるが、1993年からコンスタントに上演がされており、女の子2.5次元ミュージカルとしては老舗にあたる。

可憐なミニスカートとヒールの高いブーツで歌い踊り戦う姿は、強く可愛くそして尊い。


▲2017完結編「Le Mouvement Final」

とにかく可愛い。とにかくスタイルがいい。そしてもちろんストーリーで泣ける。

胸をときめかせてヒーローショーを見ていた子どもの頃のような気持ちに戻れるとともに、きらめきとトキメキを全身に浴びることができる舞台だ。

ライブ・スペクタル「NARUTO-ナルト-」


NARUTOの女性キャラクターと言えば、春野サクラ・山中いの・綱手だ。

中でもサクラ役の伊藤優衣は「家庭教師ヒットマンREBORN!」「機動戦士ガンダム00」そして前述の「美少女戦士セーラームーン」にも出演している。

伊藤優衣が出ているのであれば女の子キャラは間違いない、という安心感がある。

NARUTOの女性キャラクターもまた、守られることを良しとせずに自らの力で敵に立ち向かっていく強さを持っている。

身体能力、歌唱力ともに優れたキャストたちによる忍術の戦いは、プロジェクションマッピングなどの舞台効果の素晴らしさと融合して、この世のものとは思えない2.5次元の世界を再現している。

僕のヒーローアカデミア

それぞれの「個性」でヒーローになるための道を歩む「僕のヒーローアカデミア」は、女子生徒のキャラクターが多く登場する。

皆もちろん可愛く個性的で、それぞれの強さを持っていて魅力にあふれている。

舞台に花を添える程度のほんの少しの役割・出番ではない。各キャラクターごとに大きな見どころがあり、誰一人欠けても「ヒーローアカデミア」ではなくなってしまうと言ってもいい。

男女混合の歌唱シーンは歌声に厚みがあり、男性キャラクターがほとんどである他の舞台との違いが分かりやすく出ている、この舞台の大きな個性だ。

歌唱力・声量共に群を抜く麗日お茶子役・竹内夢、クールなキャラクターの再現力に優れた蛙吹梅雨役・野口真緒、ひときわ変わり者のキャラクターを濃い存在感で演じきった発目明役・馬場莉乃。

中でも特記したいのは八百万百役・山﨑紗彩の美しさだ。エンディングの客降りでヤオモモに真横で手を振られ、そのスタイルの良さと美しさに息を飲んでしまった。

女の子目当てに見たい舞台のひとつとして強くオススメするひとつだ。

誰ガ為のアルケミスト「聖石の追憶」

人気ゲームのイベントが原作ベースとなっているこの舞台では、女性キャラクターがとにかく戦う。

可愛い・綺麗・たおやか、凛とした強さ、登場する女性キャラはそれぞれに個性があり、そして芯が強い。

二刀流の剣、弓、ロッドを手に舞台狭しと飛び、駆け回り、時にはハイキックで体を張ってアクションをこなす姿に思わず見惚れること間違いなしだ。

▼稽古場インタビューはこちら
開幕直前!誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」稽古場レポート+キャストインタビュー

もっと女の子がクローズアップされた舞台を!

2.5次元舞台・ミュージカルの原作は、少年漫画やアニメが多い。そのため、登場キャラクターのほとんどが男性であり、舞台に立つのも男性ということになっている。

しかし、さまざまな作品が舞台化されている今「美少女戦士セーラームーン」のように、女性キャラクターが主になった作品がもっと増えて来てもいいのではないだろうか。

エッセンス程度ではなく、話にがっちりと食い込んでくる強烈な女性キャラクターの登場する舞台に、今後期待したい。

 

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公演情報

タイトル

誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」

原作

今泉潤/FgG『誰ガ為のアルケミスト』

脚本・演出

宮城陽亮

劇場・日程

2019年6月26日(水)〜 30日(日)
銀座 博品館劇場

キャスト

クダンシュタイン役:橘龍丸
カノン役:花影香音
クウザ 役:三浦海里
カグラ役:末永みゆ
オーティマ役:遊馬晃祐
モンゼイン役:伊勢大貴
バシーニ役:山口大地
ヤウラス役:梅田悠
セーダ役:花奈澪
チハヤ役:石川志織
オライオン役:小笠原健
ザイン役:中村誠治郎

チケットについて

詳細は公式サイトから

舞台版公式サイト

https://tagatame-stage.jp

舞台版公式Twitter

@tagatame_stage

主催

Amane/gumi

制作

ファイズマンクリエイティブ/レジェンドステージ

企画・プロデュース

今泉潤

©誰ガ為のアルケミスト 舞台版「聖石の追憶」製作委員会

WRITER

広瀬有希
								広瀬有希
							

金融・印刷業界を経てフリーライターへ。エンタメメディアにて現場取材・執筆の他、日本語・日本文化教育ソフト監修、ゲームシナリオ、ノベライズなどで活動中。感動が伝わる文章を目指して精進の日々を送っています。

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