ミュージカル『ジェイミー』のスペシャル歌唱パフォーマンス in Hibiya Festivalが5月9日(日)、都内で開催。日比谷フェスティバル2021内の催し物として、無観客配信が行われた。
ミュージカル『ジェイミー』はロンドン発の大ヒットミュージカルの日本版で、今回が初演。この日は、公演に先駆けた歌唱パフォーマンスとして、ダブル主演の森崎ウィンと髙橋颯をはじめ、安蘭けい、山口乃々華、伊藤かの子、太田将熙、川原一馬、鈴木瑛美子、田野優花、フランク莉奈、MAOTO、樋口麻美、実咲凜音、永野亮比己、泉見洋平、吉野圭吾、石川禅が参加した。
披露されたのは、オープニングナンバー「誰も知らない」、ジェイミーが夢に向かって突き進む決意を歌う「頭の中の壁」、親友のプリティがジェイミーの背中を押す「スポットライト」、ジェイミーの母・マーガレットが愛する我が子への思いを歌う「我が子」、アンコールナンバーの「暗闇を抜けて」の合計5曲。
ハイヒールでのパフォーマンスに、森崎は「めちゃくちゃ痛いです。でもこれを履くとスイッチが入ります。スクワットをたくさんして筋トレしたいです」、髙橋は「高いです。ヒール低くならないかなぁ。嘘です(笑)」と語り、周囲の笑いを誘った。
歌唱パフォ-マンス後の取材陣からの質問に応じた森崎と髙橋。
森崎は「純粋に楽しかったです。と同時に、今のこの時期にこうやってパフォーマンスできることにありがたみや幸せを実感し、噛みしめているところです」「日本語版で演じるという重さをプレッシャーとして感じてはいるのですが、日本初演の主演であるという喜びを感じています」と心境を告白。「今、伝えるべきメッセージが詰まっていると思います」と作品へ思いを込める。
ダブルキャストの髙橋については「今、颯くんと呼ばせていただいています。颯くんは自信なさそうに練習しているのですが、理解して掴むとめちゃめちゃ早いんです。その瞬発力や爆発力をものすごく感じているので、ダブルキャストで作り上げているものではあるのですが『負けないように頑張らないと』という気持ちがあります」と意識していることを明かした。
一方、髙橋は「素晴らしいキャストの方々とこの作品を作り上げていくのが楽しみで仕方がないです。色んな繋がりを大事にして作っていきます。僕たちがこの場所から世界に向けて発信していくことの喜びを感じています」と公演へ向けて意気込み。
森崎に対して「僕も『負けないように』という気持ちがあります。でも、すごく信頼して楽しく隣で一緒に練習しています。ウィンさんも同じくすごく爆発力のある方です」と信頼を寄せる。また、同作について「本当に楽しくて愛に包まれた作品です」としつつ、人種や宗教などの問題を扱うことに「自分の中に落とし込んで率先して向き合います」と語った。
ミュージカル『ジェイミー』は8月8日(日)~29日(日)に東京・東京建物Brillia HALL、9月4日(土)~12日(日)に大阪・新歌舞伎座、9月25日(土)・26日(日)に愛知県芸術劇場 大ホールで上演される。
文:広瀬有希/構成:2.5ジゲン!!編集部
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