ふぉ〜ゆ〜・辰巳雄大主演の舞台『ネバー・ザ・シナー -魅かれ合う狂気-』が9月2日(木)〜12日(日)に東京・品川プリンスホテル クラブeX、9月18日(土)〜19日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホールで上演される。
映画「グラディエイター」「ラストサムライ」などを手掛けてきた脚本家・ジョン・ローガンの戯曲を、「踊る大捜査線」シリーズなどで知られる君塚良一が舞台初演出。天才と呼ばれ、裕福な家庭で育った同性愛関係のユダヤ人の大学生2人が、ユダヤ人実業家の息子、ボビー・フランクスを誘拐して殺害した「ローブとレオポルド事件」を描く。
キャストには、リチャード・ローブ役の辰巳雄大、ネイサン・レオポルド役の林翔太(ジャニーズJr.)をはじめ、姜暢雄、磯部勉、荒木健太朗、前島亜美、山岸拓生らが名を連ねる。
なお、ミュージカル『スリル・ミー』も同事件を題材にしているが、『スリル・ミー』はローブとレオポルドの2人のみでストーリーが展開するのに対し、『ネバー・ザ・シナー』では法廷を舞台に、広い視野で事件を捉えており、加えてローブとレオポルドの2人の容疑者をめぐる弁護士と検事の法廷闘争も見どころ。
チケットは8月21日(土)10:00より一般発売。
辰巳雄大(ふぉ〜ゆ〜) コメント
今回、君塚さんに演出していただけるということで、非常に光栄ですし、今、僕にこのお話を頂けたということは、芝居の幅を広げられるチャンスだと思いました。「ローブとレオポルド事件」は非常に凶悪な事件であるにもかかわらず、不思議と興味深いところがあります。「ネバー・ザ・シナー」は、ローブとレオポルドという役名が実名であることからも分かるように、いい意味で美化していない、人間のリアルな“粗”も描かれている作品です。観ている方に、犯罪者となってしまった2人の人間的な部分も感じていただけるように演じられたらと思います。今回の作品はなんといっても僕の演劇史上、一番エロティックな役です。必ずドキドキさせます! そして、恋人として翔ちゃん(林翔太)は“あり”です(笑)。
林翔太 コメント
僕は台本を読んで初めて実話だと知り、衝撃を受けました。この二人がいったいどのように考え、どのように行動し、どのように出来上がったのか、これから調べて、しっかり自分の中に落とし込んで役作りしていきたいです。作品としてすごく面白いですし、僕は台本を読み終えた時、重たい後味が残ったわけではありませんでしたので、きっと観ていただいたら何かを感じ取っていただけると思います。映像中心に活躍されている君塚さんに、演劇で、しかもこの作品で芝居をつけていただけること、さらに辰巳くんという心強い存在もいるので、早く稽古したいです。そして、僕も辰巳くんには安心感しかないので、恋人として“めちゃくちゃあり”です(笑)。
演出・君塚良一 コメント
台本を読んだら、とにかく面白かった。おそらく歴史上初のサイコパス殺人という非常に大変な事件を扱っているのに、テンポがよくて、ちょっと爽やかでキラキラしている彼ら2人の青春物語のようなところもあり、さらに、LGBTQに関しての問いかけや、死刑の是非についても触れている。きちんとテーマが問いかけられているので、非常に魅力的な物語だと僕は思います。辰巳さんも林さんもお二人ともすごく勘が良く、舞台に対する思いも真摯で、まぶしいくらいだったので、これは大丈夫だと感じました。様々なテーマが詰まった、まさに息が詰まるほどかもしれませんが、濃密なお芝居を楽しんでいただけると思います。
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