ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」〝頂の景色・2〞が2021年春に上演決定。シリーズ11作目の新作公演にして最終公演となる。
本公演では春高“魔の3日目”が描かれ、烏野高校は3回戦で宿敵・音駒高校に競り勝ち、2試合目となる鴎台高校との準々決勝に挑む。日向翔陽と星海光来の“小さな巨人対決”が幕を開ける。
また、同じく準々決勝に駒を進めている梟谷学園高校は狢坂高校と試合。木兎光太郎と桐生八による全国屈指のエース対決にも注目だ。
そして時は流れ、日向は卒業後、単身ブラジルでのバレー修行を経て、Vリーグに挑む…。
初演から及川徹役で出演する遊馬晃祐も登場するほか、〝飛翔〞から日向翔陽を演じる醍醐虎汰朗、影山飛雄役の赤名竜之輔ら烏野高校キャスト最後の舞台となる。
演出・脚本のウォーリー木下、音楽を務める和田俊輔、醍醐、赤名からコメントが到着した。
演出家:ウォーリー木下
いつも応援してくださる皆様ありがとうございます。本当によくここまで走り抜けられたな、と自分を褒めたい気持ちと同時に、それを支えてくれた人たちのおかげとか思いとかを噛みしめています。漫画「ハイキュー!!」のテーマである“繋ぐ”を、12作(※)にも及ぶ長い時間を掛けて表現できたのは、作家冥利に尽きます。劇団「ハイキュー!!」と呼ぶことに何の違和感もなく、そこに入団してくれた全俳優に尊敬の念と感謝を。いつかお祭みたいに、2日間くらいかけて(まるで昔の演劇のように)1作品目から通して上演してみたいですね。死ぬか。※初演+再演をシリーズとしては1とカウントし、シリーズ11作品(公演回数としては12作品)となります。
音楽:和田俊輔
「ハイキュー!!」の最終巻を読み終えたとき、清々しい気持ちになると同時に『これからの人生でまた手放したくない宝物に出会えたんだな』、そんな気持ちが湧き上がりました。これから自分が挫けそうな時。自分が分からなくなった時。目の前が真っ暗になってしまった時。そして、負けた時。そんな時に「ハイキュー!!」は何度もぼくに勇気と力を与えてくれてまた立ち上がることができる。そう確信しています。演劇「ハイキュー!!」も、誰かにとってのそんな人生の宝物になりたい。自分の全ての音楽と原作から頂いたパワーをもとに、全力で最終公演に挑みたいと思います。
日向翔陽役:醍醐虎汰朗
演劇「ハイキュー!!」は観賞している方が、自分を奮い立たせるような前向きさや、楽しく明るい気持ちになれる、すごくハッピーで素敵な作品だと思います。その作品のファイナル公演に携わることができて、本当に光栄です! “日向翔陽”を3作品演じさせてもらってきて、役と向き合ってきた時間の中で、今では日向が自分の心のどこかに住み始めてきている気がします。おかげで日向のようなスーパーポジティブまではいかないですけど、以前よりちょっぴりポジティブになれました。これまでたくさんの方々に応援いただいた長い歴史のある演劇「ハイキュー!!」という作品を大切にして、この作品に僕の全てぶつけたいと思います。最後の公演まで見守ってもらえたらうれしいです! 楽しみにしていてください!
影山飛雄役:赤名竜之輔
演劇「ハイキュー!!」〝飛翔〞から数えて4作品目になり、そして今回が終幕となります。初演から様々な方々が繋いできた作品が最終回を迎え、そしてその最後の瞬間までで影山飛雄役を演じられることをとても光栄に思います。新生烏野として舞台に立った〝飛翔〞では、沢山のワクワクや不安や色んな感情が沢山ありました。そして今〝頂の景色・2〞を前にして、終幕にふさわしい作品を全員で作り上げてお客さまへ届けるという責任感と、それを楽しみにする気持ちが1番大きいです。皆さまも是非、楽しみにしていてください。
ハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」は、集英社の「週刊少年ジャンプ」で連載されたバレーボール漫画「ハイキュー!!」 が原作の演劇シリーズ。2015年11月に初演の幕が上がり、〝頂の景色〞〝烏野、復活!〞、〝勝者と敗者〞、〝進化の夏〞、〝はじまりの巨人〞、〝最強の場所〞〝東京の陣〞、〝飛翔〞、〝最強の挑戦者〞〝ゴミ捨て場の決戦〞と公演を重ねてきた。
〝頂の景色・2〞は2021年3月20日(土・祝)にTOKYO DOME CITY HALLで開幕。その後、宮城、大阪、兵庫、福岡、東京凱旋公演が予定されている。
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