本日2020年10月10日(土)から東京・よみうり大手町ホールで上演される「BIRTH」より、出演キャストのコメントとゲネプロ写真が到着した。
【画像(全20枚)は記事下の「画像一覧」に掲載】
同舞台は、シライケイタの傑作戯曲「BIRTH」を千葉哲也が演出、若手俳優がダブルキャスト・トリプルキャストで上演される4人芝居。ダイゴ役を梅津瑞樹、前山剛久、ユウジ役を杉江大志、玉城裕規、マモル役を後藤大、佐藤祐吾、オザワ役を陳内将、北園涼、章平が務める。
もくじ
梅津瑞樹(ダイゴ役)
役が役なのでどのようにアプローチするべきかすごく迷いました。やりとりの新鮮さや、繊細であろうとする感覚を欠いた途端に、全てがぐらついてしまいそうなところが今だに怖いです。何度も何度も迷いながら作ってきましたが、遂に稽古場を出て皆様にお見せする日となりました。
人と人が心を向き合わせて話すその様は一見すると苛烈で、美しくもありますが、その水面下では皆がまるで水鳥のように足をバタバタとさせていたりして、気を抜くと沈んでしまいそうな姿は傍から見ていると滑稽だったりします。そうしたものを含め、常に付き纏うアンバランスさを楽しんでいただければ。
前山剛久(ダイゴ役)
ダイゴという役は、親の愛情というものが分からず、ぽっかり心の中に穴が空いた存在。しかし、劇中では。ある形で親に偶然出会って、心の中の穴が埋まっていく。ただ周りには、親の愛が分からない仲間がいて…悩み続ける役です。
男性俳優4人が本気でぶつかり合う演劇。観た後は家族や大切な人の有り難みなど色々と考えさせられると思うので。フラットな気持ちで感じたままに観てもらえたら、嬉しいです!
杉江大志(ユウジ役)
明日初日を迎えます。ここまで、ユウジという役そして「BIRTH」という作品に向き合ってきて、やればやるほどこの4人の登場人物たちが愛くるしいなぁというか…。みんな違って人間くさくて、憎めなくて。良いやつではないけど、悪いやつではないんだよなあと思う、そんな「人間らしい」ところがこの作品の醍醐味だと思っています。
この良さをちゃんと伝えられるように、全力で頑張りたいと思います。
玉城裕規(ユウジ役)
ユウジ役を演じさせていただきます、玉城裕規です。このご時世の中、無事に初日を迎えられる事を幸せに思います。最後まで気を緩める事なく、誠心誠意努めていきます。
僕が演じるユウジという人間は、もう少しだけ違う生き方をしていたら、ほんの少しでも愛に気付けていたらなと思いながらも、今はどこか愛らしくさえも感じます。4人の登場人物、それぞれの愛の在り方を感じていただけたら幸いです。
後藤大(マモル役)
ゲネプロを終えて、改めてダイゴとの関係性とかユウジへの思いの変化、オザワとの出来事だとか色々な気付きがありました。そして物語の最後に向けても、ああ、こういうことなんだと思いました。
マモルの「愛」について自分の中で落とし込みができてとても有意義なゲネプロでした。本番に向けてもっともっと向上できるように、ひとつひとつのセリフだとかももう一度確認して挑みたいと思います。
佐藤祐吾(マモル役)
僕が演じるマモルにとってダイゴは大切な存在で、特別な絆と愛があります。愛憎にとても敏感で、おせっかいに見えて実は自分が救われてる。そんな始めの印象から稽古を通して様々な解釈が増えてきてました。本番を重ね、新しい発見も出てくるんだろうなと思います。
見どころの一つに「ぶつかり合い」そして家族、特に母親という存在がキーワードです。作品を通して人間関係、家族関係を見返す機会になれば幸いです。また今回は組み合わせによってそれぞれ違った魅力があります。そちらもぜひ注目してください。
陳内将(オザワ役)
無事「BIRTH」の幕があがる事にまずは一安心しています。オザワをやるにあたり、僕は母に想いを馳せる時間が比較的増えたかなと思います。台本を読み、母に観てもらいたいと素直に思いました。なかなか遠出が難しいご時世ですので、配信があることにとても感謝いたします。
ですが、同時に機械音痴な母ですので、無事に配信を観るに至れるのかが不安ではあり、そこから派生してオレオレ詐欺に引っかからないでほしいなぁと切に願うばかりです(笑)。皆様の胸に、この作品の持つメッセージ性がしっかり届きますように。
北園涼(オザワ役)
自分自身、中にいても外にいても楽しめる、そんな舞台です。観たあとに母親との昔の思い出であったりとか、あの時母親はこう思っていたのかな…と考えました。お子さんがいる方は、大切にしてあげようとより強く感じられると思います。
また、僕たち役者が何を感じているのか一度では分からないところもあると思うので、ぜひ劇場にお越しいただいたり配信で観ていただいて、細かな部分まで楽しんでもらえたらと思います。
章平(オザワ役)
オザワを演じさせていただきます、章平です。今まさにゲネプロを終えて、戻ってきました。今回の作品はすごく痛快な芝居になっていると思います。観ている側も演じている側も、とても清々しい気持ちになれるというか…。本当に何も考えずに、目の前で起きていることをそのまま受け取っていただけたらと思います。
深く考えずに観て、そしてぜひ楽しんで、劇場や配信で何度もご覧いただけたらとても嬉しいです! ぜひお楽しみに!
「BIRTH」生配信概要
初日10月10日(月)と千秋楽10月21日(水)の計4公演が生配信。【配信サービス】
Streaming+
https://eplus.jp/birth-st/【配信公演】
10月10日(土)13:00、18:00
10月21日(水)12:30、16:30
アーカイブ:配信終了後から1週間(※生配信後1週間は購入可能)
広告
広告