ミュージカル「伝説のリトルバスケットボール団」が2月15日(木)に東京・草月ホールにて開幕し、舞台写真および囲み取材のオフィシャルレポートが到着した。
囲み取材には、橋本祥平、梅津瑞樹、糸川耀士郎、吉高志音、太田将熙、平野良らが登壇した。
囲み取材 オフィシャルレポート
Q.プレビュー公演から半年、本公演を迎えた今の気持ちを教えてください。
橋本:率直な気持ちをいいますと、半年前にプレビュー公演が終わり本公演に向けて息込んでいたのですが、気づいたらあっという間に初日を迎えていたので月日が流れるのは早いなと感じております。やはりあの頃の感覚が体に染み込んでいて、今回の本公演に向けて再集合し稽古が始まってすぐくらいには通し稽古をしたり、本稽古入る前の歌唱指導などをやり、準備をしてきたので、熟成されているような感覚があり、(プレビュー公演から本公演までの)半年というのは丁度良いのかなと思いました。ハードルを上げるようですが、今最高に仕上がっている状態ですのでぜひ楽しみにしてほしいなと思います。
梅津:新年早々に始まった稽古の稽古場がすごく楽しくて。そういえばリトバスの稽古期間中、楽しんで稽古場に向かっていたなと思い出して。そして今脇がすごくヒリヒリしてるんですけど、「あぁ、これも久しぶりだな。」って感じですね。
糸川:プレビューを経て、本公演でようやくたくさんのお客さまに観ていただけるのはすごく楽しみですし、僕はミュージカルもお芝居もバスケも全部大好きなので、ご褒美のような時間がこれから続くなと思い、すごく楽しみです。
吉高:プレビューから半年が経って今、「ついに俺たちの力を見せつける時が来た」という思いでいます。さっき梅津くんも言っていたのですが、稽古場が本当に温かくて楽しいので同じクラスの仲間みたいな感覚でいて。それで関係性が深まったという感覚をすごく感じるのでお届けできるのがすごい楽しみです。
太田:プレビュー公演の後に「梨泰院クラス」というドラマを見まして、見たことにより僕の中での韓国への解釈が変わった部分があると思っているので、その辺も楽しんでいただけたらなと思います。
平野:半年前にプレビュー公演が終わりまして今日、本公演が始まるなという気持ちです。(一同:それはわかっているんです笑)プレビュー公演の際、半年後に本公演があるというのが念頭にあったのかはわからないですが、やっぱり他のお仕事しながらも、この楽曲たちがずっと頭を巡っていたりとか、ことあるごとにセリフを繰り返して脳内シミュレーションしていたりして、全員歌も感情も滑らかになっているなと思いました。
プレビュー公演ではここの劇場よりも倍くらいの劇場で、でもセットは同じくらいの大きさでやっていたんですけど今回草月ホールさんという一体感が生まれるような劇場でやらせていただけるので、ボールをつく音とか試合中の呼吸とかそういうの含めて皆さんに堪能してもらえるんじゃないかなと思います。そういう意味で皆さんがこの“リトルバスケットボール団”の一員になるような、これが本公演の醍醐味なんじゃないかなと思っております。
Q.注目してほしいポイントとお客さまへのメッセージをお一人づつお願いします。
平野:注目してほしい点は全員のこの青春感というか…。(登場人物と)同世代の10代20代の方は同じようなテンションで気持ちが昂るでしょうし、僕ら30代40代それより上の方は泣けるシーンでもないのにみんなが歌って踊ってるのを舞台袖で見ているだけで泣けてしまうというような、人生を振り返ってしまうようなそんな構成となっております。あと、ダンスを踊るので観ても楽しめますし曲を聴いて楽しむこともできます。もちろんストーリーの方も、一歩を踏み出すお話なので誰にでも共通するようなお話になっています。観終わった後もまたじんわりと考えさせられるような作品となっているので皆々様に観ていただきたいです。
太田:お芝居の部分で言うと、演出のTETSUHARUさんと相談しながら、重たいシーンをあえて削って重たくしすぎないけど軽やかにならないよう、元々脚本に書かれている言葉がすごく意味を持っていたりするので、みんなで大切にしながらやっていました。約2時間の中で登場人物みんなが立ち止まってしまう時もあるのですが、その中でちょっとだけ一歩を踏み出す人もいれば、すごい大きな一歩を踏み出す人もいいます。それぞれ小さい一歩かもしれないけど彼らにとってすごい大きな一歩だったりするので、学生たちが一歩前に歩み始めた瞬間っていうのはすごい大きな瞬間だと思います。その瞬間を見届けていただきたいです。
吉高:眩しくてキラキラした青春作品になっているので、楽曲もそうですし、それぞれの想いにも注目してほしいです。楽しくなるところはワーと楽しんでいただいて切ないところは一緒にいろんなことを感じていただいて、終演後も色々なことを感じて、思ってもらえるような作品になっているのでそこを楽しんでほしいですし、あと僕が言いたいことは、“あとは、ただ、やるだけ“です。それを伝えたかったです(橋本さん:それは何かセリフがあるんですか?)はい!“怖がらず信じてただやるだけ“(平野さん:昨日の夜準備した)はい!それだけです!観たらわかります!
糸川:ミュージカル「伝説のリトルバスケットボール団」はすごく本が面白くて、僕が韓国ミュージカルに出演させていただくのは今回で3つ目なのですが、どれも2時間前後の中でこれだけ起承転結がはっきりしていて尚且つわかりやすいので、リトルバスケットも何も知らない人が見ても、観る前と後とじゃ充実感が本当に違うと思います。そういう作品をこのメンバーで出来ているという喜びが僕の中でありますので、ぜひ劇場で見ていただけたら嬉しいと思います。
梅津:今(糸川)耀士郎が言ったみたいに、すごく起承転結がはっきりとしているという点で後半の落差というか、急降下そして急上昇具合がとんでもないんですよね。そういう意味では日本の物語によくある構成というか、馴染みのないような感覚さえもちょっとあって。そういう部分もすごく見ていて楽しんでもらえる作品だと思います。そしてありえたかもしれない青春感ですね。31歳がビブスに袖を通して、制服に袖を通して歌って踊っているので少しでもそこを分かち合えたら良いなと思います。
橋本:前回のプレビュー公演の時にありがたいことに韓国からわざわざ色んな方がこの作品を見てくださって、色々な素敵な言葉をいただきました。日本でやる「リトルバスケット」ではホイッスルを大事にしているのですがそれがすごく刺さったというお言葉をいただきました。ジョンウたちがつけているホイッスルは受け継がれていくのですが、韓国からそのまま意思が受け継がれて来ているのでずっとつないでいく大事なものだと思います。もちろん芝居の中でも大切にしつつ、この素敵な作品をさらに色んな方に伝えて、この先もつなげていけるような公演にしたいなと思います。
今回本公演も韓国から色々な方が見に来てくださるという噂を聞いており、この作品が韓国と日本、僕らを繋いでくださったので本当に感謝しています。この作品の役者さんも映像を見てくださっていると聞いており、本当に愛が深いな感じております。なので僕らもその愛に全力で応えていけるようにこの作品を守って、初日から千穐楽まで全力で届けたいと思いますのでみなさんのご声援よろしくお願いいたします。
本作は、韓国の2大ミュージカル賞「イエグリーンミュージカルアワード」にて、主要部門であるミュージカル賞、演出賞、脚本賞候補に選ばれたミュージカル。
公演は、2024年2月15日(木)~25日(日)に東京・草月ホール、2024年3月2日(土)、3日(日)に大阪・松下IMPホールで行われる。
(C)リトルバスケットボール団 製作委員会
広告
広告