インタビュー

今牧輝琉・佐々木 崇「これまでとは一味違います」 国際的な風が吹き込む『新テニミュ』The Third Stage

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ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageが、10月6日(金)に東京・TOKYO DOME CITY HALLにて開幕する。本作は“新テニミュ”シリーズの第3章。ほぼ2年ぶりとなる本作では、日本代表メンバーの他、新たに海外チームのプレイヤーが次々と登場する。

2.5ジゲン!!では、The Second Stageに引き続き越前リョーマを演じる今牧輝琉と平等院鳳凰役の佐々木 崇にインタビューを実施。稽古の様子やお互いの印象、演者だからこそ感じる“新テニミュ”のおもしろさなどについて語ってもらった。
(※インタビューは稽古期間中に実施)

ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stage ライブ配信概要
※以下のリンクはプロモーションを含みます

11月4日(土)13:00
東京凱旋公演【日本代表スイッチング映像】
11月4日(土)18:00
東京凱旋公演【海外代表スイッチング映像】
11月12日(土)18:00
東京凱旋公演
【大千秋楽:スイッチング映像】

【販売期間】
・2023年10月6日(金)18:00 東京公演【初日:スイッチング映像】
2023年9月29日(金)12:00~10月13日(金)12:00まで

・2023年11月4日(土)13:00/18:00 東京凱旋公演
【日本代表スイッチング映像】/【海外代表スイッチング映像】
2023年10月28日(土)12:00~11月11日(土)12:00まで

・2023年11月12日(日)18:00 東京凱旋公演【大千秋楽:スイッチング映像】
2023年11月5日(日)12:00~19日(日)12:00まで

【販売価格】
各公演:3,700円(税込)

【ライブ配信時間】
各公演開始30分前~ライブ配信終了まで(予定)

【見逃し配信期間】
・2023年10月6日(金)18:00 東京公演【初日:スイッチング映像】
2023年10月7日(土)18:00~113日(金)23:59まで

・2023年11月4日(土)13:00/18:00 東京凱旋公演
【日本代表スイッチング映像】/【海外代表スイッチング映像】
2023年11月5日(日)18:00~11日(土)23:59まで

・2023年11月12日(日)18:00 東京凱旋公演【大千秋楽:スイッチング映像】
2023年11月13日(月)18:00~19日(日)23:59まで

※ライブ配信視聴ページは公演開始1時間前からアクセス可能です。
※ライブ配信終了後は見逃し配信のみの視聴になります。配信スケジュールをご確認いただきご購入の際はご注意ください。
※見逃し配信とは、ライブ配信の映像を後日期間限定で何度でも視聴出来るサービスです。
※詳しい視聴デバイスに関してはサービスサイトをご覧ください。

【ライブ配信販売ページ】
https://www.dmm.com/digital/stage/-/theater/=/name=tennimu2_2023/

©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

――現在稽古中とうかがっています。様子はいかがですか?

今牧輝琉(越前リョーマ役):今は、シーンごとの稽古を重ねてそれらをつなげている段階です。流れが把握できていくにしたがって「これはおもしろくなるぞ!」と手ごたえを感じています。

佐々木 崇(平等院鳳凰役):まだ“佳境”と呼べるまでには差し掛かっていないのですが、理想とするところに早く追いつけるよう、必死にやっています。外国人キャストが増えたこともあって、英語が飛び交っているような新しい空気の稽古場ですね。英語で会話した方が早いケースもあるんだな、と思いながら彼らの様子を見ています。

顔合わせのときから「独特の現場だ」と感じていたんですよ。顔合わせと言えばだいたいは緊張しながらあいさつするのですが、個性が強くてすでにプラス思考な雰囲気であふれていて、誰かが多少スベったりしても「イエーイ!」という感じで(笑)。

今牧:日本のミュージカルとしては新しい試みの場ですね。日本人キャストだけの構成ではないので。

佐々木:うん、上島さん(上島雪夫/脚本・演出・振付)も三ツ矢さん(三ツ矢雄二/作詞)も、そのことについてお話ししてくださったんですが、これまでの舞台作品は、外国人のキャラクターでも日本人が演じることがほとんどでした。

しかし本作には、さまざまな国籍のキャストが集まっています。だからこそアメリカチームのナンバーでは本当にアメリカにいるかのような感覚が生み出されて、お客さまにもそう感じていただけるのではないかな、と。

今牧:ダンスもめちゃくちゃかっこいいんですよ! 稽古で見ていても思わず「フー!」と声を上げてしまいます(笑)。

――国際色豊かな現場ですね。本作はお2人にとって久しぶりの『新テニミュ』本公演の現場ですが「帰ってきた」という感覚はありますか?

今牧:つい先日までミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学(せいがく) vs 六角に、同じ越前リョーマとして立たせていただいていましたが、僕のリョーマとしてのスタート地点は『新テニミュ』です。

The Second Stage(2022年1月)から2年近くあいて、その間に『テニミュ』で3つの公演(「青学(せいがく) vs 聖ルドルフ・山吹」「青学(せいがく) vs 氷帝」「青学(せいがく) vs 六角」)がありました。『テニミュ』に対する深い思いとは別に、『新テニミュ』は僕にとって原点なので、「帰ってきた!」という感覚があります。

佐々木:うれしいですね! 『テニミュ』での輝琉を見ていると、公演ごとに周りのキャストたちとの結束力がどんどん強まっていっているように感じたので「やっぱり中学生(役)同士の集まりの方がいいのかな…」と思っていたんですよ(笑)。

僕は、久しぶりなので改めて原作を読み返しました。読みながら平等院のセリフを口にすると、不思議なものでThe Second Stageのときの記憶が鮮明によみがえってきて。平等院としてそのときに抱いていた自身や他の人物に対する感情も一気に思い出したので、すでに役と自分がフィットしている感覚があります。久しぶりですが、すんなりと役に入りこめていますし、前回からの気持ちを踏襲できています。

僕にとっても『新テニミュ』はホームの1つですね。

――お互いにどのような印象を持っていますか?影響を受けた点についてもお聞かせください。

今牧:たーさん(佐々木)とのはじめましては他の舞台で、お父さんのような印象を受けました。人見知りの僕とも最初から対等に話してくださったので、“素”のままでいられたように思います。

たーさんから受けた影響は大きいです! 平等院ではない役のたーさんも見ていますし、ブロードウェイミュージカルにも出演されているので「ひと味違う!」と感じているんです。大きな舞台の経験をたくさん積んでいるたーさんの存在は、僕だけではなく役者たちにとっても刺激になっていると思います。たーさんのような方と共演できるのが、新テニミュのすごいところの1つですね!

The Second Stageのときに、みんなで円陣を組んだ際に「死ぬ気でついて来い!」と掛け声をかけてくださったんですよ。「絶対ついていくぞ!」と思いました。お父さんでもあり、背中で見せてくれる、頼れる兄貴でもあります!

佐々木:隣で聞いていて恥ずかしいですね(笑)。僕も、輝琉のことは弟であり息子のように思っています。自然体で舞台に立てる人で、自分が「こうしたい」と思っていることを素直に表現できる。それは役者として大事な要素だと僕は考えています。

例えば、The Second Stageで越前リョーガ(演:井澤勇貴)と惹かれあっていく様。わざと作り過ぎていなくていいなと感じました。輝琉のお芝居を客席から観ていると「この子は何を見せてくれるんだろう?」と自然に目が行きますし、そういう部分がとても勉強になります。

これからもっと色々できるようになってほしいので、僕が知っていることや持っているものは何でも伝えていきたいです。輝琉が自分の糧とするために、それらを良いように受け取ってもらえたらと思っています。

今牧:ありがとうございます! たーさんの好きなところ、まだあります! これだけ経験と実績のあるベテランの方なのに、一緒になってふざけてくれるところです。休憩時間などのちょっとした時間にも、ずっとくだらないことを言い合える関係で。それが、僕がたーさんに対して素でいられる理由の1つかもしれません。

佐々木:僕自身も、尊敬する先輩はみんな少年のような方ばかりなので、自分もそうありたいと思っていて。本当に、くだらないことを永遠にしているよね(笑)。

今牧:そんなたーさんだから、僕は大好きなんです!

――あらためて、演者だからこそ感じる新テニミュの魅力についてどのようにとらえていますか?

佐々木:よく本作のプロデューサーさんもおっしゃっているのですが「常に、勝つ気で全力で戦う」。「このとき、この瞬間に、自分の持っているものをすべて出し切ろう!」という気持ちで向かい合える作品です。それから、本当にキャスト同士の仲がいい。『新テニスの王子様』という原作そのもののよさがあるからこそ、キャラクターたちが1つになれるんだと思います。

作品としては、エンタメ性がとても高いです。上島さんと井餘田 修さんの振付も、兼松 衆くんの作る音楽もかっこいい。キャストやスタッフの皆さんに対して求めるレベルが高く、タイミングやきっかけといった舞台上での決めごともとても多くて正直大変なところもありますが(笑)、それらがバシッときまったときに本当にいいものができあがります。

主人公リョーマの成長物語とエンタメ性。この2つの要素をどちらも落としたくないし、しっかりと見てもらいたいです。そのために今、必死になりつつもわくわくしながら稽古しているところです。

今牧:『テニミュ』と『新テニミュ』に対して、「どうしてこんなにも飽きないんだろう?」と考えたことがあります。それこそ、「朝起きて顔を洗う」というのと同じくらい、僕の中になじんでしまっているほどなのに。

テニスに対して真剣に向き合って、舞台上で本物の汗を流して試合をしている。そのかっこよさと熱さと、ストーリーは同じでも毎回ちょっとずつ違う、生の舞台ならではの臨場感。それらが『テニミュ』と『新テニミュ』の大きな魅力で、だからこそ飽きないし素敵なんじゃないかなって。

それからやっぱり、愛ですね。許斐先生の愛、僕たち1人ひとりが抱いているテニミュと『新テニミュ』への愛。その愛がお客さまにも伝わって、より一層おもしろく感じるのだと思っています。

――最後に、本作の見どころとファンの皆さまへメッセージをお願いします!

佐々木:観ていて、思わず声を出して応援したくなるようなシーンがたくさんあります。僕たちは、120%の熱い気持ちで演じ、試合をし、パフォーマンスをします。ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stageでしか感じられないものを感じて、笑顔で劇場を後にしていただけたら嬉しいです。本番まで一生懸命頑張っていきます。楽しみにしていてください。

今牧:これまでの『新テニミュ』とはひと味違う、国際色豊かな作品です。誰も想像できないであろう、想定外のことがたくさん起こります! 新しく新鮮な新テニミュです。僕たち自身もやっていて新鮮です。ぜひぜひ、ご期待ください!

取材・文・撮影:広瀬有希/ヘアメイク:小山清香、相澤玲亜

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公演情報

タイトル

ミュージカル『新テニスの王子様』The Third Stage

公演期間・劇場

2023年10月6日(金)~15日(日)
東京・TOKYO DOME CITY HALL

10月20日(金)~29日(日)
大阪・メルパルクホール大阪

11月3日(金・祝)~12日(日)
東京・TACHIKAWA STAGE GARDEN

原作

許斐剛『新テニスの王子様』(集英社「ジャンプ SQ.」連載)

脚本・演出

上島雪夫

作詞

三ツ矢雄二

音楽

兼松衆

振付

上島雪夫/井餘田 修

出演

越前リョーマ 役:今牧輝琉、不二周助 役:持田悠生、亜久津 仁 役:益永拓弥、
跡部景吾 役:高橋怜也、幸村精市 役:藤田浩太朗、真田弦一郎 役:吉田共朗、
柳 蓮二 役:梶田拓希、白石蔵ノ介 役:武本悠佑
平等院鳳凰 役:佐々木 崇、種ヶ島修二 役:秋沢健太朗、デューク渡邊 役:大久保圭介、
徳川カズヤ 役:小野健斗、入江奏多 役:泰江和明、君島育斗 役:星野勇太、
毛利寿三郎 役:丸山龍星
ユルゲン・バリーサヴィチ・ボルク 役:ザック・コバヤシ、Q・P 役:パース・ナクン、
ミハエル・ビスマルク 役:バーンズ勇気、エルマー・ジークフリート 役:チャーリー、
A・フランケンシュタイナー 役:JAY、手塚国光 役:山田健登
トリスタン・バルドー 役:鮎川太陽、ティモテ・モロー 役:ジェレミー・クロディス、
オジュワール・ドロン 役:才川コージ、プランス・ルドヴィック・シャルダール 役:DION、
エドガー・ドラクロワ 役:ロマ・トニオロ、ジョナタン・サン・ジョルジュ 役:胡凛ウィリアムズ、
ラルフ・ラインハート 役:ルーク・ヨウスケ・クロフォード、ドゥドゥ・オバンドゥー 役:ジョエル・ショウヘイ
キコ・バレンティン 役:乃本セイラ
ほか

主催

新テニミュ製作委員会

協賛

ファミリーマート

©許斐 剛/集英社・新テニミュ製作委員会

WRITER

広瀬有希
							広瀬有希
						

金融・印刷業界を経てフリーライターへ。エンタメメディアにて現場取材・執筆の他、日本語・日本文化教育ソフト監修、ゲームシナリオ、ノベライズなどで活動中。感動が伝わる文章を目指して精進の日々を送っています。

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