5月に開幕する『歌劇派ステージ「ダメプリ」ダメ王子 VS 偽物王子(フェイクプリンス)』のビジュアル撮影が、都内にて行われた。
今回は、リュゼ役を務める大見拓土のインタビューとともに、同じ宗教国家・セレンファーレンのメア役・三原大樹、クロム役・汐崎アイルとの撮影ショットをお届けする。
――2回目となるビジュアル撮影を終えて、いかがでしたか。
大見拓土:第1弾の時の反省点を踏まえた上で挑めたので、わりとスムーズに撮影できたかなと思います。
前回のときは、リュゼ王子は“元気で、笑顔が素敵な少年”だと思っていたんですが、第1弾の公演を経て「リュゼ王子は神様として存在していないといけないんだ」と気がつき、“無邪気な笑顔”というよりも“神々しい笑顔”を意識してやってみました。
――久しぶりにショートパンツの衣装を履いてみて、いかがでしたか?
大見:正直、ちょっと恥ずかしかったですね(笑)。冬の間は長いズボンばかり履いていたので、急にショートパンツで足を出したら緊張しました……。
第1弾のときは「本当に大丈夫かな」と不安と恥ずかしさでいっぱいだったんですが、公演を終えて馴染んだかなと思います。
――2回目のリュゼ王子を演じるにあたり、工夫したい点があれば教えてください。
大見:次は、ひたすら“あざとさ”を極めていきたいですね。
――あざとさ、ですか……!
大見:はい。リュゼ王子はキャラクターCDシリーズで「As the toy」という曲も出しているくらいなので(笑)。第2弾からはがんがん可愛らしさを表現できればと思っています。
――第1弾のとき、他のキャストさんたちの印象はいかがでしたか?
大見:ミリドニアチームの攻め方は尋常じゃなかったですね……。稽古場でやっていなかったことを本番でいきなりやるんです。
アドリブもそうですし、曲の盛り上げ方も。お客さんたちの手拍子や熱気を受けて、よりパワーアップしていく姿をみて「さすがだな」と思いましたね。
ただ、クロム役の(汐崎)アイルさんとは「ミリドニアは攻めていくけど、どちらかというと僕らセレンファーレンは“生活をのぞかせる”方がいいよね」と話していて。こっちから仕掛けるというよりも、あくまで自然体のセレンファーレンをお見せすることが大事なのかな、と思っています。
――セレンファーレンは他の国と比べてどんなところが魅力的でしょうか。
大見:いいところはたくさんあるんですけど、ひとつはとても平和なところですね。それがセレンファーレンの確立した良さです。
メア役の(三原)大樹と僕が、ぽわぽわしながら野球の話をして、稽古をして「楽しかったね〜」って話してる姿をアイルさんが温かく見守ってくれている感じ。ちょっと僕らがふわふわしすぎていたら、アイルさんが緩んだ空気を締めてくれるので、とてもバランスが良いと思います。
第1弾で晩餐会のシーンがあったんですけど、あのときは自然体で大樹に話しかけていました。大樹も自然に受け取ってくれるので、何も考えずに会話したりイタズラしたりしていましたね(笑)。
弟のメアって笑わないキャラクターなんですけど、お兄さんのリュゼとしてはメアに楽しんでもらいたい気持ちがあって。だからアイスを「あーん」してあげるように見せかけて、食べさせないイタズラをしたら、下向いて笑いを堪えていました。
メアが笑ってくれてすごい嬉しかったし、大樹がメアでよかったなと思います。
――みんなが悶絶した、あの名シーン(?)ですね…! 仲の良さが伝わる瞬間でした。
大見:日常の関係性を、そのまま舞台に持っていった感じです。
もう3人の信頼関係は出来上がっているので、第2弾はストーリーを面白くすることについて考え尽くそうかな、と。ただ次回もふざけられるところがあれば、色々やってみたいとは思っています。
▲「尊い」以外の言葉が見当たらない
――では最後に、第2弾への意気込みとファンの方々へのメッセージをどうぞ!
大見:第2弾はダメステの真価が問われる公演になるはずです。
お客さんに第2弾の価値を認めてもらえるように、全員でしっかりと稽古していきたいと思っています。
ダメステ独特の世界観や雰囲気は壊さず、第1弾よりもさらに楽しんでいただけるように頑張っていきますので、温かく見守ってください。どうぞよろしくお願いいたします!
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