アンケート

ファン106名に、テニミュソングをつい口ずさんでしまう瞬間と曲名を聞いてみた

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2003年のスタート以来、数々の名曲とともに歴史を刻んできたミュージカル『テニスの王子様』、通称テニミュ。

キャッチーな歌詞や印象的なメロディは、ファンの心に深く残る。ひょっとしてあなたも、日常でテニミュの曲をつい口ずさんでしまった経験があるのでは?(ちなみに筆者は、しょっちゅうだ)

そこで「2.5ジゲン!!」では、「つい口ずさんでしまうテニミュの曲」についてアンケートを実施した。テニミュファン106名に聞いた「口ずさむことが多い曲」やエピソードの数々をご紹介しよう!

※頂いたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、修正、誤字等の編集をしております。

テニミュソングを「つい口ずさんでしまう」瞬間は?

まずはこちらの疑問から。

ファンの口から思わずテニミュソングがこぼれてしまうのは、こんな瞬間が多いようだ。

Q1.テニミュの曲を「つい口ずさんでしまう」のは、どんな瞬間ですか?(複数選択可)
1位 歌詞の一部など、特定のキーワードに触れた時(73.6%)
2位 気分が良い時(55.7%)
3位 元気を出したい時(50.9%)
4位 机やパソコンに向かって作業中(44.3%)
5位 家事の最中(38.7%)
5位 入浴中(38.7%)
7位 ドライヤー中(27.4%)
8位 勇気を出したい時(26.4%)
9位 メイク中(25.5%)
10位 ドライブ中(15.1%)
その他(12.2%)

最も多かったのは「歌詞の一部など、特定のキーワードに触れた時」で、回答者の7割以上がこの項目に票を投じた。「何らかのキーワードに触発されてテニミュの曲を口ずさんだ」という経験を持つ人は、予想以上に多いようだ。

次いで2位3位には「気分が良い時」「元気を出したい時」が5割以上の支持を得てランクイン。また「机やパソコンに向かって作業中」「家事の最中」「入浴中」など、何か作業をしている時にテニミュの曲が口をついて出てしまう人も4割前後に及んだ。

さらに「その他」として、次のような瞬間も挙げられている。

●テニミュの曲をつい口ずさんでしまう「その他」の瞬間
仕事中・授業中
なんでもない時
ピンチな時
通学・通勤中
日常のありとあらゆる一瞬
土砂降りの雨が降った時 など

テニミュソングをよく口ずさむ筆者にとっては、どの瞬間も納得できる。

中には「この瞬間に歌うのはアレかな?」とタイトルが想像できるものもある。実際に「土砂降りの時(ヘビーレイン)」とタイトルを明記するファンもいた。

テニミュソングは名曲揃い♪とくに口ずさむタイトルは?

では、ファンに口ずさまれる機会が多いのはどの曲なのだろうか? 具体的なタイトルを訊いてみた。

ちなみにテニミュの楽曲で歌詞がついているものは、学校・シーズン等のバージョン別を含めると650曲以上に及ぶ(編集部調べ)。

そして今回のアンケートでも、ファンひとりひとりが「一番多く口ずさむ曲」として、じつに60曲以上のテニミュソングが名を連ねる結果となった。

少し長いリストになるが、まずはタイトル一覧を見てみよう。

※便宜上「油断せずに行こう2009」「下剋上2016」などのバージョン違いは初出タイトルで統一し、五十音順に並べました。

Q.一番口ずさんでしまうことが多いのはどの曲ですか?(五十音順)
あいつこそがテニスの王子様
赤いデビル
荒業の果てに
イリュージョン
WE ARE ALWAYS TOGETHER
ウィニング・ロード
エクスタシー
F・G・K・S
大阪チャチャチャ
お前ら…崖っぷちギリギリ
思い出せ、越前!
俺様の美技にブギウギ
俺たちの辞書に敗北はない
俺の先輩
On My Way
勝ったモン勝ちや
神の子
頑張れ 負けるな 必ず勝て
君を信じてる
下剋上
氷の世界
氷の刃
心の瞳~クローズドアイ~
最後のゴールデンペア
THE TOP
ザ・レギュラー
3人でダブルス
三連覇に死角なし
Season
鎬を削る者達
シャカリキ・ファイト・ブンブン
Jumping up!High touch!
真剣勝負とはそういうこと
STILL HOT IN MY HEART
スマイル・アンド・ティアズ
チャージ・アップ
チャチャッと潰すぜ
Take It Easy
データは嘘をつかないよ
手塚ファントム
デッド・エンド
Do Your Best
NEXT(から、Must Be Strong! III~FinalistIIまでの流れ)
肌を刺す嵐
氷点下の情熱
ピンキッシュ・ボーイズ
ピンチ
風林火山
FOR THE FINAL VICTORY
復活!ゴールデンペア
不撓不屈へのオマージュ
ブランニュー青学
プロフェッショナル・ペテン師
ペテン師だあ?何とでも言え
ヘビーレイン
僕は変わる
もう迷いはない
油断せずに行こう
ラッキー千石
リユニオン
タイトル不詳(3rd全国立海前編/プラチナペア新曲)

改めて確認しておくが、これらは全て「一番口ずさむことが多い曲」としてファンが厳選したものだ。実際はもっとたくさんの曲が口ずさまれていることは、まず間違いない。

アンケートでは各曲が1〜17票を獲得している。とくに得票数が多かった3曲を、寄せられたコメントとともにご紹介しよう。

1位「シャカリキ・ファイト・ブンブン」

バイトをトリプルワークして受験費用を稼ぎ、浪人のプレッシャーと連日のバイトの疲れでメンタルがズタボロになっていた時、自然と「シャカリキ・ファイト・ブンブン」の歌詞が口からこぼれ落ちた

仕事で辛くなり、もうダメだと思った時は「シャカリキ・ファイト・ブンブン」で自分を鼓舞しています。

「もうダメだ……」という気持ちになった時、元気いっぱい歌ってテンションを上げました。

学校の課題がつらい時、就活に疲れた時、仕事がつらい時に「シャカリキ・ファイト・ブンブン」します

繁忙期の連勤がつらすぎて帰り道で「シャカリキ・ファイト・ブンブン」を歌い、泣きながら帰った

今回最も多くの票を集めたのは「シャカリキ・ファイト・ブンブン」。この曲は、3rdシーズン「青学vs山吹」公演からアンコールソングとして披露された。

タイトルにもなっている「シャカリキ・ファイト・ブンブン」というキャッチーなフレーズは、ポップな曲調とあいまって記憶に残りやすい。全体的に前向きな歌詞も、多くのファンに響いたようだ。

2位「ヘビーレイン」

とても仲の良いオタク友達がいて、その友達と遊ぶ時は必ずと言っていいほど雨が降るので毎回「ヘビーレイン」を口ずさみます(笑)

雨の日は「ヘビーレイン」が絶対頭の中で流れ始め気がつくと歌っている

雨降り自転車で帰っている時に「ヘビーレイン」を歌ってしまう

強めの雨が降るともれなく「ヘビーレイン」が脳内再生されるので元気な時はそのままそれが口から出ます

今回のTOP3のうち、アンコールソング以外で唯一ランクインしたのが「ヘビーレイン」。この曲は全国大会・青学vs氷帝戦における名曲として、1st・2nd・3rdすべてのシーズンで演出を変えながら歌い継がれている。

歌詞が歌詞だけに「雨が降るとつい歌ってしまう」というファンは、やはり多いようだ。

3位「頑張れ 負けるな 必ず勝て」

友人とチケ取りについて話している時。「チケット絶対取ろうね!」「頑張ろう!」「頑張れ!」「負けるな?」「「必ず勝て!」」

疲れた時には特にGMKKを口ずさみます

TOP3のラストを飾るのは「頑張れ 負けるな 必ず勝て」(略してGMKK)。この曲は、2ndシーズン「全国大会 青学vs立海」のアンコールソングである。

テニミュでは通常、同じアンコールソングが数公演にわたり歌われるものだ。だがこの曲が正式なアンコールソングとして用いられたのは、なんと2ndシリーズ最終公演である「全国大会 青学vs立海」のみ。

冒頭のある歌詞は、全キャストからの卒業メッセージのようにも思えて、観客の心を大いに揺さぶった。

というのも1st・2ndシーズンでは開演前、1ベルの代わりにキュッキュッというテニスシューズのSEを流すのが恒例だったのだ。このフレーズを聞いて「今まで観てきた全ての公演を忘れまい」と誓ったテニミュファンもいるのではないだろうか。

テニミュのアンコールソングの歌詞は、決してキャッチーなだけではない。キャラクターたちの心情や試合展開、そしてファンの感動をピッタリの言葉に起こした上で、最終的には前向きな気持ちになれる曲が多いのである。

今回のアンケートでは「一番口ずさむ曲」として、シーズン問わずアンコールソングを挙げる人が多かった。

それはテニミュのアンコールソングが、ファンの日常をさまざまな形で支えている証なのかもしれない。

「こんな時に思わず…」テニミュソングにまつわるエピソード

続いて、アンケートに寄せられたテニミュソングとファンとの具体的なエピソードを抜粋してご紹介しよう。

Q.「こんな時に口ずさんだ」という具体的なエピソードは?

●タイミングorきっかけ系

テニミュ仲間とのたこ焼きパーティー中に「勝ったモン勝ちや」をつい口ずさみました

仕事で追い詰められてる時に脳内で「デッド・エンド」が自動再生されます……それほど印象に残る曲です

仕事中に「ドゥーユァベスト!」を連呼してるとなんだか能力アップ。

「チャチャッと潰すぜ〜Bloodshot」ゲームで強敵と戦っている時につい歌ってしまいます。

ピンチに追い込まれた時は「僕は変わる」「3人でダブルス」、気分が上がっている時は「ガンガン・ドンドン」、レギュラーの文字を目にしたら「俺をレギュラーに」など状況に合わせて口ずさんでしまいます。

●元気や勇気を出したいとき系

疲れていて、でもやらなきゃいけないことがある時に、「Do Your Best」に自分の名前入れて歌って元気を出しています。

朝、仕事に行くのが憂鬱な時に「ピンキッシュ・ボーイズ」を口ずさんでテンションを上げています。助かります。

「ラッキー千石」。会社に行きたくない日にとりあえずテンションを上げようと歌いながら自転車を漕いでます。

●気分が良いor楽しいとき系

テンション上がった時に「WE ARE ALWAYS TOGETHER」を口ずさんでしまう。

友人と会話が弾んだ時、よく劇中のセリフで会話が進むことがあります(ありますよね?)その時に歌ってしまうことが多いです。

久しぶりに舞台を鑑賞して、なんでこんなに楽しいことがあったのを忘れていたんだろう……と思いながら帰り道で「思い出せ、越前!」を口ずさみました。

●無意識でorいつの間にか…系

体に染み付きすぎていて、いつでもどこでも浮かんできます。一人の時は口ずさんでしまいます……

無意識で知らず知らずのうちに口ずさんでしまっていた

●その他

テニミュ観劇の翌日、仕事中も頭で流れていて人がいないと口ずさんでいる。

部活の引退後、辛かったことや楽しかったことを思い出した時にテニミュの歌と重なって口ずさんじゃう

我が家には、ドライブ中突然の雨が降り出した際に夫と2人で「ヘビーレイン」をハモらなければならないと言う決まりがあります。どちらが跡部様を歌うかで夫婦喧嘩にまで発展したことも……

毎朝、駅まで自転車に乗って行くのですが、不二周助の「僕は変わる」を口ずさんでいます。私のこぐ回転数とリズムが同じなのと、汗だくになりながら歌うと、ただの通学路でも崇高な気持ちになれます

テニミュファンそれぞれの心に、宝物のような曲がある

筆者自身も、テニミュソングを日常で口ずさんでしまうことが多い。他のファンはどうなのだろう?という素朴な疑問から始めた今回のアンケートだったが、寄せられた熱いコメントの数々を読み、集計にも力が入ってしまった。

改めて、テニミュにおける名曲の多さ、そしてテニミュというコンテンツのパワフルさに圧倒された。ファンそれぞれの心の中に、宝物のような一曲(または数曲、数十曲)が存在しているのだろう。

一度のアンケートではとても網羅しきれない、テニミュの名曲。今後もぜひファンの声をリサーチしていきたい。

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公演情報

タイトル

ミュージカル『テニスの王子様』3rd シーズン 全国大会 青学(せいがく)vs立海 後編

原作

許斐 剛『テニスの王子様』(集英社 ジャンプ コミックス刊)

劇場・日程

【東京公演】
2019年12月19日(木)~12月24日(火)
日本青年館ホール

【大阪公演】
2019年12月28日(土)~2020年1月12日(日)
大阪メルパルクホール

【宮城公演】
2020年1月17日(金)~1月19日(日)
多賀城市民会館 大ホール

【愛知公演】
2020年1月24日(金)~1月26日(日)
アイプラザ豊橋

【福岡公演】
2020年1月31日(金)~2月2日(日)
アルモニーサンク北九州ソレイユホール

【東京凱旋公演】
2020年2月6日(木)~2月16日(日)
TOKYO DOME CITY HALL

出演

【青学(せいがく)】
越前リョーマ 役:阿久津仁愛
手塚国光 役:青木 瞭
大石秀一郎 役:江副貴紀
不二周助 役:皆木一舞
菊丸英二 役:田口 司
乾貞治 役:竹ノ内大輔
河村 隆 役:岩田知樹
桃城 武 役:大久保 樹
海堂 薫 役:中島拓人
堀尾聡史 役:琉翔
加藤勝郎 役:中三川歳輝
水野カツオ 役:奥田夢叶

【立海】
幸村精市 役:立石俊樹
真田弦一郎 役:田鶴翔吾
柳 蓮二 役:井澤巧麻
仁王雅治 役:後藤 大
柳生比呂士 役:大隅勇太
丸井ブン太 役:大薮 丘
ジャッカル桑原 役:川﨑優作
切原赤也 役:前田隆太朗

【ライバルズ】
■不動峰
伊武深司 役:健人

■聖ルドルフ
不二裕太 役:大原海輝

■山吹
亜久津 仁 役:川上将大

■氷帝
跡部景吾 役:三浦宏規、日吉 若 役:内海啓貴

■比嘉
田仁志 慧 役:高田 誠
(※)田仁志 慧の「慧」は旧字体

【四天宝寺】
白石蔵ノ介 役:増子敦貴
遠山金太郎 役:平松來馬

【特別出演】 越前南次郎 役:森山英治

チケットについて

詳細はこちら

主催

テニミュ製作委員会

協賛

ファミリーマート

問い合わせ

ネルケプランニング
03-3715-5624(平日 11:00~18:00)

公式HP

https://www.tennimu.com/

テニミュ・モバイル

http://tennimu.jp

©許斐 剛/集英社・NAS・新テニスの王子様プロジェクト ©許斐 剛/集英社・テニミュ製作委員会

WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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