「ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく）vs 六角」が、7月15日（土）に東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで開幕。
2.5ジゲン!!では、初日公演に先駆けておこなわれた囲み取材とゲネプロの様子をレポートする。
ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズンの4作目となる本作は、越前リョーマ（演：今牧輝琉）たち青春学園中等部が、埼玉・緑山中学校、そして千葉の古豪・六角中学校と対戦する。
関東大会・氷帝戦で負傷した青学（せいがく）テニス部の部長・手塚国光（演：山田健登）は、治療のため九州へ行くことに。偉大な存在である手塚を欠いて次の試合に臨むことになった越前リョーマ（演：今牧輝琉）たち青学（せいがく）の前に立ちはだかるのは、元プロによるコーチングを受けている緑山と、古豪・六角だった。
ミュージカル『新テニスの王子様』シリーズも含め本公演6度目のリョーマとして舞台に立つ今牧は、さらにナチュラルに、リョーマとしての強さと貫録を身につけていた。今作では、手塚部長を欠いた青学（せいがく）テニス部員たちそれぞれの心の動きに注目だ。
青学（せいがく）テニス部の部長代理として悩みながら奮闘する大石秀一郎（演：原 貴和）、精神的な支柱を欠き、それでも自分たちにできることを頑張ろうと泥臭いまでにあがく2年生たち。大きな支えをなくした状態で、それぞれがどう成長していくかが今回の公演の見どころの1つだろう。
緑山戦でのリョーマ対季楽靖幸（演：HARUKI）戦は、季楽の心の動きが丁寧に表現されていると感じた。六角戦では、自由で明るい六角の絆が心をほっとさせる。
全31曲、にぎやかなムードで暑い夏にぴったりの公演だ。
ゲネプロ前におこなわれた囲み取材には、今牧輝琉（越前リョーマ役）、岩崎悠雅（海堂 薫役）、松永有紘（佐伯虎次郎役）、高橋怜也（跡部景吾役）が出席。それぞれに公演にかける意気込みを語った。
――公演初日を迎えてのお気持ちをお願いします。
今牧輝琉（越前リョーマ役）：テニミュ4thシーズン3回目の夏になります。最初の不動峰戦は一昨年の今ごろだったので「もうそんなに経ったんだ」という気持ちでいっぱいです。新しい学校が増えてきて、テニミュとしても新しい色が増えてきたと思っています。
また、『テニミュ』20周年記念最初の公演をこうしてみんなで一緒にできるのがうれしいです。とても暑いですが、皆さま体調管理に気を付けて劇場に来てください！
岩崎悠雅（海堂 薫役）：稽古で作り上げてきたものを皆さまにお届けできるのをうれしく思っています。今回は手塚部長が不在なので、それ以外の登場人物たちは、キャスト本人としても登場人物としてもいろいろな面で成長しています。そこを早く皆さまにお届けしたいです。
松永有紘（佐伯虎次郎役）：稽古が始まってからあっという間に初日になりました。今は、わくわくとドキドキといろいろな気持ちが混じり合って、楽しみな気持ちでいっぱいです。20周年という記念すべき年に携われたことが幸せです。その気持ちを味わいながら楽しんでいきます。
高橋怜也（跡部景吾役）：前回の氷帝公演（ミュージカル『テニスの王子様』4thシーズン 青学（せいがく） vs 氷帝）に引き続き出演させていただきます。僕は、夏のテニミュの公演は初めてです。リアルな“熱い夏”になるのではないかと思います。
六角は氷帝とは真逆な感じのチームなので、元気あふれる公演になっています。僕も、来てくれる皆さまと一緒に楽しんでいきます。
――岩崎さん、今回の海堂 薫の見どころはいかがですか？
岩崎：手塚部長が不在による海堂の気持ちの変化が大事だと思っています。（海堂は）口数は少ないですが、表情や動きでお伝えしていけたらと。
そして六角戦シングルス3での葵 剣太郎（演：宮脇 優）と（海堂と）の対決では、プレッシャーに強い同士が戦います。わくわくしますし、葵も思い切りぶつかってきてくれているので、2人の熱量がどんどん上がっていくさまをお見せできたらと思っています。
――松永さん、六角・佐伯としての見どころを教えてください。
松永：六角は明るくて楽しいチームなので、その雰囲気を楽しんでいただけたら。佐伯としては、ダブルス1の試合でいっちゃん（樹 希彦／演：森下紫温）とダブルスを組みます。いっちゃんとの絆と熱さや、幼なじみの不二周助（演：持田悠生）と（不二のダブルスパートナーである）菊丸英二（演：富本惣昭）との試合での相手をリスペクトする気持ち、試合を楽しむ気持ちも観ていただけたらと思っています。
――高橋さん、氷帝・跡部としての見どころはいかがですか？
高橋：氷帝は前回負けてしまい、緑山とは違ってコンソレーションはありません。3年生は引退が決まっている状況の中で、原作では描かれていない、跡部が部長としてどういう心境にいるのかというのが、演じていて「跡部はこういう気持ちでいたんだ」と分かり、胸に来るものがありました。その葛藤などの心の動きを表現できたらと思っていますし、観ていただきたいです。
――今牧さん、今回の公演をどのような舞台にしたいと思っていますか？
今牧：3度目の夏であり、テニミュにも何度も出させてもらっていますが毎回新鮮な気持ちでいます。前回の氷帝公演がキリッとした印象であったのに対して、今回の六角公演は元気な公演です。
演じるキャラクターは（周りのキャストを見回して）だいたいクールなんですけれど（笑）、内に秘めた元気さや闘志を見せて、お客さまにもたくさん汗をかいてもらえたらと思っています。
――最後に、観劇してくださる皆さまにメッセージをお願いします！
高橋：今回出ていない氷帝レギュラーみんなの思い、そして氷帝テニス部200人の思いを込めて出させていただきます。それを見ていただければと思いますし、公演自体も元気でフレッシュなので、前回の氷帝公演とはまた違った感じになっています。
（今作は）観ていて楽しくて大好きなので、氷帝として物語を盛り上げられたらと思っています。劇場でお会いできるのを楽しみにしています。
松永：楽しく明るく熱く、夏らしい公演になっています。皆さま、楽しむ準備をしてきてください！ そして六角の良さをたくさん出していきたいです。
岩崎：来てくださった方全員に「最高の夏だった！」と思っていただけるようにカンパニー一同頑張っていきます。皆さまも、それぞれにさまざまなプレッシャーを味わいながら生きていると思います。海堂のように「プレッシャーに強くなっていこう！」と思ったり、葵のように「プレッシャーを逆におもしろくしていこう！」と思っていただけるように頑張りたいです。
今牧：皆さまに最高の夏をプレゼントしたいです！ そして、カンパニーとしても越前リョーマとしても、もっともっと“上”に行きたいなと思っています！
取材・文・撮影：広瀬有希
ライブ配信概要
■対象公演・チケットリンク
■ライブ配信販売価格
各3,700円（税込）■ライブ配信時間
１.東京公演 初日【スイッチング映像】
・ライブ配信：7月15日（土）17:30～公演終了まで
・見逃し配信：準備が整い次第～7月22日（土）23:59
・販売期間：7月8日（土）12:00～7月22日（土）12:00２.東京凱旋公演【青学(せいがく)スイッチング映像】
・ライブ配信：8月27日（日）12:30～公演終了まで
・見逃し配信：準備が整い次第～9月3日（日）23:59
・販売期間：8月20日（日）12:00～9月3日（日）12:00３.東京凱旋公演【六角スイッチング映像】
・ライブ配信：8月27日（日）17:30～公演終了まで
・見逃し配信：準備が整い次第～9月3日（日）23:59
・販売期間：8月20日（日）12:00～9月3日（日）12:00４.東京凱旋公演 大千秋楽【スイッチング映像】
・ライブ配信：9月3日（日）12:30～公演終了まで
・見逃し配信：準備が整い次第～9月10日（日）23:59
・販売期間：8月27日（日）12:00～9月10日（日）12:00※詳しい視聴デバイスに関してはサービスサイトをご覧ください。
広告
広告
