銀河劇場プロデュース「ブルーピリオド」The Stageが2022年3月25日(金)、東京・天王洲 銀河劇場で開幕する。開幕に先立ち、ゲネプロが公開された。
同舞台は、「アフタヌーン」(講談社)で連載されている山口つばさの『ブルーピリオド』が原作。美大受験に奮闘する高校生たちを描いた漫画は累計発行部数が450万部。2021年10月にはアニメ化もされた人気作品だ。
主人公は、岡宮来夢が演じる高校生・矢口八虎(やとら)。八虎は成績優秀で充実した毎日を送りながら、どこか空虚感を感じていた。そんなとき、高校の美術室にあった1枚の絵に出会う。一つ上の先輩が書いた、「祈り」の絵。心を動かされた。
さらに、寝てても楽に高得点をもらえるという理由で選択していた「美術」の授業が、思いを加速させた。
出された課題は、「好きな風景」。
何を描こう。そんななか、思いついたのが、朝の渋谷の風景だった。サッカー日本代表の試合を観戦して、騒いで、朝まで遊んだ。そんなときに見た朝の風景を描いた。
青く塗られた絵は決してうまいものではない。ただ、その絵は、教師・佐伯昌子(演・岡村さやか)に褒められた。絵は、言葉では表せないことを表現できる。
美術は趣味でいい、と考えていた八虎は、美大進学を目指すことを決めた。
家は決して裕福ではない。だから、目指せるのは、最難関の東京芸術大学のみ。同級生の美術部員で“ユカちゃん”が愛称の鮎川龍二(演・笹森裕貴)や、同じ美大受験の予備校に通う天才少年・高橋世田介(演・大崎捺希)ら、様々なタイプの「絵描きの卵」たちと出会いながら、切磋琢磨していく。
どうしたら、自分の思いを乗せた絵を描けるのか。そして、芸大受験の結果は?
銀河劇場プロデュース「ブルーピリオド」The Stageは4月3日(日)まで、東京・天王洲 銀河劇場で上演される。
演出の三浦香と矢口八虎役の岡宮来夢のコメントは次の通り。
演出:三浦香
「どんなに技術があっても情熱のないものは心に響かない」。作中の佐伯先生の言葉を心に受け止め、登場人物の気持ちに寄り添う1ヶ月でした。時に苦しい稽古もあったと思います。しかし力強いチーム力のあるカンパニーができ上がりました。高い壁に挑み続け背中でカンパニーをまとめてくれた矢口八虎役の岡宮君の威力。そんな彼に遠慮なく役でぶつかり支える鮎川龍二役の笹森君の存在感。一人一人が己と戦い心を震わせ続けたキャストたちの生き様。皆さまにお披露目できる今に感謝しています。山口つばさ先生の世界を試行錯誤した演劇なりの青さ。ぜひ、ご覧いただければ幸いです!
矢口八虎役:岡宮来夢
自分が高校生だった頃のことを思い出しながら向き合った稽古期間。稽古期間中に辛くなったときも、登場する高校生達が放つエネルギーの強さやキラキラした目、先生たちが導いてくれる言葉の力に勇気もらい続けました。そして演出の香さんがいつでも僕らを導いてくださいました。カンパニー一丸となって熱くお届けします。いよいよ銀河劇場プロデュース「ブルーピリオド」The Stage、開幕です!応援のほどよろしくお願いします!!
(C)山口つばさ・講談社/「ブルーピリオド」The Stage 製作委員会
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