『ワールドトリガー the Stage』が本日11月19日(金)、東京・品川プリンスホテル ステラボールで開幕。囲み取材と公開ゲネプロが行われた。
原作は、異世界からの侵略者・近界民(ネイバー)と戦う組織・ボーダーの活躍を描く葦原大介のSFアクション漫画『ワールドトリガー』。同舞台では中屋敷法仁が脚本・演出、植田圭輔と溝口琢矢がダブル主演を務める。
囲み取材には空閑遊真 役の植田、三雲 修 役の溝口、脚本・演出の中屋敷に加え、雨取千佳 役の其原有沙、迅 悠一 役の高橋健介の5人が出席。
植田は、空閑遊真を演じることについて「実年齢と17歳の壁を超えて15歳の役を演じていますが、役の年齢設定はあまり関係なく、いかにそのキャラクターに寄り添って自分らしく演じることができるのかが役に近づく最短ルートで一番大事なことだと思っています」とし、「空閑遊真役に植田圭輔を選んでいただいた意味を追求してきました」と稽古を振り返る。
溝口は「三雲くんの好きな部分は頑固で、台詞にもあるように“面倒見の鬼”というところです。人のことを思って動いていく人物で、それが決して人の為にやってあげたではなく、自分の心に従って動いている部分が素敵だなと思っているので、そこをしっかりと意識しながら演じてきたいと思っています」と意気込みを語る。
雨取千佳役の其原は、「物静かな千佳ちゃんの可愛さだけでなく、強い意志や気持ちを持つ一面もしっかりと演じたいと思います」とコメント。
迅 悠一を演じる高橋は「迅 悠一という役をやらせていただくにあたり、稽古に入る前までは背中を見せて頑張らなきゃなと思っていたんですけれども、実際は稽古場に入って、(共演する)みんなの支えがあって、みんなのおかげで迅 悠一として立っていられます。そこをしっかり観ていただきたいと思います」と力を込めた。
最後に植田は、「全員が主役の舞台だなと感じながら、日々稽古してきました。キャラクター一人一人が濃くて、それぞれが主人公で、守るものがあって、なりたい自分や戦っている自分、そして守りたい人たちがいて、SF要素だけでなく、人間模様が描かれ、成長や強さを観ていただくことで、皆様の活力になると感じております。是非観にきてください」とメッセージを送った。
舞台は、人口28万人が暮らす都市・三門市。ある日突然、異次元へ繋がる門(ゲート)から訪れた侵略者・近界民(ネイバー)によって街は半壊してしまう。それから4年、依然として襲撃はあるものの、侵略者に対抗する組織・界境防衛機関「ボーダー」の活躍によって、人々は日常生活を取り戻していた。
物語は、ある目的のために日本に訪れた空閑と三雲との出会いから始まる―。
今回の為に考案された新たな演劇表現“フィジカライブ”(Physical×Live performance)。中屋敷は「視覚的に楽しめる表現として、梅棒さん、泰智(KoRocK)さんに入っていただきました。俳優たちが舞台上でダンサブルな躍動感溢れるパフォーマンスを行います。また、GIRA MUNDOさんによる耳で楽しむとても刺激的な音楽もあります。目で耳で、五感で楽しめる作品になっています」と、囲み会見で演出のポイントを明かしていた。
その言葉通り、バトルシーンでは、映像に加えて、ダンスと音楽を使った演出がなされている。キャストは、音楽に合わせて、それぞれのキャラクターやボーダー各隊をイメージしたダンスを披露し、バトルの疾走感や各シーンの感情を表現している。息の合ったキレのある身体表現に注目だ。
公演は11月19日(金)〜28日(日)に東京・品川プリンスホテル ステラボール、12月2日(木)〜5日(日)に大阪・サンケイホールブリーゼで行われる。
(C)葦原大介/集英社 (C)『ワールドトリガー the Stage』製作委員会
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