剛力彩芽とDream Amiがダブル主演で1人2役を演じる韓国発のミュージカル「#チャミ」が9月9日(木)、東京・自由劇場で開幕。開幕に先立ち公開ゲネプロが行われた。
もしも自分が完璧な人間になれたら…? ミュージカル「#チャミ」は、“平凡な”主人公チャ・ミホと、ミホがSNSの中に作り上げた理想の自分「チャミ」の姿を、軽快な歌やダンスと共に描く物語。
剛力とAmiはいずれも本格的なミュージカルは初挑戦ながら、ミホとチャミの二役を交代で務める。この日のゲネプロでは、剛力がミホを、Amiがチャミを演じた。
素直で真面目ながら、ありのままの自分を愛せないでいるミホ。そんなミホの前にある日、ミホの理想が生み出したチャミがSNSの中から現れる。華やかで自信にあふれ、プライベートでも職場でも順調なチャミは、ミホとは対照的なキャラクターだ。
SNS上の存在だったはずのチャミを前に、現実のミホの存在が揺らいでいく…。
本作は、多くの人にとってSNSが欠かせなくなっている現代に、「ありのままの自分を大切に」というメッセージを届ける。
公開ゲネプロ後に行われた取材には、剛力とAmi、井阪郁巳、丘山晴己、反橋宗一郎、石井一彰が出席した。
剛力は、「チームが一丸となって作り上げてきた作品。このご時世、どうしても気持ちが内に入ってしまう中で、観ていただけたら笑顔になれるし元気になれる作品だと思いますし、すごく大切なメッセージがたくさん入っています」とあいさつ。
Amiは「3カ月間みっちり稽古をさせてもらえて、胸を張って最高のカンパニーだと思えるような仲間になったし、それが作品にも反映されていると思う。チャミは日本では初演。毎年続いていくようなミュージカルに育てられたらいいなと思っています」と意気込みを語った。
ミホの大学の同期で、ミホに片思いしているキム・コデを演じる井阪は、「僕の演じるコデと、(ダブルキャストの)反橋さん演じるコデが、同じ言葉を話しているのに全然違う。それだけで別の作品を見ているくらい楽しめる」。
ミホが思いを寄せる大学の先輩、オ・ジニョクを演じる丘山は役作りについて、「最初作っていた役とはだいぶ違った役に仕上がりました。いろいろ試した上で削ぎ落とす作業がいちばん効果的なんじゃないかと思います」と話した。
同じくオ・ジニョク役を務める石井は「演出家の田尾下さんが何をやっても受け入れてくれるので、稽古が毎日、集中しながらもすごく楽しかった」と振り返った。
公演は9月21日(火)まで。19日(日)13:00と20日(月)13:00の公演は、Huluストアでの配信も決定している。
(C)ミュージカル「#チャミ」JAPAN(Musical @Cha_Me)
Book & Lyrics by Min-Hyung Cho
Music by Sul-Gi Choi
Original Production by PAGE1
広告
広告