演劇にイリュージョンやプロジェクション・マッピングを掛け合わせ、ジャパンカルチャーの一つ「忍者」を表現する新体感型イマーシブショー『真Ninja Illusion LIVE The REAL〜正義忍者vsゾンビ忍者〜』が、7月3日(土)~8月21日(土)に東京・浅草九劇で開催される。7月2日、取材会とゲネプロが行われた。
“正義忍者”の5人が、はるか昔に全滅させられたはずの邪悪な“ゾンビ忍者”集団と戦うストーリー。ダブルキャストによる上演で、ゲネプロには、佐久本歩夢・佐川大樹らによるチーム乱破(らっぱ)が登場した。
ダンス、殺陣、アクロバットもある盛りだくさんの内容で、キャストは舞台上を所狭しと飛び回る。佐久本は全日本新体操学生選手権・個人総合準優勝の実績の持ち主で、身体能力の高さが一際目を引く。
さらにイリュージョンやプロジェクション・マッピングの演出が、舞台の幅を広げる。正義忍者は手強いゾンビ忍者を相手に、どのように対抗するのか――。
総合演出は菜月チョビ(劇団鹿殺し)。イリュージョン演出は、マジック界のアカデミー賞といわれる「マーリン・アワード」で最も独創性のあるパフォーマンスを行うイリュージョニストに与えられる“Most creative illusionist”を日本人初受賞したイリュージョニストHARA。プロジェクション・マッピングは、パフォーマンス集団SIRO-A、振り付けは数多くのアーティストを担当するCRE8BOYが手がけるなど、各分野のクリエイター陣が競演する。
取材会で、佐久本は「正直なところを言うと、稽古期間はきつかった。でもそれ以上に、ダブルキャストでお互いに意見を出し合いながら、この作品をどういう風にしていこうと考えながらやる日々がすごく楽しかった」と振り返った。
佐川は「チョビさんを始めとするクリエイターの皆さまにすごく熱心に指導していただき、過酷ではありましたが、それを120%発揮できるように、みんなで話し合ってここまで来ました。ついに見せられるということで、楽しみにしていてください」と意気込みを見せた。
(C)真 Ninja Illusion LIVE The REAL/撮影:Shinsuke Yasui
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