2019年9月からスタートするドラマイズム『REAL⇔FAKE』(毎週火曜夜1:28〜、MBSは毎週日曜0:50〜)に荒牧慶彦、松村龍之介、植田圭輔、佐藤流司、小澤廉、和田雅成、染谷俊之、蒼井翔太の8名が出演することが決定した。
脚本・監督を手掛けるのは、毛利亘宏。本作では演じる役者の性格などをもとに、役柄のキャラクターを当て書き※したという。
(※当て書きとは演じる俳優をあらかじめ決めておいてから、のちに脚本を書くこと)
6月某日には、都内で記者会見が行われた。登壇者は、荒牧慶彦、松村龍之介、植田圭輔、佐藤流司、小澤廉、和田雅成の6名。今回は会見で紹介された本作の見どころや、キャストたちの仲睦まじい様子をお届けする。
▲登壇者。左から松村龍之介(梅原黎士郎役)、植田圭輔(育田悠輔役)、佐藤流司(鈴木翔琉役)、小澤廉(沢瀬凛役)、荒牧慶彦(牧野凪沙役)、和田雅成(瀬名征行役)
あらすじ
その歌声から、天使と呼ばれている国民的人気アーティスト、朱音(蒼井翔太)が、突然失踪した。所属事務所の垣根を超えたタレントによるユニット、「Stellar CROWNS(ステラクランズ)プロジェクト」に加入し、活動の幅を広げようとしていた矢先だった。
失踪の原因について様々な憶測が飛び交う中、朱音の所属事務所社長、澤木田の元に一通の怪文書が届く。
「犯人は、プロジェクトメンバーの中にいる。」
フリーの映像ディレクター、守谷英俊(染谷俊之)は、澤木田の依頼を受け、プロジェクトのドキュメントムービーの撮影を口実に、犯人捜しを始める。
豪華キャストが勢揃い、舞台では見られないメンバーの一面も
――まず、ご自身の役柄をお聞かせください。
松村龍之介(梅原黎士郎役):梅原黎士郎は、つい最近までオーストラリアで仕事をしていて、所属事務所の垣根を超えたタレントによるユニット、「Stellar CROWNS(ステラクランズ)プロジェクト」を機に日本に戻った帰国子女です。
鈴木翔琉くん(佐藤流司)や、育田悠輔くん(植田圭輔)のストーリーとは別軸の人物で、物事を客観的に見ている役となっています。
(小澤)廉が演じる沢瀬凛とは、小学校のときの同級生でほかのメンバーとも違う関係性を持っています。性格としては真面目で実直な人物なのですが、どこか冷たいところがあります。
植田:役柄の説明長いよ(笑)。そんな引き出せない。
小澤:頭に入ったのは帰国子女ってことだけ(笑)。
植田圭輔(育田悠輔役):育田悠輔は1番年上ですが、病気で2年ダブってしまい、鈴木翔琉(佐藤流司)と同級生の役です。あと、僕の当て書きみたいな役です。以上です。
一同:素晴しい、分かりやすい。 (拍手)
佐藤流司(鈴木翔琉役):今回、当て書きなんですよね。当て書きって言うのズルいな(笑)。
鈴木翔琉は不器用で少し無口でちょっと短絡的な所もあって、「ザ・漢(おとこ)」って感じです。よろしくお願いいたします。
小澤廉(沢瀬凛役):沢瀬凛は苦労人で親の借金を肩代わりして返済している人物です。
表の舞台ではニコニコしているんですけれども、カメラが止まってプライベートに入ると、スッと暗い人物になります。まるで僕の生き写しをしたような人物です。
植田:確かに裏ではしょうもない奴だよね。
小澤:しょうもなくはない(笑)。裏でもニコニコしてるよ(笑)。
荒牧慶彦(牧野凪沙役):牧野凪沙はカメラの前だとハキハキと元気な元アイドルです。
植ちゃん(植田圭輔)演じる育田悠輔くんと同じアイドルグループの元メンバーという設定なのですが、実は気弱で人見知りでネガティブな部分があります。
ネガティブな部分を同期で幼馴染の瀬名征行(和田雅成)に頼っている、弟気質なキャラクターとなっています。
和田雅成(瀬名征行役):瀬名征行は一見クールでちょっと口が悪く、勘違いされやすい部分が多いです。
でも同じ事務所で弟のように慕っている牧野凪沙が大好きで、彼のことになると真剣に考え、凪沙との時間が好きな人物となっています。
「そうそうたるメンバーが集まった」作品づくりへの意気込みとは
――今回このメンバーでドラマをやると聞いたときの最初の感想を教えてください。
松村:この質問を短く答えるの?
一同:思うがままに、思うがままに(笑)。
松村:最初に聞いたときは本当に嬉しかったのですが、割と緊張の方が強かったです。
今回のメンバーは年齢的にも芸歴的にも先輩の方ばかりで、これまで共演する機会も少なかったのでどういう形で食い込んでいったらいいのかなと心配にはなりました。
でも、メンバー全員が良い人たちで笑顔溢れる現場になっています。幸せです。今後の課題としましては――。
一同:今後の課題は楽屋でやってもらっていい?(笑)
松村:そんな感じです(笑)。
植田:このメンバーでドラマをやらせてもらうと聞いたときは「時代が変わったんだなあ」と思いました。自分自身への新しい挑戦だと考えて、頑張ります。
あと個人的には佐藤流司くんと会ったことはあったのですが、共演は初めてなので楽しみでした。
佐藤:俺は「視聴率とれそうなメンバーだな」と思いました(笑)。
一同:やめとけ(笑)。
佐藤:全員尊敬しているメンバーなので、一緒に演じられるのも非常に楽しみでしたし、今日一緒に撮影をさせてもらって面白いなと。きっと良い作品になるはずです。
小澤:芸歴は龍(松村)が1番浅いって言っていましたが、実は僕が1番浅いんです。なので、そうそうたるメンバーのなかにいれることを純粋に嬉しく思いました。
そんななかでやるのは緊張するかなと思っていたのですが、今回の顔合わせを経て雰囲気の良さがわかったので、この先が楽しみです。
荒牧:今回共演するメンバーは個人的にも仲が良く、役者としても尊敬している人たちなので、一緒に仕事できるのは嬉しいです。
(小澤)廉も言っていた通り、そうそうたるメンバーなのできっと見てくれているファンの方々に喜んでもらえるような作品になるはずです。個人的にはみんなのスケジュールを合わせるのが大変そうだなと思いました(笑)。
和田:メンバーそれぞれ色が違うので、みんなが混ざり合ったときに強いのではないかと思います。蒼井翔太くん(朱音役)もいますし、きれいな色になってほしいですね。
――「犯人はプロジェクトメンバーの中にいる」という言葉が出てきますが、もし視聴者目線でこの作品を観て1話でキャラクターを把握したとき、誰が怪しいと思いますか。
松村、植田、荒牧、和田:(一斉に)鈴木翔琉。
――「鈴木翔琉」と答えたみなさんに質問です。それはなぜですか?
植田:(佐藤の顔を見ながら)この顔だし(笑)。
和田:犯人顔(笑)。
佐藤:俺は牧野凪沙かな。
小澤:僕は育田悠輔かな。髪色がちょっとなんか。
和田:確かに髪の毛に少し赤いれてるもんね。
植田:オレンジだよ。
和田:オレンジいれてるもんね。
一同:(笑)。
――自分以外の役で演じたい役はありますか?
松村:鈴木翔琉くん。(佐藤)流司くんは僕にないものを持ち合わせているので、流司くんが演じる鈴木翔琉くんは演じてみたいです。
佐藤:初対面で俺の何を知っているのでしょう。今日会ったばかりなのに。
植田:キツッ(笑)。
松村:僕も今何を言ったのか分からない。
一同:(笑)。
植田:誰でしょうね。でも朱音のポジションっていいよね。朱音みたいな役はやってみたいです。
佐藤:俺は守谷英俊です。演じる染谷くんってちょっと仏頂面というか遠くを見ている役多いじゃないですか。それが格好良いなと思うのでやりたいです。
小澤:僕は牧野凪沙です。彼と一緒で僕もシャンプーのこだわりがあるので向いているかなと思いました。
荒牧:僕も守谷英俊です。(佐藤)流司も言っていたように、謎めいた役柄で物語を展開していく役はやってみたいです。
和田:難しいな。みんな素敵ですが、やっぱり瀬名征行がいいです。すいません、自分になっちゃうのですが。
佐藤:いや自分以外って言ってたよ。
和田:(焦って)鈴木翔琉です。役柄がおいしいなと思いながら台本を読んでいました。
一同:(笑)。
俳優の個性を出しつつ、キャラクターも生きている
――今回当て書きと聞いて、毛利さんから見たらこう思っていたんだとドキッとした部分はありましたか?
和田:僕自身はやりやすいように変えてくれている部分は多いように感じています。皆さんはどうですか?
一同:(シーン)。
植田:誰も何もないんかい! でも(松村龍之介が)英語が喋れるっていう役なのは、実際でも英語が喋れるからでしょ?
松村:多分そこからだと思います。
小澤:本当に喋れるの?
松村:ちょっとだけ。
荒牧:当て書きのなかにもポイントで付け足した部分もあるので、僕が今までやったことがないキャラクター性も入れてくれています。自分を出しつつもこのキャラクターを演じられるのは面白いです。
――タレントユニットという設定ですが、実現するとしたらこのメンバーでやってみたい活動を教えてください。
和田:僕たちは役者として活動しているので、このメンバーで舞台をやってみたいです。おそらく、かなり癖が強い稽古場ですよ。
植田:うるさいだろうね。
小澤:カレンダーとか作りたいです。
佐藤:俺1、2月もらっていい?
小澤:俺は7、8月。
和田:いいんだよ、何月でも(笑)。
――このドラマの役柄には裏と表の顔がありますが、オンオフのギャップが激しい人は誰ですか?
一同:そんなに変わらないよね。
佐藤:俺は家に1人いてもこのままのペースで喋りますからね。
一同:やばい人じゃん(笑)。
――撮影現場で見つけたメンバーの意外な一面はありますか?
佐藤:この顔ぶれでご一緒させていただく段階で分かったのは、荒牧くんがいじられていくのではないかなと思いました。
一同:その流れありましたね。
和田:空き時間にゲームをしていたのですが、マッキー(荒牧)が正解を言ったら怒られていましたね。
――本作の設定は共同生活ですが、共同生活をした経験がある方はいますか?
植田:番組撮影で(和田と)1週間くらい同じ部屋で一緒に生活したことあるよね。
和田:そうでしたね。植ちゃんは僕の先輩なのですが、キングサイズとソファがあって僕キングサイズで寝ていました。
植田:お前はソファでいいだろうって。
和田:違う、言ってない。そのソファがちょうど植ちゃんサイズだったの。
植田:俺よりデカかったわ。
荒牧:キングサイズだったら端と端で寝られない?
植田:いや〜、1個はきついぞ。
荒牧:僕は共同生活をしたことはないですが、できると思います。ある程度おのおの過ごせる環境があって、部屋が別でリビングが共同であればやってみたいです。
佐藤:俺は絶対嫌だ。
松村:僕は一緒に共同生活をしていた方がハーフの方だったのですが、文化の違いもあり、先輩だったので気を遣いました。洗濯物とかやってあげるのですが、意外と細かいところが気になっちゃって。
和田:分かる、分かる。僕は5人で暮らしたことあります。二度としたくないです。自分のテリトリーとかすごい気にします。
佐藤:じゃあ今度泊まりに行きます。
和田:泊まりはいいよ。
1話観るごとに謎が深まっていく――フェイクのなかにある真実とは
――楽曲はどんなイメージに仕上がっていましたか?
荒牧:最初に聴いたときは格好良いなと思いました。あとキーが高めでした。
――歌詞はいかがでしたか?
和田:『REAL⇔FAKE』というタイトルの意味が込められている歌詞でした。「裏と表」「リアルのなかに」「フェイクのなかに潜む真実」とか。
一同:歌詞言っちゃったじゃん(笑)。
和田:それが歌詞です(笑)。
(※歌詞にネタバレ要素はございません)
――最後に1人ずつドラマの見どころを教えてください。
松村:このメンバーが集まることは、僕にとって奇跡に感じます。この場にいられることが有り難く、光栄です。
当て書きということもあり、それぞれ自然に持っている魅力をぶつけ合える作品だと思うので、どこまでが素で、どこまでが役柄なのかも楽しんでもらえたら嬉しいです。
植田:視聴者の方には「先はこういうことじゃないのかな」という推理をしてもらいたいです。ドラマのストーリーも楽しんでいただける内容になっています。
佐藤:まだ撮ってはいないのですが、6人で共同生活をしているシーンが新鮮でいいなと台本を読んでいて思いました。違う畑で戦っているもの同士が1つ屋根の下で暮らすって興奮します。
植田:ロックだなあ。
佐藤:それが自分自身の楽しみなところですし、見どころになるのではないかなと思います。
小澤:このメンバーが1つの画面に集まっているというところが見どころです。
あとサスペンスになっているので、第1話を観たら「続きが気になって仕事ができない!」 って思う人もいるはず。そういうところも楽しんでもらえたら幸いです。
荒牧:1話観たら2話観たくなる、2話観たら3話観たくなるようなドラマです。どんどん謎が深まっていくようなストーリーで魅力的な作品になっています。
また、この作品はキャラクター同士の関係性も込められているのでそこにも注目して欲しいです。
僕の場合は「Stellar CROWNS(ステラクラウンズ)プロジェクト」のオーディションを一緒に受けて加入した、同じ事務所に所属する瀬名征行との関係性ですね。
それぞれほかのペア、キャラクター自体にもいろいろな設定があるので、どんどん考察していって楽しんでいただけたら幸いです。
和田:本作はフェイクのなかに真実が隠されているので、台本を読んでいても「あれ、これってどういうことなのだろう?」って思うときがあります。
視聴者の方にも、フェイクのなかにある真実を楽しんでもらえたら嬉しいです。
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