9月14日(木)、「ブラッククローバー the Stage」の公開ゲネプロと植田圭輔(アスタ役)、武子直輝(ユノ役)、小宮有紗(ノエル・シルヴァ役)、桜庭大翔(ヤミ・スケヒロ役)、高崎翔太(マルス役)による囲み取材が行われ、公式レポートが到着した。
公式レポート
シアター1010にて「ブラッククローバー the Stage」初日の幕が開いた。本作は、田畠裕基原作コミック「ブラッククローバー」(集英社 ジャンプ コミックス刊)初となる舞台化作品。
魔法がすべての、とある世界…。最果ての村・ハージの教会に同じ日に捨てられていたアスタ(植田圭輔)とユノ(武子直輝)は、互いに魔道士の頂点・魔法帝になることを夢見て努力を重ねる日々を送っていた。
15歳になる年に、持ち主の魔力を高める“魔導書(グリモワール)”を与えられた2人は、魔法帝直属の魔道士軍団である魔法騎士団の入団試験を受ける。その結果、九つある軍団の中から魔力の強いユノは、エリート集団『金色の夜明け』、魔力が一切無いアスタは、ならず者集団『黒の暴牛』に所属することに。
ついに2人は魔法帝への第一歩を踏み出す。
アスタは『黒の暴牛』団長ヤミ・スケヒロ(演:桜庭大翔)のほか、マグナ・スウィング(演:毎熊宏介)、ラック・ボルティア(演:三井淳平)、そしてアスタと同じく新入団員のノエル・シルヴァ(演:小宮有紗)と、ユノは『金色の夜明け』団員のミモザ・ヴァーミリオン(演:加藤夕夏)、クラウス・リュネット(演:菊池修司)らとともに様々な任務に挑んでく。
大剣を振り回しながら縦横無尽に動き回るアスタや、華麗な蹴りを披露するラック、そして各キャラクターが披露する映像を駆使した魔法表現によって観客を見事に作品の世界へ引き込んでいった。
そんな時、新たな『魔宮(ダンジョン)』が発見され、『黒の暴牛』のアスタ、ノエル、ラック、そして『金色の夜明け』の3人が探索に向かうことに。しかし魔宮は敵国であるダイヤモンド王国との国境近くに存在し、ロータス・フーモルト(演:萬谷法英)、そして「ダイヤモンド王国の秘密兵器」と呼ばれる魔導戦士マルス(演:高崎翔太)もまたダンジョンの宝物殿を目指していた。
ダンジョンで繰り広げられる目まぐるしいアクションには是非ご注目いただきたい。
アスタとユノの熱い友情、圧巻のアクション、映像と舞台ならではの表現が組み合わされて生まれる魔法表現は必見!はたして魔宮を攻略して宝物殿に辿り着くのは誰なのか!? 結末はぜひ舞台でご覧いただきたい。
ゲネプロ前に実施された囲み取材では、植田圭輔(アスタ役)、武子直輝(ユノ役)、小宮有紗(ノエル・シルヴァ役)、桜庭大翔(ヤミ・スケヒロ役)、高崎翔太(マルス役)が登場。
劇中の注目ポイントを聞かれた植田は「魔法がすべての世界の中で生身の人間たちがどう舞台上で表現するのかという所ですね。いい意味でお客さまの期待を越えつつ、いい意味で裏切りながら、人間が演じるということの意味を出せる様に作り上げていますのでご注目いただけたら」とコメント。
桜庭は鍛えあげた自身の筋肉が注目ポイントと語りつつ、キャスト達のビジュアルの完成度の高さに触れ「フィギュアが動いているような完成度! キャラクターがそのまま出てきたような作品になっています!」と興奮気味に語った。
アスタの大剣を使ったアクションや、映像を駆使した魔法表現なども魅力の本作の稽古の様子について聞かれると、植田は自身がほかのメンバーより遅れて稽古に合流したことを明かし、「僕の殺陣を入れている日に黒の暴牛メンバーが(自分の)稽古が終わるのを2時間位待ってくれていたんです」とキャスト同士の中の良さが伝わるエピソードを披露。さらにアスタが使う大剣については「最初は重すぎて正直振れなかったですが、稽古を通して徐々にアクションできるようになりました!」と話し、アスタの剣については武子も「マジで剣重すぎるので、終わった後に展示して皆さんに持っていただきたいです。すごいぞこれは! ってなると思うので!」と客席に呼びかけた。
「自分だからこの役の魅力を引き出せたと思う部分は?」という質問では高崎が「今回植田さんと戦う役なのですが、初共演の時も敵役だったんです。あれから十何年経ってまたこうした役を演じるということで、植田さんとのこれまでの信頼関係の中でお芝居やアクションができています。」とコメント。
小宮は「黒の暴牛メンバーをはじめ、キャストの皆さんがとても優しくあたたかく接してくださるんです。その関係性があるからこそ、劇中でノエルが仲間になっていくシーンでより役に入り込めますし、活かせているなと思います」と語った。
桜庭は再び筋肉アピールを入れつつ、「キャラクター毎に鍛える筋肉を変えていまして、ヤミはとにかく腕が太いんです。人間は利き手があるので、僕で言うと右手の方が太いんですが、今回衣装の都合上右手が完全に隠れてしまうんです。なのでヤミを演じている期間は左を鍛えて左右同じくらいの太さにしています!」とストイックなエピソードを明かし、共演者たちを驚かせた。
武子はこれまでの自身のキャリアに触れつつ「ユノは一見クールな中に情熱を感じさせるキャラクターですが、僕はこれまで熱いキャラクターの役を演じることが多かったので、その経験がただクールなだけじゃないユノを演じる上で武器になっているかなと思います」と話し、植田は「フォルムですかね(笑)」と笑いを取りつつ、「僕が惹かれる役は一本筋が通っているというか、決めたことを何があっても曲げないキャラクターなんです。アスタはそこに自分だけじゃなく、周りの人のことも考えられていたり、友との約束があったり、こんなにカッコイイ役は無いなと思っています。この役を自分以外が演じているのが想像できないという感覚が、僕がアスタをやる魅力なのかなと思います」と力強く語った。
「自分以外で注目の欲しいキャラクターは?」という質問には高崎が事務所の後輩であるマグナ役の毎熊宏介を挙げ、「漢! という感じで熱量が高いので注目してほしいです!」とコメント。小宮はミモザを演じる加藤夕夏を選び、「稽古中にプリクラを撮ったりして仲良くなったので、その関係性が出ていたらいいなと思っています!」と語った。
植田は先輩でありながおおらかな雰囲気で見守ってくれるという理由でロータス役の萬谷法英を挙げ、武子はクラウス役の菊池修司について「普通にクラウスという役を演じるとお堅い感じになると思うんですが、彼が演じることで可愛さが出ますし、何より座組の最大のムードメーカーなので注目です!」とコメント。桜庭は「二面性のある結構難しいキャラクターだと思うんですが、狂気の面を出している時は特に見入ってしまいますね。台詞の無い場面もこだわっているので、そちらも観て欲しいです」とラック役の三井淳平について語った。
最後に公演を楽しみにしているファンに向け植田は「こんな素敵な仲間たちに会えるとは思っていませんでした。本当に良いチームワークを保ってここまでこれたと思っています。そうした関係性は舞台上に出ますし、何かあった時もきっと支え合えるし、良いシーンをより良くしていける自信があります。より多くの人にこの作品をお届けできたらと思います」とコメントし、囲み取材は終了となった。
本公演は東京公演が18日(月・祝)まで、神奈川公演が22日(金)~24日(日)まで開催され、23日(土)の昼・夜2公演では生配信も行われる。さらに公演会場では本編DVDの予約販売も実施中。
ぜひ全国各地から「ブラッククローバー the Stage」をお楽しみいただきたい。
PV
(C)田畠裕基/集英社・ブラッククローバーthe Stage製作委員会
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