舞台「おそ松さん」2nd SEASONの制作発表記者会見が、8月7日(月)に東京・東京カルチャーカルチャーで開催され、イベントレポートが到着した。
記者会見には松野家6つ子と6つ子のイケメンver.であるF6を務める新星キャスト総勢12名が登壇。おそ松も参加し、さらにはスペシャルゲストとして高崎翔太(前・おそ松役)と井澤勇貴(前・F6おそ松役)が駆けつけて後輩たちを激励。記者会見内では新たにメインビジュアル2種・特報PVも解禁となった。
大ヒット舞台の2nd SEASONとして、新たなキャストで上演される本公演。MCの柳原哲也(アメリカザリガニ)がキャストを呼び込むと、登場したのはおそ松。「え?おれを呼んだんじゃないの!?」というリアクションに、おもわず会場からは笑い声が。早速おそ松さんらしさ満載の空気の中、記者会見がスタートした。改めてMC柳原の呼び込みで登場したのは、松野家の6つ子を務める中西智也(おそ松役)、大野紘幸(カラ松役)、杉咲真広(チョロ松役)、三井淳平(一松役)、中村碧十(十四松役)、本間一稀(トド松役)、さらに6つ子のイケメンver.である「F6」を務める草地稜之(F6おそ松役)、中本大賀(F6カラ松役)、松井健太(F6チョロ松役)、磯野亨(F6一松役)、木村優良(F6十四松役)、松本勇輝(F6トド松役)という、フレッシュなキャスト総勢12名。
本公演のキャストは、全員がオーディションで決定とのことで、おそ松役のふたりが当時を振り返る。中西が「(おそ松に)選んでいただけて、うれしい気持ちでいっぱいです」と緊張した面持ちで語ると、草地は決定の報を受けたとき、おそ松として生きられる喜びが一気に込み上げてきたと言い、マネージャーと無言でハイタッチしたというエピソードを披露した。
「本作に出演するにあたり、1番大事にしたいと思っていることは?」という質問では、それぞれ手持ちの松パネルに回答を準備。F6おそ松役・草地は「みんなの王子様」、カラ松役・大野は「ナルシスト」、チョロ松役・杉咲は「マジメクズ」、さらにF6チョロ松役・松井は「smart」、十四松役・中村は「マッスル」と、次々に各キャラクターらしいワードが掲げられるなか、F6カラ松を演じる中本は「あの言葉」と回答。「作中のシーンのように、ここに『ブス』って書いたら、ただの悪口になってしまうので(笑)」としつつ「この言葉を大事に演じたい!」と語ります。トッティの愛称でも知られる、6つ子とF6のトド松を演じる2人は「圧倒的可愛い!」(本間)、「永久キャワチ」(松本)と、揃ってラブリーな回答で盛り上げた。
一方で、「猫を飼いたい」とボケてきたのは一松を演じる三井。大野から「このボケで1時間悩んでた」と暴露されるも、「先代の意志を継いで頑張りたい」と大真面目なコメントで被せる。同じくまっすぐな瞳で「唯一無二」を掲げたのはF6十四松役・木村。「この愛される作品を、僕らが演ることに意味がある!」と熱弁してみせ、MC柳原から「(十四松なのに)カラ松感がすごい!」とツッコまれると、改めて「ゆいいつむに〜!」と十四松らしくおどけて笑いを誘った。
実は、ほとんどのメンバーが初顔合わせとなった本日。そんなフレッシュなカンパニーを優しい笑顔で見守っていた(?)おそ松役・中西は、「仲良し」と満面の笑みで回答。F6一松役・磯野も「チームワーク」と答え、さっそくグループ内での各々の立ち位置が見えてきたと話す。中西はみんなに支えてもらう長男、磯野はいじられキャラだとわかってきたそうで、それぞれに個性が垣間見えるコーナーとなった。
そしてここで、スペシャルゲストとして、舞台第1弾~第3弾でおそ松役を務めた高崎翔太と、F6おそ松役を務めた井澤勇貴が登場! 後輩たちへのアドバイスを求められると、高崎は「兄弟を愛すること、信じること。それ以上にトト子ちゃんとギャンブルを愛しなさい」と、おそ松らしいクズ回答。井澤が「僕たちは稽古期間以外もずっと一緒にいたんです。兄弟のきずなを見せるには、稽古以外で何をするとかかなあ」と語ると、高崎も食い気味で「そうだよね!」と同意。楽屋でずっとトランプをしていたというエピソードを聞き、後輩たちも「ぼくたちはパチンコをしよう!」、「パチンコは経費で落ちますか!?」と、盛り上がった。
三井からの「アドリブはどこからどこまでだったのか?」という質問には、全部台本通りだと答えた高崎。それには井澤もすかさず「嘘つけ!」とツッコみ、その息の合った様子が真実を物語る。高崎は、一言一句が大事だからと引き続きボケつつも「これからグルーヴ感ができあがっていくと思うので、そこからあなた方の最高なものを作り上げてください」と頼もしいメッセージを送った。
2nd SEASONでは、高崎は脚本、井澤は振り付けで参加することが決定。両者とも初めての経験だそうで、「(前作で)僕たちが踊ったフリを入れたり、見飽きないパフォーマンスにしたい」と井澤。高崎は「ちゃんと皆さんの良さが出るような脚本にしたい。一言一句、お願いします!(笑)」と檄を飛ばし、「かしこまりました!」と背筋が伸びる後輩たちだった。
会見では、特報PVと、6つ子ver.とF6ver.の2種類のメインビジュアルも解禁。MC柳原も「個性バッチリ!」と語るメインビジュアルは、どちらも舞台第1弾からオマージュしたもの。「どっちのトッティも最高!」「十四松は(口が開いて)一番リンクしてる」など、それぞれのビジュアルの共通点でも盛り上がりました。
最後は、12名のキャストを代表して、おそ松役の2人からの挨拶へ。草地は「会場に来たお客さま1人ひとりが幸せになって帰ってもらえるような、そんな素敵な公演をつくれたらいいなと思います」と語り、F6おそ松として「え? 俺の行きたい場所? そんなの、君の隣だよ」と“キュンとする一言”を放つと、これにはキャストからも歓声が。続いて中西が「たくさんの方々に愛されている作品なので、僕たちも全身全霊で挑んで、皆さんに笑顔と元気をお届けできるよう、精一杯頑張ります!」と語ると、その独特な話の間合いに、今度は一斉にキャストからツッコミが。和気あいあいとしたにぎやかな空気感のなか、「みんな個性が強いので、負けないように、みんなと仲良くできるように頑張ります!(笑)」という中西の言葉で、制作発表記者会見は幕を閉じた。
舞台「おそ松さん on STAGE 〜SIX MEN’S SHOW TIME〜2nd SEASON」は、11月23日(木・祝)~27日(月)に東京公演、11月30日(木)~12月3日(日)に兵庫公演が行われる。
(C)赤塚不二夫/「おそ松さん」on STAGE製作委員会2023
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