映画『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』の初日舞台挨拶が11月18日(金)に東京・新宿バルト9で行われ、オフィシャルレポートが到着した。
今回のイベントには、主演を務めた鈴木拡樹をはじめ、相棒役である安井謙太郎(7ORDER)、北村諒、清宮レイ(乃木坂46)、柴﨑貴行監督の5名が登壇し、映画の公開初日を迎えた心境や撮影の裏側をたっぷりと語った。
ムビ×ステ第4弾として『死神遣いの事件帖』で舞台から主演を務め上げた鈴木は、公開初日を迎えた心境を聞かれると、「前作がコロナ禍の中で公開が遅れたりという経験をしている作品ですので、ずっと目指してきたこの場を迎えられて嬉しいです」と2作目にして初の初日舞台挨拶の登壇を喜んだ。安井は「嬉しいです!」と無邪気に答え会場を和ませつつも、「今回はこうやって皆さんにお会いできて、いいスタートを切れるのが本当に嬉しいです!」と述べた。
当シリーズでは、普段の頼もしい鈴木とは真逆とも言えるキャラクターを演じていることについて、鈴木は「普段は気にしいなところもあるんですが、それを取っ払った開放的なキャラを演じるのは毎回楽しいですね」と述べた。また1番異なる部分を聞かれると「自分は助けを求められると頑張っちゃうタイプですけど、幻士郎はすぐ逃げちゃうことですかね(笑)」と一風変わったキャラクターの魅力をアピール。現場をともにした安井は「拡樹くんは本当に穏やかな人で、神社みたいなありがたさがありますね(笑)」と大袈裟に述べ、会場からは総ツッコミを受けるも、隣で笑っていた北村は「神々しさがあるよね(笑)」と便乗し仲のよさを見せつけた。
7ORDERとして主題歌も務めた安井は、「歌詞はメンバーで書き下ろしました。映画とリンクしている仕掛けもあるので、そういうところも楽しんでほしい」とコメント。さらにムビ×ステ『漆黒天』に出演したメンバーの長妻が作った歌詞について聞かれると、「7ORDERの中で1番作詞のセンスがあるのは彼だと思うくらいおもしろいワードが結構あったんですけど、でも今回の主題歌には使っていないかなー!(笑)」と話し、会場を沸かせた。またシリーズ初参加で悪役を演じた感想を聞かれた北村は、「今までに演じたことがなかった役どころですし、2作目から途中参加ということもあり責任感やプレッシャーはありましたが、できるだけ幻士郎や十蘭とは異なり、今作のスパイスとなれるように孤独に奮闘してました」と知られざる撮影の裏側を打ち明けた。
今作で映画初出演を果たした心境について清宮は、「お芝居の経験がなかったので撮影中は不安もありましたが、現場の空気に身を任せてハナを演じ切れました!」と笑顔で回答。さらに「田舎に住んでいる祖父母が新幹線で都会まで見に行くばってんって言ってくれたり、家族やファンの皆さんが喜んでくれていることが嬉しいです!」と述べ、一気に会場は清宮オーラに包まれた。そんな清宮の初演技の様子を聞かれた監督は、「初めての演技ということで心配はしていましたけど、すごく頑張ってくれました。見てくれたら分かると思いますが、出番もかなり多いので必見です」と観客の期待を煽った。
また主人公が探偵業と言うことにちなんで、今解決してほしいことを聞かれた安井は、「基本的には綺麗好きなんですけど、書類の整理ができなくて…(笑)。あと家電の保証書とか! どうやってファイリングしてますか?」と質問。これには鈴木も共感。一方で北村は「保証書は保証書でまとめておくっていのうが1番!」とアドバイス。しかしそれすらも手遅れの状態の安井に共演者もお手上げとなり、会場の笑いを誘った。また北村の悩みは「すぐにものを忘れてしまうこと」とのことで、「劇場出て5分くらい経ってから鞄を持ってないことに気付いたり…(笑)」とイメージからは想像できない一面を披露。さらに鈴木もよく携帯を家に忘れてしまうそうで、「よく携帯を忘れるんですが、家に帰るまで忘れたことに気づかないんです」とコメントすると、これには会場も唖然! 他作品でも共演している北村は、「拡樹くん、携帯いじらないもん!」とのことで、本作の撮影中もずっと空を見ていたと全員から暴露され、「やばいね!!(笑)気をつけます!」と会場を沸かせた。
最後は主演の鈴木が、「映画館で観る醍醐味は限られた期間でしか体験できないので、この環境を存分に楽しんでください! 皆さんもチームですので、ぜひおすすめしてもらって多くの方に見ていただけると嬉しいです!」と作品をアピールし、割れんばかりの拍手で初日舞台挨拶の幕は閉じた。
(C)2022 movie-st
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