劇団アレン座 第九回本公演「点滅」 が12月7日(水)~12月11日(日)に東京・サンモールスタジオ、12月20日(火)~12月24日(土)に東京・アトリエファンファーレ高円寺、12月27日(火)~12月31日(土)に東京・小劇場楽園で上演される。
本作は劇団アレン座本公演。2022年4月より加入が発表された竹中凌平を含めた劇団員4人での初公演だ。途方もない数の人生の点滅。年の終わりふと人は立ち止まり物思いに耽る。初雪が観測された東京、突如として閉じ込められた、ある4人の人生が描かれる。
出演は栗田学武、磯野大、竹中凌平、來河侑希。作・演出は鈴木茉美が務める。
作・演出:鈴木茉美 コメント
劇団員4人での初めての公演です。そして初めて東京都内3カ所の劇場で公演をします。作品は約3年間、俳優たちの膨大な声と言葉を聞き続け、毎回私が作った点と役者のエチュードで作った線を繋げて作品にしてきた、舞台『いい人間の教科書。』(以下、イイショ)をもとに、初めて全編戯曲として0から創作し書き下ろしたものになる予定です。役者が変われば線が変わり結末が変わる、私にとって役者と強く繋がる大切な作品です。それはそれでとても楽しいのですが、1度戯曲にしてみようと思いました。いわば若者の声を聞き続けた集大成です。どうなるかはまだわかりません。今までやってきたイイショとは全く違うものになるかもしれません。構想の段階では全く違うものになっています。劇団員にとっても私にとっても劇団にとっても、挑戦の作品になります。アレン座を応援してくださっている方には新鮮に感じてもらえると思います。初めましての方にはアレン座を知ってもらうきっかけになれば嬉しいです。
栗田学武 コメント
今年1年を漢字1文字で表すと『初』。2022年は、初心を思い返す1年になりました。何故役者を始めたのか。何故劇団アレン座に入ったのか。役者を志して10年、劇団に入って6年の歳月の中で変わったもの、変わらないものもたくさんあります。そんなことを考えてたら年末に『初』だらけの舞台を劇団で公演させていただくこととなりました。初の劇団員4人のみでの公演、初の東京3劇場をまたぐロングラン、初の下北沢公演。ただただ、劇団員として舞台上で芝居をさせていただけることに感謝します。どの『初』がどんな変化をもたらすのか、とても楽しみです。個人的には、『いい人間の教科書。』が茉美さんの手によって初の戯曲化された書き下ろしになる予定、という『初』に心が躍っています。2022年12月。ぜひ一緒に、すっきりと締め括って、新年を迎えましょう。
磯野大 コメント
久方ぶりに、劇団公演への参加となります。今回は、竹中という新たな風も加わり、3カ所の劇場で公演をさせていただきます。挑戦づくしの公演となりそうですが、果たして今回はどんな作品になるのか、私自身も、とてもわくわくしています。アレン座の挑戦! 是非、見届けていただけたら幸いです。
竹中凌平 コメント
2022年、色々なことがありました。中でもアレン座への加入は自分の中でも大きなできごとでした。東京内3カ所でのロングラン公演。自分達にとっても挑戦的な公演になるかと思います。昔は「大晦日まで仕事したくないな」なんて思ったこともありましたが、2022年のギリギリまで舞台に立つ姿を想像しているとワクワクが止まりません。どんな舞台になるのか。どんな化学反応が起こるのか。まだ全貌は分かりませんが「やってやるぞ」の精神で楽しく駆け抜けたいと思います。皆さま、是非お付き合いください!
來河侑希 コメント
常に劇団のあり方を考え続けてきた6年。毎公演集大成だと思いながら、劇団アレン座は走ってきました。思い返せば常に赤字で、常に崖っぷち。それでも何とかやってきた6年。演劇界にいればそれはみんな一緒だと思いますが、それを通して積み重ねてきた劇団独特の年輪が自分たちにもある。積み重ねてきた6年はそんなに多くはないけど、大切な仲間との出会いや別れを経験して、傷ついたり、テンションが上がったりしながら演劇に向き合ってきた6年。旗揚げ当初より目指しているものは高くて、とてつもなく難しいことだと思い知らされた6年。その傷つきながら学んできた、今の自分たちを全て見せたいと思います。そして、劇団員だけで行う公演はお初です。大変お待たせしてしまいました(汗)が、劇団員全員が揃う公演はとても珍しいのです。そして、常に進化する鈴木茉美の世界へ足を踏み込んでみてくださいませ。
チケットは10月2日(日)23:59までAllen suwaru無料DM会員限定最速先行受付中。
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