「ROOTERS〜応援者たち〜」が7月6日(水)、東京・東京芸術劇場シアターウエストで開幕し、オフィシャルレポート、南圭介、株元英彰、高田翔、緒月遠麻、野村宏伸からのコメントが到着した。
初日前にゲネプロが公開されたが、とにかくステージから伝わる熱量がすごい。
応援を生業としている「ルーターズ」には、誰かに背中を押してほしい、話を聞いてほしい、そんな依頼人が次々と訪れる。底抜けに明るく応援するパターンやスポーツ観戦のような応援、気持ちに寄り添うような応援など、依頼主の悩みや性格に合わせた”応援”を用意。依頼人は満足して帰っていく…。そんな様子をTVのドキュメンタリー番組が密着するのだが、「ルーターズ」たちの本名や素性は一切明かされない。それはなぜなのか? 「イメージを崩したくない」というルーターズ1号(演:南圭介)の言葉はやがて物語が進むことで明らかになるが、序盤はとにかく謎が多い。そもそも「応援」は職業なのだろうか?
また、「ルーターズ」をはじめ、依頼人、TV番組クルーなど、登場人物のキャラクターが興味深い。観る人それぞれではあると思うが、「身近にいる人」感がどのキャラクターからも感じるのだ。日常生活で出会ったことのある人、クラスメイト、同窓生、同期、同僚、部下、上司、そして家族などを彷彿とさせるキャラクター揃いである。キャラクターに自分を重ねるのも面白いだろう。
そして、本作の大きな謎でありテーマである「応援」。「応援される人たちの物語」であり、「応援する人の物語」でもあるが、なぜ応援するのか? なぜ応援してほしいのか? と問われているようでもあり、そこには様々な友情や愛情が描かれている、そんな作品でもある。
南圭介 コメント
舞台「ROOTERS」おかげさまで初日を迎えることができました。日々応援してくださる皆さまに、この舞台を通して我々からのエールを送らさせていただきます。皆さま各々、「何か」を感じとれてもらえたら嬉しいです。本当にたくさんの応援をありがとうございます。これからも励まし合い尊重し合い共に歩みましょう!
株元英彰 コメント
「ROOTERS〜応援者たち〜」というタイトル通り、応援をテーマに、応援するとはどういうことなのか、応援されるとはどういうことなのか、それぞれの人間ドラマの中で笑えて楽しめて、最後に感動できる作品に仕上がったと心から思います。僕の役所は応援される側ですが、観にきてくださるお客さまの応援を胸に、しっかりと沢野として大事にこの作品を届けられたらなと思ってます。是非、たくさんの方に観にきていただきたいです。応援、よろしくお願いいたします!
高田翔 コメント
とにかく初日を迎えられること嬉しく思っております。お客さんに自分達が積み上げてきたものを観ていただいて、どう感じていただけるのか…。ドキドキワクワクしております。キャスト、スタッフ一同、無事に千秋楽まで走り切りたいと思います。一回一回、全身全霊で臨んでいきます。ぜひ、劇場でお待ちしております。
緒月遠麻 コメント
久しぶりの大浜さん作品のこのテンポ感。とてもドキドキしますが楽しみで仕方ないです! 皆さまに少しでも、勇気と希望、ちょっとした元気パワーを持って帰っていただけたらこんな嬉しいことはないです。精一杯みんなで応援いたします! 広島まで駆け抜けるぞー! 押忍!
野村宏伸 コメント
今のこの時期に舞台に立てることに感謝しています。そして、この暑い夏に熱いエネルギーを劇場にきていただいたお客さまに届けられるよう、スタッフ陣、役者陣、一丸となって頑張ります! よろしくお願いいたします。
同舞台は、人情喜劇を得意とする大浜直樹が、自ら主宰する劇団LIVESで2015年に上演し、今回脚本を一部改稿して7年ぶりの再演。
応援を生業としている、むさ苦しい男達の集団に、カメラが密着した。男達の素性は謎に包まれていたが、男達のもとには応援を必要とする者達が訪れ、男達は全力の応援で応えていた。応援を求める人々の事情が明らかになって行くにつれ、応援する男達の謎が明らかになっていき…。
公演は7月6日(水)~7月10日(日)に東京・東京芸術劇場シアターウエスト、7月14日(木)に広島・広島市南区民文化センターで行われる。
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