舞台『アナザー・カントリー』が6月24日(金)、東京・よみうり大手町ホールで開幕し、初主演を務めた和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)、鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)、おかやまはじめ、上演台本・演出の鈴木勝秀からコメントが到着した。
和田優希(Jr.SP/ジャニーズJr.)
ゲネが終わってホッとしています。ジャッドは明るい役で、ひたすらやりたいことをやっています。僕と性格が似ている部分もありやりやすさもある反面、僕はこれをやりたいと外に表すのは奥手なところもあって。その分、ベネットになりたいという憧れもあります。まず全力で楽しもうと、またベネットならどうするかを考えながら演じました。最後まで全力で頑張るのでぜひお楽しみいただきたいです。
鈴木大河(IMPACTors/ジャニーズJr.)
セットはシンプルで衣裳替えもほぼなし。ましてストレートプレイが初めて。今回は同年代の俳優さんも多く、このシーンはどうする? と話し合いながらやってきました。彼らのおかげでここまでこられたと思います。ジャッドの台詞は難しい単語が多くて、自分でも初めての言葉ばかり。普段の喋り方も回りくどくなるくらい練習しました。最後まで全力でやり切りたいです。
おかやまはじめ
喋る役なので、自分のスピードに口がついていくかどうかの真剣勝負でした。みんな稽古場でよく話し合って作っていて、ああ、いい現場だなぁと思いました。
演出・鈴木勝秀
演出のテーマは“さらけ出す”。最初はセットや小道具などもっとあり、レーニン像も用意しましたが、稽古をしながらどんどんなくしていきました。とにかく、見るものはこの若者たちだけ! 甘やかさず、逃げられないようにして(笑)、とにかく顔を上げて前を向いて、脱いでもいいくらいに全員がさらけ出す。お2人(和田・鈴木)は主役、準主役としてしっかり全力で引っ張ってくれました。変化球はいらない、剛速球でいってくれと言って、実際に剛速球しか投げない作品になりました。
同舞台は、劇作家ジュリアン・ミッチェルによって書かれた戯曲で、1981年ロンドン、ウエストエンドのグリニッジ・シアターで初演。1984年には映画化、2013年にはラジオドラマが放送された。
1930年代のイギリス。将来のエリートを育成することを目的とした良家の子息のみが集う名門パブリックスクールであるガスコイン・ハウスで、ガイ・ベネットは親友のトミー・ジャッドと共に伝統と規律を重んじる堅苦しい寄宿制の寮生活を送っていた。ある日、学内で寮生の1人の遺体が発見される。彼は禁忌とされている同性愛の現場を寮監の教師に見つかってしまったことを苦に自殺を図った。その事件を機に寮生たちが様々な思いをめぐらせていく…。
公演は6月24日(金)〜7月3日(日)に東京・よみうり大手町ホール、7月7日(木)〜7月10日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、7月12日(火)〜7月13日(水)に福岡・キャナルシティ劇場で行われる。
撮影:新井裕加
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