舞台&ドラマプロジェクト「あいつが上手で下手が僕で」の舞台ライブ「アマゲン単独ライブ~ハローハローニューワールド~」が6月21日(火)に東京・草月ホールで開催され、オフィシャルレポートが到着した。
2021年秋のドラマ「あいつが上手で下手が僕で」放送後から、登場人物たちがリアル舞台でライブを行うという企画が展開されている。
売れない若手芸人が集まる「湘南劇場(通称“遭難劇場”)」を舞台に、ブレイクを目指して相方や仲間たちと奮闘する姿を描く、ドラマ『あいつが上手で下手が僕で』。今秋の舞台第2弾と 2023年ドラマシーズン2制作の前に、同作から生まれたお笑いコンビ“アマゲン”が単独ライブを行った。その昼公演の模様をお伝えする。
大勢の観客が見守る中、おそろいの紫色のツナギを着た2人の姿がステージに現れる。ガソリンスタンドの店員役と現多英一(演:陳内将)、給油に立ち寄った客役の天野守(演:梅津瑞樹)。ドラマ1話で少しだけ披露したコントの完全版だ。早速コントがスタートしたが、車の給油ではなくロボットの給油という予想外のストーリー展開と天野の斜め上を行くボケや、現多のツッコミの連続に、会場内の笑いのボルテージは一気に上昇。その後、進行役にお笑いトリオ“トンツカタン”の森本晋太郎を迎え、『アマゲン3番勝負』がスタート。「叩いてかぶってじゃんけんぽん」、「超高速でマジカルバナナ」、「ロシアンわさびルーレット」の3番勝負。
イベント中盤の「大喜利」では、「転校生の挨拶にドン引き、なんと言った?」「あいつが上手で下手が僕でみたいに言ってください」などの難題にユーモアたっぷりの回答を披露し、果敢に挑む。さらにVTRお題の出題者として15時公演ではドラマ・舞台で共演した時浦可偉(演:荒牧慶彦)と湾野岳(演:橋本祥平)の参戦、19時公演では島世紀(演:和田雅成)と犬飼佑(演:田中涼星)の参戦で、「ナンダカヨクワカラナイ」と現多の思考が崩壊。大喜利のはずが、いつの間にか撮影現場の裏話や共演者との思い出話満載の爆笑トークが始まり、続く「質問コーナー」でもアマゲンポーズの誕生裏話や、お互いの好きなところ・許せないところなど、ほのぼのした回答の連続に観客は大喜びだった。
また、ふたりの絆を証明するゲーム「コンビ愛で乗り越えろ! ノーハンド風船割り」では制限時間2分間で風船20個を手を使わずに割る事に挑戦。互いの身体の間に風船を挟んで割っていくが、ヒートアップした天野の力強いハグに振り回されヘロヘロになる現多。果たして時間内に割り切ることができたのか。
イベントのラストでは、アマゲンの新作漫才を初披露。準備の間、ステージ上のモニターに15時公演では“らふちゅーぶ”の鳴宮良(演:崎山つばさ)からの祝電が映し出された。祝電に隠された謎が判明すると、会場内からひときわ大きな拍手が鳴り響いたのだった。また19時公演では“らふちゅーぶ”の蛇谷明日馬(演:鳥越裕貴)からの祝電が映し出され、メッセージの途中からまさかのトンツカタン森本へ無茶振りに…。
そしていよいよ、シックなスーツに着替えた“アマゲン”が再びステージに登壇! 満員の観客席を見渡し、笑顔の現多と真顔の天野は、テンポの良い会話と全身を使ったキレのある動きでアマゲンらしさ満載の“お笑い”を表現して見せた。
ステージを終え、「湘南劇場を飛び越えて、こんなに大勢のお客さんの前でネタを披露できるのが嬉しい」と満面の笑顔であいさつした現多。言葉は少なくとも、ふとした瞬間に見せる笑顔や客席に向ける熱い視線から想いの強さを感じさせた天野。役を通してお笑いの偉大さ・奥深さに触れ、さらに追及しようとする彼らは、今日“新たな世界”への大きな一歩を踏み出したことだろう。
なお、本イベントの模様は「Hulu ストア」と「PIA LIVE STREAM」で 6月22日(水)00:00~6月28日(火)23:59 までアーカイブを配信。
そして、次回は9月にロングリードの単独公演の開催が発表された。
(C)カミシモ製作委員会
「あいつが上手で下手が僕で」スピンオフイベント
『ロングリード単独ライブ~噛ませ犬じゃ終わらせない~』
■日時
2022年9月20日(火)
■会場
東京・草月ホール
■公式サイト
https://kamishimo-event.com
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