ナイスコンプレックス N35 舞台『キスより素敵な手を繋ごう』が6月15日(水)、東京・シアターサンモールで開幕した。中村誠治郎、早野実紗、護あさな、小笠原健、梅田悠、伊藤優衣、藤本結衣、山中健太、大神拓哉、七味まゆ味、林野健志、森山栄治からのコメントと舞台写真が到着した。
中村誠治郎
このような状況の中、去年に引き続き再び無事に初日を迎えられて大変幸せに感じております。この作品に参加させていただき、お芝居に対する考え方や、演じることについてたくさんの方法を現在進行形で学ばせていただいております。本当に感じれば、その役として生きれば心が動くということが本当の意味で少しずつですが、わかってきたように感じます。もちろんまだまだ足りていない部分もあると思うのですが、それでさえ発見することの楽しみを感じられるようになっております。倉持裕樹として全力で生きて、お客さまに少しでも何かを感じていただけたら幸いでございます。どうか、最後まで応援の程よろしくお願いいたします。
早野実紗
初日を迎えることができました。ありがとうございます。いまこの瞬間を生きて届けたいです。そして受け取っていただきたい。このラブストーリーには本当に色んな「愛」が込められています。甘酸っぱくないラブストーリー。観る人、観る時、観る年代で共感するところが異なるであろうこの物語を、是非大切な人と一緒に観ていただきたいです。とにかく、全ての登場人物(役者)たちに、愛が溢れているので、それぞれの別のストーリーも、皆さんきっと気になることでしょう。
護あさな
無事に初日を迎えることができてとても嬉しいです! 沙耶を演じていて思うのは、キムラさんが思い描く沙耶は優しく純粋な人。そう生きて育てられたからこそ、母である玲子や裕樹や住人全員に寄り添える人物でありたいと稽古を重ねてより思いました。演じているというより、舞台上で嘘をつかずにありのままでいることが大切だと改めて感じています。誰の目線で見るかによっても物語の形が変わってきますので、何度でも見てほしい作品になっていると思います!
小笠原健
本日無事に初日を迎えられ、心から嬉しく思います。この作品は、記憶を1日しか保てない主人公とその家族が、介護というテーマの中で切なくも楽しく、力強く生きる姿が描かれている作品だと僕は思っています。あなたはどの登場人物に感情移入して観ることになるでしょうか? いつか自分の愛する人が、はたまた自分の両親が。そんなことを想像しながら観たりすると、全くの他人事とも思えなくなります。何が正解なのか? そもそも正解なんてないのか? それぞれの想いが絡み合い、役者が命を込めて演じます。手さえ繋ぐことが難しいこのご時世ではありますが、キスより素敵な手を繋ぐ家族の物語、ぜひ劇場へ観にきてください。きっと魂が揺さぶられると思います。よろしくお願いします。
梅田悠
初日を無事迎えられて本当に嬉しいです。個人的な話になりますが、今年に入ってから中止や延期、途中で中止などが続いていたので、今舞台が初日を迎えられることがより奇跡だなと感じます。私は6年前にも同じ役で出演させていただいたのですが、6年前とは別人!? ってほど役への解釈が変わりました。脚本演出家のキムラさんからたくさんの愛情を私達に注いでいただき、この新たなキャストでこの作品を自信を持ってお届けします。描かれていないバックボーンもそれぞれたくさんありますので、それも届くといいなと思います。私もいろんな想いを胸に、この舞台に立たせていただきます。たくさんの方に届きますように。
伊藤優衣
いよいよこの日を迎えることができました。稽古場からカンパニーの皆さんとたくさんコミュニケーションを取り、丁寧に作り上げていった今回の作品。お客さまに見ていただけることを思うととても嬉しいです! 私自身としては唯一の家族、姉と一緒に短期記憶障害という病に向き合いながらも精一杯、その場を必死に生きていきたいと思っています。そしてナイコンさんの愛溢れるこの作品を大切に、“明日”へ繋げていきたいです。
藤本結衣
長谷川由美という役どころは、本作の主人公・倉持裕樹が持っている症状と同じ「短期記憶障害」を持っている女性です。妹の一恵と共にこの下宿にやってくるのですが、同じ病気を抱えていても倉持家の向き合い方と長谷川姉妹の病気への向き合い方はまた全然違います。病気と共に進もうとする由美とそもそも病気を認識させてもらえない裕樹の差や、だからこそ由美は裕樹と倉持家にどう寄り添っていけるのか。唯一の家族である一恵との関係性も注目して見ていただきたいです。最初1日目2日目3日目と時が進みそこから徐々に時が遡っていく舞台の作りなので、どんな風に過去に戻った! と印象付けれるか、とても意識して演じています。3週間ほどの稽古を経てようやく本日初日の幕が開きました。何度も再演をくり返したくさんのお客さま、関わってきたキャスト、そして何よりキムラさん含めナイコンさんに愛されている作品を今回のキャストだからこそできる新しい「キスより素敵な手を繋ごう」として作り上げてきた3週間ほどでした。最後はお客さまが観てくださって完成する、それが舞台だと思います。今日から数日間の東京公演と26日の福岡公演。この積み上げてきた3週間を信じて皆さんを信じて駆け抜けます。最後までどうか応援よろしくお願いいたします。
山中健太
雨宮静流役の山中健太です。皆さまからの応援メッセージや差し入れに力をいただいて、カンパニー全員で真剣に稽古に取り組み、たくさんの方に支えられて無事に初日を迎えることができました。今作を表すとすれば「起承転転転結!!」みたいな怒涛のバスタオル必須物語! 1度観た後に、もう1度観て答え合わせをしたくなるようなお話になっています。自分が演じる雨宮静流は、俯瞰で物事や周りを見ることができ、場を和ませるためにサラッと言葉をかけてあげたり、明るく振る舞ったりと心を配れる性格です。見どころは、音楽がやりたくて上京した静流が「音楽で変えるんだ!」という想いで臨む童話劇のシーン!!ぜひお楽しみに!
大神拓哉
無事に初日を迎えることができました! このご時世、作品を世の中にお届けできること自体が奇跡だと思っているので心から安堵している今です。ここから東京、そして北九州公演まで誰1人欠けることなく走り抜けたいと思っているので、最後まで応援よろしくお願いします!
七味まゆ味
初日を迎えました! 幸せです! 役者全員めっちゃ素敵で、集中力が凄まじく、お稽古場ではつい魅入ってしまいましたが、劇場に入ってからはさらに素敵で、化け物かなと思いました!!本日より、私達の手を離れ、お客さまそれぞれにこの物語を持って帰っていただけるわけですが、何か残るものが、お客さまにとって大切なものになったら大変嬉しいです。明日からも、前向きに、生きて参りましょう! そんな気持ちになれる作品をお届けできるよう、励みます!!あと、不器用な私のアクションシーン!?を、毎回ちゃんと成功させます(怪我させないように)!! ドキドキ!!
林野健志
先ずは無事に初日を迎えられたことに感謝したいと思います。そしてご来場いただいた皆さま、ありがとうございます。今の情勢に演劇の潤いを与えられるようにこの作品を通して誰かの為に希望を持ち、支えていく。そして、誰もが誰かの支えにもなっているということを感じてもらえたらいいなと思います。千穐楽までよろしくお願いします!
森山栄治
まず初日を迎えられる事が嬉しいです! キャストスタッフ関係者の皆さんが感染対策を徹底してくれたおかげです。本当に感謝します! この作品は何度も再演されている作品です。なので、作品自体を愛してくださっている皆さまには新しい発見があるかもしれません。今回初めて観劇される皆さまには衝撃を与える作品になると思います。是非劇場まで足を運んで下さい! お会いできるのを楽しみにしています!
同舞台はキムラ真率いる劇団ナイスコンプレックス主催。劇団唯一のオリジナルラブストーリーで2010年に初演。その後、リメイクや再演を重ねている。
玲子(演:早野実紗)が営む下宿屋を舞台に、ある事件をきっかけに記憶障害となってしまった刑事・裕樹(演:中村誠治郎)と、彼にまつわる人々、そして住人達の日常を“時間”をキーワードにし、物語が描かれていく。
公演は6月15日(水)~6月19日(日)に東京・シアターサンモール、6月26日(日)に福岡・北九州芸術劇場(中劇場)で上演される。
カメラマン/鏡田伸幸
企画・制作:ナイスコンプレックス
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