舞台「薔薇王の葬列」のCM映像と演出・松崎史也からのコメントが到着した。
CM映像
演出・松崎史也 コメント
「薔薇王の葬列」は示されている通り
シェイクスピアの「ヘンリー六世」「リチャード三世」という
元々演劇だったものを原案として描かれている。
シェイクスピア作品の登場人物は皆
人間的で、美しくて、欲にまみれみっともなくて、愛おしい。
僕はシェイクスピアの“それら”は
「俳優」という体温や音を伴って初めて
生き生きと伝わってくると思っていたのだけれど
「薔薇王の葬列」では漫画・アニメとも
鮮やかに豊かに繊細に豪胆に言葉が物語が伝わってくる。
それはあるいは、俳優が演じるよりも。
その表現力と事実がとても素敵だと思うし、嬉しい。
だから僕たちは全力で表現を探していかなければならない。
愛と技術と時間にかけて。
どういう音になるんだろう、どういう孤独が見えるだろう。
演劇を愛する俳優達とこの作品に挑めて幸せです。
孤独も欲も、愛していけますように。
原作の漫画「薔薇王の葬列」は、2022年1月に本編完結を迎えた菅野文によるダークファンタジー。シェイクスピアの史劇で描かれたリチャード三世を、男女どちらの性も持って生まれたことを秘密に抱える存在として翻案した。
主人公・リチャード役は若月佑美と有馬爽人の男女Wキャスト。共演は、和田琢磨、君沢ユウキ、高本学、加藤将、瀬戸祐介、廣野凌大、星波、藤岡沙也香、田中良子、谷口賢志ら。
公演は6月10日(金)~19日(日)に東京・日本青年館で行われる。
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