時雨沢恵一の小説『キノの旅 the Beautiful World』の舞台化が決まった。舞台「キノの旅 -the Beautiful World-」として、5月18日(水)〜22日(日)に東京・シアターサンモールで上演される。
2000年に発表された小説『キノの旅 the Beautiful World』は、現在23巻まで刊行。シリーズ累計820万部を突破している。ラジオドラマ、PS2版ゲームなどにメディア展開され、2003年・2017年にはテレビアニメシリーズの放送、2005年・2007年には映画化もされた。
今回の舞台版でも、原作同様、様々な都市国家が散在する架空の世界を旅する主人公・キノと、その相棒でモトラド(二輪車)のエルメスが、歴史や文化、価値観、社会体制などが違う国を訪れる“記録”を中心に、物語が描かれる。
演出は山本タカ、脚本は畑雅文。キャストは主人公・キノ役の櫻井圭登、エルメス役の辻凌志朗のほか、青木陸斗、赤木耀、加藤ひろたか、林瑞貴、木村圭介、草野峻平、今井由希、國森桜、伊東征哉、佐久間貴生、滝川広大ら。
原作者:時雨沢恵一 コメント
皆さまこんにちは。原作者の時雨沢恵一です。今回『キノの旅』が舞台になります! いろいろなメディアミックスに恵まれてきた『キノの旅』ですが、舞台化は人類史上初です! とても嬉しいです! 「作っていいですか?」とお話が来た時、二つ返事でお答えしました。つまりは「イエス!」、そして「イエス!」です。どんな作品になるのか楽しみで楽しみで、夜は美容と健康のためによく寝ていますが、とてもワクワクしています!
演出:山本タカ コメント
今作の原点となる小説『キノの旅』を読んだ時、短いエピソードの積み重ねによって少しずつ「キノの世界」を知っていく感覚は、まるで頭の中で新しい地図が広がっていくようにも思えました。「キノの世界」は、我々の生きる現代世界と同じように、明確な善悪はなく、価値観のるつぼとも言える状態です。今作では、一つ一つの国、風景、人々を美しく表現し、キノが見た世界を追体験できるような舞台にしたいと考えています。どうぞ、劇場で、「キノの世界」を味わっていただけましたら幸いです。
キノ役:櫻井圭登 コメント
舞台「キノの旅」でキノ役を演じさせていただきます櫻井圭登です。長く愛され続けている、この作品に携われることができて光栄です。キノの旅はたくさんの国が存在し、それぞれの人の価値観、その人にとっての善、悪が存在し、本当に考えさせられる作品です。どうか皆さま、キノの旅を見届けていただけたら嬉しいです。よろしくお願いいたします。
チケットの一般発売は、4月16日(土)10:00から。
(C)時雨沢恵一 2022 (C)舞台「キノの旅」製作委員会 2022
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