『MANKAI MOVIE「A3!」~AUTUMN & WINTER~』の公開記念舞台挨拶が3月5日に行われた。水江建太、中村太郎、赤澤遼太郎、藤田玲、荒牧慶彦、北園涼、植田圭輔、上田堪大、田内季宇、伊崎龍次郎、河合龍之介、田口涼、鯨井康介が出席した。
満員御礼の“監督”たちの熱い視線を受け、それぞれのキャラクターカラーを意識した装いで登壇した面々。まずはスケジュールの都合で登壇が叶わなかった秋組、伏見臣役の稲垣成弥からのビデオメッセージが上映された。映像の中の稲垣は、赤澤や植田に呼びかけながら2人のステージ上の立ち位置を適当に指さし、登壇メンバーたちは「当たっている!」「いや、適当!」などと掛け合いを披露。
完成した映画に、水江は「舞台の世界観が映像にどう溶け込むのか心配はありましたが、とてもきれいに撮っていただけた」と感動。藤田は舞台を飛び出した野外ロケに「太陽の日差しが熱くてバスを降りたらみんな傘をさしていた」と撮影現場の一コマを回想。すると室内撮影が多かったという赤澤は「もし次回作があるならば僕も外に出たいです!」と続編製作に期待を込めていた。
田内は、イベント当日が演じる迫田ケンの誕生日だと喜び、「迫田の誕生日にアニキ(藤田)の愛を語れるのが嬉しい! お風呂のシーンがヤバイ!」と興奮。水江には「回し蹴りがヤバイ!特殊効果!? と思うくらい鋭さがすごい! 激アツでした」と絶賛。映画から仲間入りした鯨井は「緊張した顔で現場に行くと、仲間たちが“大丈夫だよ”と声をかけてくれたのが嬉しかった」とキャスト陣の気遣いに感謝していた。
冬組の北園は「映像を見て本当に冬だと思った。俺たちからしたらその再現は感動!」と驚き、荒牧も「撮影したのは冬ではないけれど、撮影の仕方で見事に切ない冬の雰囲気が表現されていた」と興奮。上田が「冬組は日焼けをしてはいけなかったので、野外では撮影以外は日傘。その美意識が役の美意識にも繋がったと思う」と話すと、田口も「夏は暑かったり、冬は寒かったり。色々とあったよね!」と懐かしんだ。
河合は「みんなと会ったのは舞台の本公演から2年くらい。久しぶりにみんなと会えるのが嬉しかった」と語り、伊崎は「僕の撮影は早朝に始まり朝9時半くらいには終わって、次に会うのはまさかのクランクアップの時でした」と会場を笑わせた。
本場アメリカのアカデミー賞の受賞式も近いことから、壇上では『エームビ秋冬 アカデミー賞』という企画を実施。素晴らしい演技を披露した人を選出する『演技賞』、スクリーン映えが最高だった人を選出する『グッド・ビジュアル賞』、舞台時代に比べて成長を感じた人を選出する『特別賞』、そして『スタッフ賞』を決めた。
『演技賞』に、中村は「遼太郎がほかのメンバーのポートレイトの撮影を全て見ていたんですが、その理由を自分が演じるときにもっと苦しくするためだと言っていて、そのストイックさは同じ歳として素敵だなと思いました」と赤澤の名前を挙げる。
荒牧は「一人だけ新しい役を作った。各組の演技も良かったけれど、康ちゃんは色々なものを背負って映画に参戦してくれた」と鯨井を推薦し、植田は「映像でこんなにもパワフルな芝居をするのか!と驚いた」と北園をプッシュ。
北園は「僕は田中涼星。役柄もそうだけれど人柄もそう。彼の芝居が現場を和やかにしてくれた」と体調不良で急きょ欠席となった田中へ賞賛の言葉を送る。荒牧が上田にも意見と聞くと、「俺もね、涼だったんだよね。小さい声で俺もって言ってた…」と植田と同様に北園をプッシュ。マイペースさで笑いを誘っていた。
『グッド・ビジュアル賞』は、全員が一斉に挙手をして、それぞれの組リーダーの名前をここぞと挙げたりと一気に混戦状態に。司会の田口に決定権が委ねられるも、田口は「支配人は決められません。どの組が好きとか、僕は言いません!」といい、全員が『グッド・ビジュアル賞』となったようだった。
『特別賞』では、植田が荒牧から「背が伸びた!」などといじられるも、河合が「一人を選ぶことはできません。カンパニー全員が成長した」と褒め、伊崎も「会うたびにみんな絆が深まっている。すごい団結力。みんなで高みに登っているというか、舞台で積み上げてきた時間が形になっていることにグッときた」とMANKAIカンパニー全体を賞嘆。
藤田は「とっきーはスピンオフの出演シーンが多くて、スピンオフを引っ張ってくれていたのはとっきーで、影の功労者として特別賞をあげたい」と明かすと、田内は「撮影は緊張しましたが、頑張りました! 皆さんスピンオフドラマも是非観てください!」とアピールした。
最後に、水江が「本日は本当にありがとうございました。エームビから、この後ぜひエーステをもっと好きになってくださって、舞台に足を運んでいただけたら嬉しいです。この先も僕らの応援をよろしくお願いします」、荒牧が「キャスト陣も『エーステ』という作品を愛していますし、映画のスタッフさんも『エーステ』に初めて参加したにもかかわらず、セットから衣裳からメイクから、全てにおいて本当に愛を注ぎ込んで作ってくださいました。なので、皆さんも1シーン1シーン愛してくださったら嬉しく思います。本日はどうもありがとうございました」とコメントした。
※初出時、一部の情報に誤りがございました。お詫びして訂正いたします。
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