『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』の公開記念舞台挨拶が12月4日(土)、東京・六本木のTOHOシネマズ六本木ヒルズで開催され、横田龍儀、高橋怜也、前川優希、立石俊樹、古谷大和、宮崎湧、野口準、本田礼生、赤澤燈、田口涼(MC)が出席した。
舞台挨拶レポート
キャスト陣はそれぞれのキャラクターのイメージカラーを意識した装いで登場。「夏組」のリーダー・陳内将は欠席となったが、赤澤が冒頭「夏組のリーダーの赤澤燈です!」と宣言し、その座を奪うかに見えたが、陳内は事前に収録したビデオで登場した。
陳内は「ちょっと、大和! いま話してるから聞いて!」とスクリーン越しに古谷にツッコミを入れ、前川演じる皆木綴が劇中で脚本を書き上げるとバッタリと倒れるシーンに言及し「あの“コケ”をその場で見たくないですか、監督? 前川さん、見せてやって」と前川に実演を要求するなど、不在にもかかわらず存分に存在感を発揮する。陳内さんの要求に対し、なぜか古谷がバッタリと倒れてボケて笑いを誘った後、前川が綴が倒れる劇中のシーンを再現すると、会場は大きな拍手に包まれた。
互いの組のシーンについて、野口は春組を「これぞ『A3!』の始まり! という感じのスタートで、『A3!』ってこういうものなんだ、というのを感じられた」とコメントして、すかさず春組の面々から「(夏組で)一番しっかりしてる!」「カワイイ!」と喝采が飛ぶ。
赤澤は「舞台では描かれなかったビラ配りのシーンもあって、『A3!』が始まる! と感じた」と語り、本田も「久しぶりにMANKAIカンパニーの(人数が)少ない状態を見て、ここから始まったんだなと思った」と感慨深げ。宮崎は「春組って、(夏組とは)違った意味での“狂気”を感じました」と意味深なコメントを口にすると笑いが起こり、登壇陣からは「良い意味での“狂気”ね(笑)?」などとフォローが。
夏組の面々のコメントに対し、前川は「2018年に舞台が始まって、映画でもう1回、新しい環境で一から始まりをやれて、新鮮で、懐かしさもあったけど新しい挑戦というのを感じました」と語り、古谷は、高橋が本作で新たに加わったことに触れて「いま、夏組の感想に怜也の話がなかったのが嬉しい。それだけ(高橋さんが)自然に溶け込んでたってことだから」と語った。
高橋はエーステカンパニーへの参加に「最初はドキドキでした! そして今もです…」と緊張した面持ちを見せていたが、横田は「撮影していくごとにみんなで話し合っていきました」とふり返り、高橋も「いつも言うけど、みんなが本当に家族みたいに接してくれました」と感謝の思いを口にした。立石も「怜也は今回、初めてだけど、僕は少し後になって合流だったので、どうかな? と若干心配してたんだけど、現場に入った瞬間、(高橋が)なじみ過ぎてて、逆に僕だけ置いて行かれるような感じで(笑)、でも安心しました」と現場を振り返った。
一方、夏組のシーンの感想について、前川は「夏組に関しては特に海! みんなで浜辺を走ったり、合宿所が出てきたり、より深く、物語に入っていく感じもあったし、5人ともすごくかわいいなと思いながら観ていました」と語った。
横田が「最初のシーンで天馬くんとギクシャクする感じを出すのは、もう関係ができている中で難しくなかった?」と夏組のメンバーに尋ねると、本田は「プライベートではあんな感じですからね…」と食い気味に回答。他のメンバーは「やめなさい(笑)」と注意。横田は、陳内がこのシーンのために楽屋でもあえてみんなと話をしないなどの工夫をしてたことを明かす。
本田も「いつも楽屋がうるさいので、そこはテーマとしてあった」とうなずいたが、宮崎だけは「そうなんですか? なんかぎこちない雰囲気だと思ったらそういうことだったんですね!?」と驚いた表情を見せ、笑いを誘っていた。
また、古谷は夏組の印象的なシーンとして「車が超かわいかった! 『A3!』の世界って全部かわいい! “かわいい”が“かわいい”を押してるって何!? って思った」と車をみんなで押すシーンを挙げる。野口は「実際に押してます!」と明かしたが、本田が「結構、重いから体重をかけないといけなくて…」と語ると、赤澤から「お前は押してねーだろっ!」とすかさずツッコミを入れた。
宮崎は映画の撮影を振り返り「映像作品の経験が少ないので、準ちゃんと一緒に、天馬(陳内さん)のシーンは張り付いて演技の勉強をしてました。陳さんがオフの時も天馬のままでいてくれて、演技指導をしてもらいました」と回顧。
夏組のメンバーからリーダー・陳内への感謝のコメントが寄せられ、赤澤は「天馬は出番が多いので、早朝から撮影していることも多かったんですけど、ある時、僕が先に現場に入っている時、コーヒーを買ってきてくれました。思い返すと年上なんだなぁ…って(笑)。しっかりとしたリーダーです!」と思いを口にする。
本田も「すごく気を遣う人で、スタッフさんへの差し入れとかも忘れない」と語り、宮崎は「天馬がカレーを食べるシーンは、エモさが詰まってる! 天馬は野菜嫌いなのでニンジンをよけて食べてるんですよ」と指摘し、野口も「繊細なところまで意識してますよね。天馬が風を切って街中を歩くシーンを見たときは震えました」とそれぞれが陳内の存在の大きさについて語っていた。
また、MCを務めた田口は、自由にトークするメンバーに「いまも1人だけ大変(苦笑)!」と語りつつ、「いいのよ。みんなが楽しそうにしゃべっているのが俺の幸せだから」と笑顔。「夏組の合宿に連れて行ってもらって、仲間に入れてくれる優しさを感じました。6人でいるときは、支配人ともたまにはちゃんとしゃべってやろう、というのが伝わってきて(苦笑)、エーステのカンパニーにいていいんだな、と感じました」と語り、会場からは拍手が送られた。
横田は最後に「今日見ていただいたように素敵なキャストが揃っていて、役を演じている時も本当に素敵です。みんなが素敵なので、一人一人を観ていただけたら嬉しいです。これからも『A3!』を、エーステを、エームビを愛していただけたらありがたいです。これからも満開に咲かせてください!」と呼びかけた。
『MANKAI MOVIE「A3!」~SPRING & SUMMER~』は現在公開中。
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