2012年2月1日に初めて公演が行われた舞台『弱虫ペダル』(通称:ペダステ)が10周年を迎え、新作公演となる舞台『弱虫ペダル』The Cadenceを上演すると発表した。
ペダステは、舞台化不可能と言われていた自転車競技を「ハンドルと役者のマイム」で再現させ、「2.5次元舞台」が話題となるきっかけとなった作品。今作から、これまで演出・脚本を担当し、「ペダステ」を創り上げてきた西田シャトナーが「総監督・脚本」に周る。演出は、これまでのシリーズで手嶋純太を演じていた俳優の鯨井康介が担当する。
また、ペダステ10周年を記念し、シリーズアーカイブ配信も行われる。
西田シャトナーと鯨井康介のコメントは次の通り。
総監督・脚本:西田シャトナー
舞台『弱虫ペダル』新作が始まります。私・西田シャトナーは、総監督・脚本として参加いたします。そして手嶋純太の登場から卒業まですべてのステージを演じ、稽古現場でもずっと「鯨井CAP」と私が呼ばせていただいた鯨井康介さんが、若き演出家としてチームを率います!なんとファンタスティックなことでしょう。『弱虫ペダル』は、仲間たちが互いに思いを受け継いでゆくことが大きなテーマになっている物語です。そのテーマが現実に溢れ出すように、私の演出家としての思いも鯨井CAPが受け継いでくれることでしょう。私自身は、これまで演出家としての状況に追われ行き届かせることのできなかった、作品の全体領域を整えてゆく仕事に、心を込めて取り掛からせていただきます。新鋭演出家である鯨井さんと、駆け出し総監督である私。新人同士助け合いながら、「永遠の新人」である小野田の気持ちをより強く感じて芝居を作って参ります。まだ見たことのない道を、山を、海を、前に進むという素晴らしさが待っています。ご期待ください。
演出:鯨井康介
舞台『弱虫ペダル』10周年おめでとうございます。今作より演出を務めさせて頂きます鯨井康介です。西田シャトナーさんの独創的かつ創造性の高い演出により創り出されたペダステ。西田さんの後を受け継ぐというのはかなりの重圧ですが、同時に少し懐かしさも感じております。俳優として手嶋役を頂きペダステに参加した当時、郷本直也さんからキャプテンのポジションを受け継いだ時にも強い重圧を感じていました。しかしその重圧の中には「憧れの人を追いかける」というある種の高揚感があった事も、ハッキリと覚えています。重圧と高揚感入り混じる現在ではありますが「総監督」西田シャトナー氏の下、自分の力の全てかけて、頑張らせて頂きます。10年もの長い歳月、沢山の方から愛され続けたペダステは、私自身にとってもとても大切な作品です。これから先もお客様や、共に戦った仲間や先輩、後輩たちに喜んでもらえる作品であり続けられますように。
(C)渡辺航(秋田書店) 2008 舞台 『 弱虫ペダル 』 製作委員会
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