オンラインドラマシアター「人間椅子」の魅力や最新情報を発信する配信番組『「オンラインドラマシアター」新作「人間椅子」最新情報満載! 〜一緒にテーマ曲を作ろう〜EXPOスペシャル生配信!』が10月9日に配信され、猪野広樹・北村諒・和田俊輔が出演した。
初の俳優起用で、朗読メインの『〜玉簡朗読編〜』と演劇メインの『〜書生怪奇譚〜』の2作品同時展開される今回の「オンラインドラマシアター」。
猪野は「僕は高校生の時に、純文学に対して苦手意識がついてしまって、今回の原作を読んだことがないです。いただいた台本が全てです! 今回は劇場ではなくスタジオでやっているので、普段とは違ってお客さんがいないのは不思議な感じでした。(ダイジェスト映像を見て)スタジオの背景が全部LEDだったり、照明よりも映像が動くのですが、収録中は気にならず、初めて映像を見てこういう感じだったんだと」。
北村は「今回の作品をやるにあたって、原作をチラッと読みました。アレンジを加えているということもあり、この台本を読み込むことに尽くしました。最初は朗読劇だけだと聞いていたので、実は演劇もあることに気づいた時ヒヤッとしました。朗読と演劇の2つは全く違うので、それぞれ語り手が違う角度、感触になっています」とそれぞれ収録を振り返る。
メインテーマ曲を手掛ける和田は「このためにガッツリ読み込みました。そして今回、自分からリアルタイムでテーマ曲を作ろうと提案しました。イメージも何もベースがないゼロからの楽曲制作ですが、2作品とも同じテーマ曲にすることでシリーズっぽさを出したいと思っています」と今回の番組への意気込みを語る。
番組では、視聴者からリアルタイムで募集し、作品のメインテーマ曲を創り上げる企画を実施。和田は、即興での楽曲制作にチャレンジするにあたって、2作品に通ずるテーマ曲を制作するために、猪野、北村、視聴者たちに材料やリクエストを募集した。
猪野は「ヴァイオリンを使って、大正ロマンのような物語の時代背景に合った雰囲気を出してほしい」、北村は「ホラー番組のような不気味なイメージ」「四拍子ではなく三拍子に」「音楽は基本四拍子だから、三拍子になると独特な空気感が出る」とリクエスト。
また、視聴者からは「黒猫が歩いているような感じ」「椅子が軋む音」「時計の音」などといった意見を採用しながら、わずか30分で「人間椅子」メインテーマ曲の骨格が完成した。
既に収録を終えたキャスト2人の映像に、番組内で制作されたメインテーマ曲の骨格を基に和田が手掛ける劇伴が加わり、本編は完成する。番組のエンディングで3人は、本編に向けた想いを口にした。
猪野「本編はすごい気持ち悪いというか、先ほどの音楽のように美しいけど気持ち悪いような雰囲気で、皆さんにも画面の向こう側にも“気持ち悪い”感覚になってほしいです。音楽はこれからもっと和田さんが仕上げてくると思うので、個人的にも楽しみです。何度も言っていますが、僕は人間椅子を読んだことがないですし、読んだことがない人もいると思います。この朗読・演劇を入り口として、文学に触れてほしいです。このオンラインドラマシアターの目指すべきところも、文学の入口になることかなと思います。玉簡朗読編と書生怪奇譚の2つがありますが、両方とも全然違う内容になっているので、ぜひ楽しんでいただけたらなと思います」
北村「今日の生配信は和やかな雰囲気でしたが、本編は全然違う空気感になっておりますので、ぜひ本編のチケットを購入していただいて、年末から年明けにかけて楽しんでいただけたらなと思います」
和田「今日の放送がよくできたか分かりませんが、少しでも人間椅子の魅力が伝わればいいかなと思います。絶対面白い作品になりますし、面白い音楽を作るので、ぜひお楽しみにお待ちください」
オンラインドラマシアター「人間椅子」、「〜玉簡朗読編〜」・「〜書生怪奇譚〜」の本編開始は12月8日(水)19:00予定。
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