舞台「六番目の小夜子」が2022年1月7日(金)〜16日(日)に東京・新国立劇場 小劇場で上演される。
原作は恩田陸の処女作『六番目の小夜子』(新潮文庫刊)。2000年にNHK教育テレビにてドラマ化、今年7月には再放送も行われた。舞台版は、小説のもつ空気感をベースに、学校や演劇部という限られた時間・空間の中で起こる群像劇が描かれていく。
スタッフは、“Jホラーの父”と呼ばれる鶴田法男が総監督を務める他、脚本を小林雄次、演出を井上テテが担当。
キャストは、謎の転校生・津村沙世子役で舞台単独初主演となる乃木坂46・鈴木絢音をはじめ、高尾碕真花、高橋健介、熊谷魁人、山内瑞葵(AKB48)、飛葉大樹、仲美海(劇団4ドル50セント)、大原由暉、志田こはく、花崎那奈(ボクラ団義)、緑谷紅遥(ボクラ団義)、山本涼介、森下能幸が名を連ねる。
総監督・鶴田法男 コメント
日本を代表する作家、恩田陸さんのデビュー作『六番目の小夜子』をJホラー演出で舞台化できないかと依頼を受けた。米国や中国にも呼ばれてホラー映画を作ってきた自分だが、舞台は初挑戦で不安になる。だが、高い演技力で評価を得る乃木坂46の鈴木絢音というたぐいまれな才能を主演に迎えることができた。その他、スタッフ、キャストも優秀な演劇人、舞台経験者が参加することになった。これなら大丈夫 と自信が持てた。
今、時代を怯えさせるのは「幽霊」、「妖怪」をも呑み込む「都市伝説」の恐怖だと思う。小説『六番目の小夜子』が時を経ても高い人気を誇るのは、とある学校で3年に1度甦る「サヨコ伝説」という都市伝説を描いた先見性にあったに違いない。そして、コロナ禍でコミュニケーションが希薄になった現在だからこそ、人々の関係性から生まれる「都市伝説」をテーマに、この優れたジュブナイル小説 を舞台化する意義は大きいはずだ。
どうぞ「六番目の小夜子+Jホラー+舞台劇」の新しい恐怖を劇場で体感してください。
(C)1998恩田陸/新潮社 (C)舞台「六番目の小夜子」製作委員会
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