「地縛少年花子くん-The Musical-」が1月22日(金)に開幕。ゲネプロのオフィシャルレポートが到着が到着した。
オフィシャルレポート
楽しい学園のざわめきが一転し、かもめ学園に怪しい影が落ちる。
オカルト好きで夢見がちなヒロイン・八尋寧々(演:髙石あかり)が、親友・赤根葵(演:朝倉ふゆな)から聞いた噂話を信じ、両想いになりたいという願いを叶えるために「トイレの花子さん」を呼び出す。目の前に現れたのは男の子の花子くん(演:小西詠斗)だった…!?
花子くんが落とした「人魚の鱗」という呪いの縁結び。それを拾い、憧れの先輩と両想いになろうとする寧々は、花子くんが止める間もなくその鱗を飲み込んでしまう。するとそこに恐ろしい人魚の怪異が現れる。
花子「お代はカラダで払ってもらうよーーー」
思わぬきっかけで、花子くんとの“縁”が結ばれ助けられた寧々。そして心躍るオープニングソングで「地縛少年花子くん-The Musical-」の幕が上がった。
花子くんの助手としてトイレ掃除をする寧々。そこに花子くんを祓うためにやってきた祓い屋の少年・源光(演:谷水力)も乱入し、共に怪異たちの暴走を止めるため奮闘することになる。そんなある日、葵や光のクラスメイトが姿を消してしまった。みんなが消えたという七不思議の一つ「ミサキ階段」を目指し、噂の階段へと足を踏み入れる。するとそこにはヤコ(演:佐倉花怜)という和服に身を包む女性が現れる。寧々が垣間見たヤコの過去。その悲恋の歌声に観る人の胸が締め付けられることだろう。ヤコと戦う花子くんと光のアクションにも注目してほしい。
怪異たちにも生前の物語があることを知った寧々は、もっと花子くんのことを知ろうとする。謎のイケメン・日向夏彦(演:黒田昊夢に促され、学園内の人物の過去と未来について書かれた本が集められた「16時の書庫」へと向かう。そこで出会った管理人の土籠(演:安里勇哉)は花子くんの過去を知る人物だった。初めて明かされる花子くんの過去と、彼を見守る土籠の想いを月明かりが照らし出し、幻想的な世界が広がる。教師でありながらも、親のような温かくどこか切ない眼差しを向ける土籠。花子くんは一体どんな過去を背負っているのか。
2幕が始まり、昇降口で悪さをしていた幽霊・ミツバ(演:三原大樹)。彼を祓うのではなく、成仏させてあげようとする光は、ミツバの未練を一緒に探し始める。すると突然、花子くんにそっくりの謎の少年・つかさ(演:設楽銀河)が現れる。「自分のやり方」でミツバの願いを叶えるというつかさ。その無邪気な言動とは裏腹に、ミツバへの視線には時折狂気が垣間見え、想像もしない「やり方」はまわりを凍り付かせる。
花子くんと出会ったことで、怪異への感情に変化が生まれた寧々と光。そして光とミツバの生死を越えた友情。心に染み入る感情は年齢・世代を問わず胸を打つこと間違いない。登場キャラクターたちの行方や心の成長をぜひ見届けてほしい。
演出・吉谷光太郎による緻密な舞台演出により、何度でも観たくなる仕掛や舞台ならではの表現が面白い。そしてポップな曲から、心が締め付けられるような悲恋の歌、闇が迫るホラーな曲調まで、脚本も手掛ける浅井さやかによる作詞、作曲のtakによるバリエーション豊かな曲の数々。振付・MAMORUによる、次々と花子くんの世界を作り上げていくアンサンブルキャストによる心躍るダンスシーン、アクション監督・奥住英明による圧巻のアクションシーンにからも目が離せない。
2021年のはじまりをぜひ「地縛少年花子くん-The Musical-」で劇場、そしてご自宅からお楽しみいただきたい。
なお、キャストから寄せられたコメントは追って紹介する。
「地縛少年花子くん-The Musical-」は1月22日(金)〜1月24日(日)に大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA TTホール、1月28日(木)〜1月31日(日)に東京ドームシティ シアターGロッソで上演。東京千秋楽日1月31日(日)12:30回、17:00回の計2公演は「dアニメストア」でライブ配信。
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