6月2日から6月26日まで京都・南座にて上演されている新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』。昨年8月に東京・新橋演舞場にて初上演され、好評を博した歌舞伎だ。
本作は、歌舞伎らしい『NARUTO-ナルト-』にするべく九尾封印の謎、うちは一族にまつわる因縁、秘密結社「暁」と仮面の男の野望など、物語全体のテーマに通じるエピソードも盛り込み、ナルトの熱い「忍道」を描き出している作品。
見得やツケなど歌舞伎独自の演出も存分に発揮。大迫力でスピード感あふれる立廻りと、本水を使った大滝での壮絶なシーンは特に目が離せない。
また、原作のエッセンスをふんだんに取り入れ、原作ファンの方にとっては深く心に残る場面が盛りだくさんだ。
新感覚の歌舞伎として新たな境地を開拓する新作歌舞伎『NARUTO-ナルト-』にご期待を。
『NARUTO-ナルト-』とは
1999年から2014年に週刊少年ジャンプで連載された、全72巻を誇る大人気漫画。落ちこぼれ忍者・うずまきナルトの成長を描く、バトルアクション物語となっている。忍者の里である“木ノ葉隠れの里”に育ったナルトは、里のトップである「火影(ほかげ)」の称号を目指し、忍術修業や敵との戦いに挑む。
様々な伝承などに材を得た独自の世界観で、日本のみならず海外にも多くのファンを持っており、国内ではシリーズ累計1億4千万部、また40以上の国と地域で流通。海外でのコミックス累計発行部数は9500万部以上を誇る作品だ。
©岸本斉史 スコット/集英社・『NARUTO-ナルト-』歌舞伎パートナーズ
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