インタビュー

橋本真一、ファンは「僕に人生を歩ませてくれている存在」 双方向に想いが届く関係として…

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12月17日(金)にオンラインイベント「橋本真一 10th Anniversary〜from here〜」の開催を控える橋本真一に単独インタビューを実施。前編に引き続き、俳優生活10周年を迎える彼に、俳優としての姿勢やイベントにゲスト出演する「アルゴナビス」メンバーとのエピソード、ファンへの思いなどを聞いた。


――10年で培ってきた、ご自身の思う役者としての強みはどこでしょうか。

自分で言うのも恥ずかしいんですけど(笑)、役の幅はけっこう広いのかなって思っていて。ブロードウェイミュージカルのような本格ミュージカルや「メサイア」のような本格アクションもやっているし、シリアスな作品、コメディ作品もやっている。役柄という意味でも、俯瞰で見るとけっこう色々やっているなと思うので、その幅広さは強みなのかなって思っています。どんな役が来ても対応できるっていう自信にもつながっていますね。

――遠くに目標を置くタイプではない前編参照)とのことでしたが、今後、目指していきたい役者像はありますか?

遠くを見て目標を設定しないからこそ、いろいろなことにチャレンジできているなと感じています。去年想像していなかった姿に今年なっていたり。今でいうと「アルゴナビス」という作品でギタリストとしてステージに立っていますが、そんなこと数年前まで1ミリも思っていなかったんですよ。

今後も特定の「こうなりたい」は持たずにいた方がいいのかなって。だからこそいろんなことを経験できたし、自分の中の資質を発見できたし、自分の知らない部分を知ることができたし。強いて言うなら、いろんなことをハイレベルでマルチにやれるっていうのは一つの目標かもしれないです。今持っているものをそれぞれ伸ばしていきたいというか。20代の頃は、いろんなことを試したい、可能性を横に広げていきたいっていう気持ちが強かったけど、30代に入ってからは、今持っているものを一つずつ伸ばしていきたい、深めていきたいっていう気持ちが強くなっているかなと思います。

――最初の頃も「こうなりたい」という姿は具体的には持たなかったのでしょうか?

最初は、かっこよくて主役張って映画やドラマで活躍できる人になりたかったです。かっこいい役とか目立つ役やりたいって気持ちがありましたけど、いろんな役をやる中で、どんな役でもその役割ならではの面白さとか魅力を発見できるようになりましたね。「自分がこうなりたい」という役を演じられることももちろん楽しいですが、自分がやったことのない「こんな役がきたか!」みたいな役や、この役どう演じてやろうかなって思うような役と出逢う楽しみの方が今は大きいかなと。10年の中でどんどんそういうマインドになってきたかなって思います。

――挑戦を語る上では「アルゴナビス」(「from ARGONAVIS」)も欠かせないかと思います。橋本さんにとってこの作品はどういう存在ですか。

ずっと俳優業メインでやってきていたので、最初は「アルゴナビス」は俳優業の派生として捉えていたんです。声優やバンドもあるけど、俳優業から枝分かれしてやっていく感覚というか。

だけど、今はギターや「アルゴナビス」という作品が、枝から大きな幹へと成長していって、自分の中の二本柱になってきているなって実感しています。ギターも与えられた譜面をやるだけじゃなくってアレンジを入れたいなって思うと、音楽理論を勉強しようとか、ギター関連の本を読もうとか、どんどんのめり込んでいきましたね。

コロナ禍で舞台に立てない時間が多くなった時にギターに割く時間も増えて、そういうタイミングも重なってさらにギターや「アルゴナビス」への想いが加速したかなって思います。役者としては10年やってきましたが、ギターはまだ2年なので、技術的には幹と呼ぶにはまだ細い木ですが、これからどんどん太くしていきたいなって思っていますね。

――10周年イベントには「アルゴナビス」から小笠原仁さんと日向大輔さんがゲスト出演されます。ご本人がいないからこそ言える、お二人の好きなところや尊敬するところを教えてください。

僕は割と本人に言えちゃうんですけど(笑)。ひゅーすけ(日向大輔)に関しては、ずっとミュージシャンをやっていて、「アルゴナビス」をきっかけに声優やお芝居を始めた方で、僕と立場が逆なんですね。ひゅーすけの方が僕より年上なんですけど、30歳を超えてからまっさらなところにチャレンジする姿勢とか、現場でもすごく謙虚で、その姿をすごく尊敬しています。

自分も30歳頃から「アルゴナビス」に関わりはじめましたけど、やっぱりこの歳で新人になる事の大変さを実感していたので、それを僕より年上だけどやっているひゅーすけへのリスペクトはすごく大きいです。あとは同じギタリスト同士として、ひゅーすけがめちゃくちゃカッコよくギターを弾く姿にすごく憧れていますね。

小笠原仁は同じバンドとしてずっとやってきて、とてもカリスマ性を感じていて。あの人がいなかったら、GYROAXIAはこの期間でここまで成長していなかったと思います。彼がバンドの真ん中に立って支えてくれているという感覚がすごく強くて、彼の存在がGYROAXIAをGYROAXIAたらしめているのかなって。普段はいじったりしているんですけど(笑)、彼の才能をすごく尊敬しています。

――イベントでの3人での掛け合いも楽しみにしています。最後にファンについてお伺いします。橋本さんにとってファンはどんな存在でしょうか。

僕を俳優たらしめてくれているのが、ファンの存在だなって思っています。役者って届ける相手がいてこそだと思うんですよ。演じることはすごく好きだけど、じゃあ誰にも届けられない状態で芝居をするかって言われたら、しないと思うんです。

届ける相手がいてくれるから僕は芝居をするし、歌を歌うし、表現するし、役者でいられるんだと思うし。僕は俳優業が人生そのものと言うか、生活が全て表現することにつながっているんですね。寝るのも明日の稽古や本番のパフォーマンスのためだし、食事も役作りのためだったりするし。自分が役者じゃなかったらどう生きていいか分からないので、僕を生かしてくれて、僕に人生を歩ませてくれているのが、応援してくださる皆さんの存在だと思っています。

――10周年という節目に、改めてファンの皆さんに伝えたいメッセージをお願いします。

この記事を読んでいただいたり、イベントを観ていただくことで、僕が思っていることを知ってもらえたら嬉しいなと思います。僕としては皆さんの応援を受け取って、表現で発信して、双方向の関係だと考えているんです。

だけど、ファンの皆さんの中にはそうじゃないって思っている方もいらっしゃるのかなって感じることもあって。ちゃんと僕とファンの皆さんの間でエネルギーや想いが双方向で存在しているし、お互いの人生が交わっているっていうことを、お伝えしたいという想いがあるので、それを受け取っていただけたら嬉しいです。

昔から言っているんですが、おこがましいかもしれないんですが、僕はファンの方の人生の一端を担っているという責任と覚悟を持っているし、逆にファンの皆さんの存在も僕の人生に大きく影響しています。お互いにそういう関係だっていうのを、改めてこの10年という節目でファンの皆さんに届けられたらいいなと思います。

* * *

爽やかな笑顔と共に、熱のこもった様子で自身の10年間を振り返ってくれた橋本真一。言葉の端々から感じたのは、表現することが好きだという思いと、それと同じだけの役者であることへの真摯な責任感だ。特にファンへの思いを語る際、一層熱を帯びた様子が印象的だった。

10周年を迎えさらに飛躍する橋本真一の“今”をこの記事から感じ取ってもらえたらと思う。

取材・文:双海しお/撮影:梁瀬玉実

インタビュー前編:https://25jigen.jp/interview/60378

「橋本真一 10th Anniversary〜from here〜」
■日程
12月17日(金)
本編:20:00~
FC限定配信:21:30~
■出演
橋本真一
Guest:小笠原仁、日向大輔
Pianist:今安志保
■配信
ツイキャス プレミア配信
■特設サイト
https://shinichi-h.bitfan.id/contents/39864
■チケットリンク
・本編
https://twitcasting.tv/kusuguruproject/shopcart/115253
・FC限定配信
https://shinichi-h.bitfan.id/contents/37402

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WRITER

双海 しお
 
							双海 しお
						

アイスと舞台とアニメが好きなライター。2.5次元はいいぞ!ミュージカルはいいぞ!舞台はいいぞ!若手俳優はいいぞ!を届けていきたいと思っています。役者や作品が表現した世界を、文字で伝えていきたいと試行錯誤の日々。

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