インタビュー

髙木俊「温かく見守る役割は変わらずに…」 「サクセス荘」のこれまでと3期への期待

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ネルケプランニングと脚本家・徳尾浩司がタッグを組み、“リハは1度だけ”“本番一発勝負”を掲げる「テレビ演劇 サクセス荘3」(毎週水曜深夜1:28、テレビ東京ほか)の放送が決定。2021年1月6日(水)からスタートする。

3期となる今回は、和田雅成、高橋健介、髙木俊、黒羽麻璃央、spi、有澤樟太郎、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、小西詠斗の続投に加えて、立石俊樹、唐橋充が新キャストとして登場。

2.5ジゲン!!では、南極料理人を夢見る205号室の住人・ユッキーを演じる髙木俊にインタビュー。1、2期を振り返って感じることや3期への期待を聞いた。

“本番一発勝負”印象に残った回は?

――「テレビ演劇 サクセス荘3」放送決定、誠におめでとうございます。第一報を聞いたときのご感想は?

「こんなに早く新作を届けられるんだ!」という喜びが大きかったです。新しいメンバーがまた2人増えることも嬉しいですね。今までの座組では僕が最年長でしたが、先輩の唐橋充さんが新たに加わることで変化が生まれそう。それもすごく楽しみです。

――改めて、出演者として感じる「サクセス荘」の魅力はどんなところですか?

ドラマでありつつ、舞台と変わらない要素がたくさんあるところでしょうか。僕ら俳優にとっては試練のような作品でプレッシャーも大きいですが、その分、自分のレベルアップにも繋がります。撮影のたびに修行のつもりで頑張っています。

――今までの放送で、一番印象に残っているシーンは?

2期の第11回「シャッフル!パニック!サクセス!」が印象深いです。ムーさん(演:玉城裕規)の不思議な力でサクセス荘の住人たちの体と中身が入れ替わってしまう…という展開で、みんなの役がシャッフルされて、ドラマではあまり見かけない“演劇的な要素”が多い回でした。

そうした脚本を舞台のような繰り返しの稽古もなく一発撮りで成功させたというのは、出演者みんなにとって大きな自信になったと思います。演じていてすごく面白かったし、オンエアを見てもやっぱりすごく面白かった。大好きな回です。

ユッキーの魅力と変化、変わらないもの

――ご自身が演じるユッキーについて、特に魅力的に感じるのはどんなところですか?

(少し照れて)ふふふ、何でしょうね。「年上なのにいじられるポジション」というところかな。

最年長にもかかわらず、みんなにちょっと煙たがられたり、チャップ(演:定本楓馬)に強く当たられたりもする。けど、それも愛されている証かなと感じます。愛あるツッコミを入れやすい“いじれる先輩”というポジションが一番の魅力なんじゃないかな。

3期は最年長ではなくなりますが、住人みんなを温かく見守る役割は変わらずに続けていきたいです。

――1、2期とユッキーを演じられてきて、変化した部分はありますか?

ちょっと夢に近づいたことでしょうか。2期ではイタリアン料理店で働き始めて、南極料理人という夢に一歩近づいているんだなと思いました。3期ではどうなるのか、僕自身も楽しみです。

1つだけ気になっている変化が“いびき”について。ユッキーってよく寝ているキャラなんですが、最初は静かに寝ていたものの、途中からいびきがすごいという設定が加わったんです。最初からいびきをかく演技をしていたら良かったかなあと、そこは演じる側として少し申し訳なく思っています。

逆に変化していないのが寝るときのポーズですね。ポーズについては1期からずっと同じなので、安定させていこうと思います(笑)。

印象に残る共演者とのエピソード

――1、2期での共演者とのやりとりで、印象に残っているエピソードはありますか?

ミスター役の(高橋)健介との距離が、2期からキュッと縮まったように思います。ユッキーとミスターは台本上では絡みが少ない方ですが、楽屋では健介が僕をいじるのが恒例になっています。仲良くなれて嬉しいです。

あとはゴーちゃん役の(和田)雅成のエチュード(=即興劇)に向ける感情ですね。1期から薄々気づいていましたが、2期で確信しました。「本当に苦手なんだなあ」と(笑)。

2期の(即興劇メインだった)最終回で、カットがかかった瞬間に「二度とやらない」とつぶやいていたのが印象的でした。3期のビジュアル撮影のときに話した際にも「今期はエチュードだけはやりませんよ」と言ってましたね……。

――髙木さんご自身は、エチュードについてどう感じられますか?

僕はそんなに抵抗はないです。エチュードはその場のノリや空気がそのまま出るので、オンエアを見ながら「うまくいかなかったな」と恥ずかしくなることも確かにあります。でも、それも「サクセス荘」ならではの魅力なんじゃないかと思っています。

――3期で新登場となる、立石俊樹さん、唐橋充さんのお二人。伝えておきたいメッセージはありますか?

立石さんは今回が初共演ですが、すでに「天然っぽい人のようだ」という噂が入ってきていて、お会いするのが楽しみです。「サクセス荘」メンバーで天然といえば有澤樟太郎なので、ぜひ有澤樟太郎の背中をたくさん見てみてください!

唐橋さんとは以前共演したことがあり、大好きな俳優さんの一人です。お芝居はすごく素敵だし、立ち回りでも非常に動けて、めちゃめちゃかっこいい。幅広い役作りができる方なので、どういう形で「サクセス荘」に入ってくるのか、どんなキャラクターでくるのか、とても楽しみにしています。

スタイリング:本多由佳(M)
メイク:有村美咲

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公演情報

タイトル

水ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘3」

放送局

テレビ東京・テレビ大阪
2021年1月6日スタート、毎週水曜深夜1:28〜1:58

テレビ愛知
2021年1月6日スタート、毎週水曜深夜1:35〜2:05

BSテレ東、BSテレ東4K
2021年1月11日スタート、毎週月曜深夜 0:00〜0:30

出演

和田雅成、高橋健介、髙木俊、黒羽麻璃央、spi、立石俊樹、有澤樟太郎、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、小西詠斗、唐橋充(※劇中部屋番号順)

原案・プロデュース

松田誠(ネルケプランニング)

脚本

徳尾浩司、川尻恵太(SUGARBOY)、ニシオカ・ト・ニール

監督

川尻恵太(SUGARBOY)

公式HP

https://www.tv-tokyo.co.jp/success_sou3/

公式Twitter

@tx_success_sou

(C)「テレビ演劇 サクセス荘3」製作委員会

WRITER

豊島 オリカ
 
							豊島 オリカ
						

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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