2020年12月24日(木)のクリスマスイブに幕を開ける「イケメン王子 美女と野獣の最後の恋 THE STAGE ~Beast Leon~」。サイバードが手掛ける女性向け恋愛ゲーム「イケメンシリーズ」の最新タイトル「イケメン王子 美女と野獣の最後の恋」が原作だ。
2020年7月にリリース開始となったばかりのタイトルが、早くも舞台化ということで注目を集めている。
2.5ジゲン!!では、本作で主人公・レオン=ドントゥール役の細貝 圭と、シュヴァリエ=ミシェーレ役の八神 蓮に対談取材を実施。
共に2000年代からミュージカル『テニスの王子様』をはじめとする2.5次元作品に多数出演し、共演経験も多いふたりは、本作にどんな想いを抱いているのか話を聞いた。
お互いのことを良く知っているふたりならではの軽快なやり取りと共に、ボリュームたっぷりなインタビューを楽しんでもらいたい。
細貝&八神が演じる新鮮な王子
――今作はタイトルにもあるように“イケメンな王子”の役となります。こういった雰囲気の作品にご出演なさるのは、ふたりとも久しぶりだなという印象があります。
細貝 圭(レオン=ドントゥール役):まさしくそうですね(笑)。
八神 蓮(シュヴァリエ=ミシェーレ役):僕もキラキラした役柄っていうのは、最近全然やっていないですね。
――そうですよね。なのでキャスティングを拝見して、すごく新鮮だなと感じたのですが、実際に出演が決まった際の心境はいかがでしたか。
細貝:最初は本当に冗談だと思いました(笑)。まず「イケメン王子」というタイトルが、すごく直球じゃないですか。なので、まさか自分にお話がいただけるとは思ってもみなかったので驚きましたね。
演出の大関(真)さんとは付き合いが長くて、大関さんの作品で父親役とか武将役とかをやらせてもらっていて。そんな中、お話を頂いたのが「イケメン王子」で、しかも中心人物となるレオン役だったので、大関さんの冗談だと思いました(笑)。
八神:僕も30代半ばで……。
細貝:もう後半だよ! 36歳でしょ?
八神:違うよ、まだ35歳だよ。
細貝:え! あ、1個下か~。
八神:そうそう。で、30代半ばっていう年齢的にも、こういったお話がいただけるとは思っていなかったので、最初はびっくりしました。
だけど、先に演出が大関さんで、主演が圭くんって決まっていたので、ふたりの存在はこのお話を受けるにあたって、結構大きかったですね。
細貝:それこそ蓮くんは長いこと“王子”なわけじゃん。
――“王子”歴で言ったらすごく長いですよね。
八神:たしかに21歳の頃から王子って呼ばれているけどさ(笑)。他にそう呼ばれている役者さんって、あんまりいないのかな。
細貝:いやあ、いないと思うよ。
八神:そっかあ。じゃあ“王子”として、「ついに来たな」っていう感じですね(笑)。
実は、コンタクトしてウィッグ被ってっていう役自体、あんまり経験がなくて。今年4月に圭くんと共演予定だった舞台があって、その作品がそういうビジュアルだったんですけど上演ができなかったので、今回はビジュアル面でも新鮮な部分がありますね。
――公開されたビジュアルもすごく素敵でした。おふたりが演じるレオンとシュヴァリエには、どのような印象を抱いていますか。
細貝:レオンとシュヴァリエはすごく対照的なふたりだなって思っています。アメリカの大統領選みたいな。
一同:(笑)。
細貝:例えがおじさんみたいになっちゃったけど(笑)。対照的だけどふたりとも自分の中の正義はしっかりあるんですよね。やり方は違うけど国をよくしたいという目指すところは一緒で。絵に描いたようなライバル関係だなっていう印象を持ちました。
――演じる役とご自身で、似ている部分や違う部分があれば教えてください。
細貝:レオンは国民の意見をはじめとして、周りの人の声に耳を傾けるじゃないですか。僕も周りの意見を大事にしたいと思っているタイプなので、そういうところは似ているのかなって思います。
でも僕には、彼ほどの器の大きさはないので、そういうところはレオンを見習いたいなって思いますね。
八神:シュヴァリエは自分の信念や考えで行動して、周りを引っ張っていく人だと思っていて。
そういうところが自分に似ているかと言われたら、そうでもないですが、人が悩んでいたりすると、自分の中で「こうすればいいのにな」っていう解決策を考えるところがあるんですね。その人は別に解決策を求めているわけじゃないのに、「こうしたほうが幸せじゃん」って思っちゃうことが多くて。
そういう面は若干、シュヴァリエに通じるところがあるのかもしれないですね。
――レオンは内政派、シュヴァリエは外政派と派閥を率いていますが、おふたりが率いるならどんな派閥を作りたいですか。
八神:え~どんなだろう。揉め事は好きじゃないので、ハッピーな派閥がいいな。
細貝:どんな派閥がいいかなあ。「酒飲み部」ですかね(笑)。お酒を飲みながら、ダーツして…ってこれじゃただの自分の趣味になっちゃうけど。
八神:ほんとだよ、それじゃサークルだよ(笑)。僕が率いるならルールは少なく、それぞれのモラルを大事にする派閥がいいですね。モラル、大事にしていきたいです(強調)。
公私共に仲のいい2人の意外な“初めて”
――原作のレオンはおふたりとも縁深い加藤和樹さんが演じていらっしゃいます。そのあたりは意識されていますか。
細貝:演じる上では特に意識はしないかなと思います。和樹くんのあの独特な低くて甘い声は、真似しようと思って真似できるものじゃないですしね。
本人には出演が決まったとき、一応連絡しておきました。
――ちなみに、加藤さんはどんなリアクションでしたか。
細貝:もう知っていました(笑)。マネージャーさんから聞いていたらしくて、「頑張ってね~」って言われました。
八神:ゲームをやっていると、画面から和樹くんの声が流れてくるので、なんか違和感というか変な感じしちゃう。レオンの声というより、“和樹くん”って感じで。
――付き合いの長さゆえの感覚ですね。さて、おふたりが舞台上で一緒に芝居をするのは約2年ぶりでしょうか?
細貝:あ~そうかも。でも、蓮くんとは昔からよく共演していたし、全然久々感がないです。
八神:お互いの作品を観に行って楽屋で会ったりもよくしているしね。僕も感覚としては、圭くんが一番一緒にやっているような感じがあります。
――では、芝居に関しても、もうお互いに信頼し合っているということですね。
細貝:それはもう、なんの不安もないですね。
八神:でも、舞台でガッツリ同じシーンでっていう役はあんまりやってないよね?
細貝:そうだね。こういう互いに対立して“ザ・ライバル”みたいな役は初めてかも。
――そうなんですね。ファンも本作で新たな一面が観られそうですね。共演者についてはいかがでしょうか。
細貝:初めましての方がほとんどなので、どうなるのかなって思っています。
八神:僕たちにお声を掛けていただいたということは、きっと大人な恋愛を見せる作品になるんじゃないのかなって思うので、これから稽古していく中で、どういう作品が出来上がっていくのか僕自身もすごく楽しみです。
2.5次元作品で恋愛を描くっていうのは、そう多くないですし。それに、殺陣もあるみたいです。
――あと、今作は歌唱シーンもあるそうですね。
八神:歌はあんまり……(苦笑)。この前、どくれくらい音域が出るのかなって思ってカラオケに行ってみたんですけど、瑛人さんの「香水」の「ドルチェ&ガッバーナ〜♪」の「ナ」がきついって採点されちゃった。
細貝:(笑)。
八神:歌はね、そんな感じです。
振り返る2020年、“ベル”へのメッセージ
――華やかなビジュアルに加えて、恋愛、殺陣、歌と盛りだくさんな作品になりそうですね。本作は年末の公演となります。この1年を振り返ってみていかがでしたか。
細貝:変な1年でしたね。4月から6月くらいまでの記憶が全然なくて、感覚が狂っている感じがあります。でも、同時に色々見つめ直せた期間でもあったなと思いますね。
なにより、舞台に立つっていうことが、本当にお客さんあってのものだと実感しました。僕たちは、お客さんがいて初めて成り立つ職業なんだなっていうのを、改めて認識し直しましたね。
八神:客席50パーセントの舞台にも立ちましたけど、やっぱりちょっと違うんですよね。カーテンコールのときに、ちょっと寂しさが過ぎっちゃうところもあって。
もちろん、上演できない期間も長かったので、舞台が無事上演できるだけで、喜びはすごく大きいんですけどね。本当に大変な1年だったね。
――色々あった1年でしたが、本作でこの1年を締めくくるというファンも多いと思います。最後に、上演を楽しみにしている“ベル”へのメッセージをお願いします。
細貝:今、僕たちが「舞台に立てる」こと自体が、僕たちにとっても貴重な機会になっています。大変な状況の中ではありますが、それでも来ていただけるのであれば、少しでも日常から離れた気持ちになっていただけたらいいなと思います。
それが僕たちのできる最大限のことだと思うので、舞台を観て少しでもみなさんが幸せになってくれたらいいなと思います。
八神:舞台を観る機会が減った方もいらっしゃると思います。その溜まった気持ちもこの作品に持ってきてもらって、みなさんを後悔させないような作品にできたらなと思います。
* * *
2.5次元というジャンルのブームと共に、第一線で走り続けてきた細貝圭と八神蓮。インタビュー中も、ふたりならではの“あうんの呼吸”漂う、独特なテンポの会話を繰り広げていた。
ロードライト王国の2つの派閥を率いるレオンとシュヴァリエをふたりがどう演じ、どうカンパニーを率いていくのか。幕が開ける12月24日を楽しみに待とう。
撮影:ケイヒカル
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2020年11月18日〜2020年11月24日正午
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— 2.5ジゲン!! 編集部【公式】 (@25jigen_news) November 18, 2020
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