インタビュー

「ベースのような役割に」 spiが語る、サクセス荘メンバーへの思いと“一発勝負”の魅力

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2019年に放送されたドラマ「テレビ演劇 サクセス荘」(テレビ東京ほか)の続編「テレビ演劇 サクセス荘2」が、2020年7月9日(木)よりスタートする。

同ドラマは、2.5次元舞台などで活躍する俳優たちによる、「リハは1度だけ」「本番一発勝負」を掲げた新感覚ドラマ。前作に引き続き、和田雅成、高橋健介、髙木俊、黒羽麻璃央、有澤樟太郎、荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志が出演することに加え、今回からspiと小西詠斗が加入。ひっそりと佇むアパート「サクセス荘」を舞台に、成功を夢見る若者たち11人の物語が描かれる。

2.5ジゲン!!では、spiに単独インタビューを実施。舞台『黒子のバスケ』大坪泰介役、ミュージカル『刀剣乱舞』蜻蛉切役、舞台『KING OF PRISM』大和アレクサンダー役などを演じたほか、歌手としても活躍する彼に、同ドラマの見どころや意気込み、共演者への印象を聞いた。

撮影は「おしくらまんじゅうをしている感覚」

――前作をご覧になっていたそうですが、今回、出演が決まったときの心境は?

決まったときの心境は、「うれしい!」でした。新しい環境にプレッシャーも感じつつ、やはりとても感慨深いです。

――どのあたりが一番プレッシャーでしたか?

普段出演している舞台作品では「稽古を積んで、共演者みんなと関係を作って、それから舞台に立つ」というのがセオリーです。

でも「サクセス荘」には稽古が一切なく、現場に入って、一度リハーサルをやったらすぐ本番。顔を合わせて間もない相手といきなりお芝居をするという流れはあまり経験がないので、そこが一番プレッシャーでした。

お芝居って、自分の内側を見せなくちゃいけないものじゃないですか。僕は人見知りなので、「会ってすぐの人に自分の内面を見せるのか…(笑)」という緊張感がありましたね。

――実際に撮影に参加されて、番組に対する印象の変化はありますか?

予想していたよりもずっと気持ちを楽にして、撮影に臨めました。というのも、現場には常に複数のキャストがいるし、頼れるメンバーばかりなので、みんなで支え合ってお芝居ができるんです。

誰かがセリフを飛ばしてしまっても、誰かが絶対覚えていて軌道修正ができる。だから僕もあまり臆すことなく演じられています。みんなで寄り掛かり合って、まるで、おしくらまんじゅうをしているような感覚です。

セリフはしっかり「パス回し」しつつ、「ミスったらごめんね。助けてね」という気持ちでいられるのは、ありがたいです。そこは舞台作品と通じる部分があると思います。

――収録も進んでいると聞いていますが、spiさんが感じる「サクセス荘」の魅力は?

やっぱり、役者同士のリアルタイム感溢れるやりとりですよね。通常のドラマはカットごとにつなげていきますけど、この作品は一度カメラが回りだしたら止まらない“一発勝負”です。

例えば、誰かがミスして変な空気が流れたとしても、その空気ごと作品になってしまう。その生々しさが魅力だと思います。

――spiさんが演じる「虎次郎」は、どのようなキャラクターですか?

演歌歌手が夢で、身体が大きくて、衣装が派手で、大雑把な人物です。大和言葉というか、すごく日本っぽい言葉遣いをする人です。それに、ちょっと猫みたいなところがあって……。

――猫ですか?

はい。僕の中で猫って、すぐにモノを倒しちゃったり、壊しちゃったりするイメージがあるんですけど、虎次郎もそういうところがあるんです。なんというか、「ばかだなあ」とすごく愛おしく感じるキャラクターで、僕は好きですね。

バンドでいえばベースのような役割に

――虎次郎は演歌歌手が夢ということですが、作中でspiさんは歌声を披露されるのでしょうか?

はい、歌います。演歌だけじゃなく、ミュージカル調、ポップス調など、今回いろんな歌い方にチャレンジしていますよ。

――とても楽しみです。では、新メンバーとしてどのように存在感を発揮していきたいですか?

声色の話になりますが、声が低い人はバンドでいえばベースのような役割があって、空気感に説得力が増すと思うんです。「サクセス荘」には声が低いキャストが少ないので、その部分を補える存在になりたいと思っています。

「サクセス荘」では声が低めなのはムーさん(演・玉城裕規)くらいかな? 実際、ムーさんがしゃべり出すと「サクセス荘」の重厚感がより一層増す感じがある。ちょっと厚みが出るんですよね。だから僕も、そこにハマっていけたらいいなと思っています。

――共演者の方々も個性豊かなメンバーですが、初共演の方はどれくらいいらっしゃいますか?

初共演の方は多いですね。ゴーちゃん役の和田(雅成)くんも初共演ですが、「男気のある方なんだな」とびっくりしました。和田くんは、他のキャストの分までセリフを全部覚えていて、現場を引っ張ってくれています。

それにムーさん役の玉城さんも、みんなのセリフを全部覚えていて、やっぱりすごい方だなと感じています。

でも僕の中で、玉城さんと和田くんは、対極に存在しているイメージがあるんです。和田くんが先頭でみんなを引っ張っているとしたら、玉城さんは一番後ろからみんなの背中を押している感じです。あくまでも僕個人が抱いているイメージですけどね。

――共演者の中でとくに意識しているメンバーは?

ちょうど僕と同い年のヒッピ役の寺山(武志)さんと仲良くなりたいと思っています! すごく話しやすくて、接しやすい方です。本当に優しい。とってもいい人です。

――今、共演者の皆さんに伝えたい思いは?

僕自身いっぱいいっぱいなので、とにかく「よろしくお願いします!」という思いです。みんな助けて!(笑)。

――最後に、放送を楽しみにしているファンの方々へ、メッセージをお願いします。

まずは作品を楽しんでいただけたらうれしいです。「ここを見てほしい」というよりも、どうかチャンネルを変えずに、とにかく最初から最後まで全部見てください!(笑)。

スタイリング:本多由佳(M)
メーク:有村美咲

抽選で1名様にサイン入りチェキをプレゼント

【応募期間】
2020年7月9日〜2020年7月16日正午
※必ずTwitterキャンペーン応募規約をよくお読みいただき、同意のうえご応募ください。

【応募方法】
STEP 1. 2.5ジゲン!!のTwitterアカウント(@25jigen_news)をフォロー
STEP 2. 以下のツイートをリツイート

番組概要
【番組名】
木ドラ25「テレビ演劇 サクセス荘2」

【放送局】
テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知

【放送日時】
2020年7月9日スタート 毎週木曜AM1:00〜1:30
※BSテレ東/BSテレ東4Kは7月14日スタート 毎週火曜AM0:00〜AM0:30

【出演】
和田雅成、高橋健介、髙木 俊、黒羽麻璃央、spi、有澤樟太郎、荒牧慶彦、定本楓馬、玉城裕規、寺山武志、小西詠斗 ※劇中部屋番号順

【原案・プロデュース】
松田誠(ネルケプランニング)

【脚本】
徳尾浩司、川尻恵太(SUGARBOY)、ニシオカ・ト・ニール

【監督】
川尻恵太(SUGARBOY)

【プロデューサー】
漆間宏一(テレビ東)、滝山直史(テレビ東京)、中川亜佐子(テレビ東京)、徳永睦(テレビ東京)、芦田政和(ジャンプコーポレーション)、沢口恵美(ジャンプコーポレーション)

【制作】
テレビ東京/ジャンプコーポレーション

【製作著作】
「テレビ演劇 サクセス荘2」製作委員会

【公式HP】
https://www.tv-tokyo.co.jp/success_sou/

【公式Twitter】
@tx_success_sou

(C)「テレビ演劇 サクセス荘2」製作委員会

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WRITER

豊島 オリカ
 
							豊島 オリカ
						

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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