彗星のごとく現れたVOYZ BOY(ボイズ ボーイ)。彼らは実に50人のメンバーが所属するVOYZ ENTERTAINMENT所属のエンターテインメント集団だ。
歌やダンスのパフォーマンスはもちろん、集客や戦略まで自ら考え行動し、道を切り拓いていくVOYZ BOY。
今回「2.5ジゲン!!」では、その中心メンバーを務める赤名 竜之輔にインタビューを行った。彼はその苦悩や喜びを表情豊かに語ってくれた。
また2019年11月1日からは影山飛雄役で出演するハイパープロジェクション演劇「ハイキュー!!」”飛翔” が控えている。
VOYZ BOYで活動するなかで感じたもの、さらには注目集まる演劇「ハイキュー!!」への思いも、熱く熱く語ってもらった。
プロフィール
赤名 竜之輔生年月日:2000/8/3
出身地 :大阪府
特技 :空手・ダンス・日本舞踊
身長 :178cm
ーーはじめに、この世界に入ったきっかけを教えてください。
小さい頃からテレビを観ていて、なんとなく「この世界に行くだろうな」っていう予感があったんですね。
それで小学5年生くらいのときに自分で東京まで履歴書を出しに行きました。それが最初のきっかけですね。
とにかくモテたかったんですよね(笑)。
ーーモテたかったんですか?
1番はやっぱりモテたかったんですよね。小中でまったくモテなくて。
小学校のときはずっと空手をやっていました。小6までやり抜く、中学から好きなことをしていいっていう約束をお父さんとしていて。
結局、数年後に縁があって芸能界に入ることになりました。
ーーいまのVOYZ BOYの活動について教えてください。
いまの活動は自分たちでチラシを配ってお客さんに来てもらって公演して、っていう形でやっています。
昔の活動では場所が与えられていて、「そこからどう“10”頑張るか」みたいな関わり方だったんです。
でもいまはチラシを配ったりして「ゼロイチ」を自分たちで作るってことをやっています。
そこでファンの方へのありがたみはすごく深まりました。もともともちろん感謝の気持ちはありましたが、なんていうか言葉では表せないくらい重い思いを感じるようになって。
僕たちが配った紙1枚が、その人の「誰かを応援する人生」の一部になるかもしれないじゃないですか。
そう思うと、ファンの方ひとりひとりをすごく大切にしなきゃなって思っています。
ーーグループでは中心メンバーとして他のメンバーをまとめる役割との事ですが、苦労などありますか?
最初はメンバーたちに「やる気あるのかな?」って思うこともあって、すごい色々言ってたんですよ。アドバイスだったり、怒っちゃったり、けっこうきつめに。僕もVOYZ BOYに対してすごく真剣なので。
でも、やっていくなかで、それぞれのいいところをそのまま出すのが1番って思うようになりました。楽しんでやっているほうがいきいきしていいじゃないですか。
だから最近は、切り替えやメリハリの部分で注意することはありますが、基本的には言わなくなりましたね。
ーーまとめ役をやっていくなかで見つけた形なんですね。
そうですね、やっていくなかでやっとまとまってきた感じです。50人って本当に多くて、きついんですよね。
こういう場でしか話さないんですけど、やっぱり常にしんどいんですよね。
自分は「頼られる人はしんどくなるほうが正解」だと考えているんで、しんどくなるように自分を追い込んでる部分もあります。
でもすごく楽しいです。仲間が50人もいるのですごく心強いんです。
ーーVOYZ BOYはこのあと活動1周年ライブ、そして東京ドームという目標が控えていますね。
そうですね、かなり大きな目標です。いまはチラシ配りを頑張っていますね。もっとたくさんの方に知って頂き、来て頂きたいので。
最近はどうやったらSNSのフォロワー数を増やせるかとか、そういう部分を自分がまとめてメンバーと話し合うことを担当してるんです。
僕たちはまだメディアの土台がないので、僕の演劇「ハイキュー!!」や、メンバーの色んな活動でもっとVOYZ BOYが注目されていったらいいなと思っています。
ーー印象に残ってる活動はありますか?
今年の3月くらいですかね。VOYZ BOYのこれからを考えてすごく悩んでいる頃、メンバー数人で集まってお泊りをしたことがあるんです。
そこで話し合った後、寝てるときに僕すごい泣いちゃって。
そのとき起きてたメンバーが、僕の胸に手を置いて「大丈夫だ」って言ってくれたんです。そのとき、仲間の大切さっていうのに気づきましたね。
本当にすごい悩んでた時期だったんですが、でもこれをきっかけに頑張ろうって思えるようになって、メンバーとのコミュニケーションを頑張るようにしたんです。
そうしたら、少しずつ変わってきたんですよね。
東京ドームに立つっていう大きい目標を達成するためにも、みんなで同じ方向を向かなきゃいけなくて。そういう意味でもこの夜はすごく大きかったです。
ーー演劇「ハイキュー!!」への出演が決まっていますね。意気込みを教えてください。
2.5次元というものが初めてなので分からないこともたくさんあります。
でも、僕すごく負けず嫌いなので、活躍されている方達から経験で培われた色んな技術を盗んでやろうと思っています(笑)。
そのなかで「ハイキュー!!」っていう軸はぶれさせずに、原作が好きな方にも、演劇「ハイキュー!!」が好きな方にも楽しんでもらえるような、自分なりの影山飛雄を見つけられたらいいなと思っています。
ーーこの役が決まったときはどうでしたか?
プレッシャーというよりは楽しみのほうが大きかったです。「やってやろう」って。
ここから僕の俳優人生を初めて、いずれは“2.5次元界の神7”に食い込みたいと思っています。やればできるっていうことをメンバーたちにも率先して見せていきたいんです。
ーー影山飛雄という役についてどう思っていますか?
すごく尊敬していて、かっこいいなって思っています。
彼はもともと完璧なトスをあげて当たり前って思われていて、でもそれってすごいプレッシャーだと思うんです。
そのなかで期待を裏切らないでやってみせるところが、すごく強いなって思うんです。
僕、影山飛雄とけっこう似てると思うんですよね。彼も最初は独裁者みたいな立ち位置で、僕もメンバー内で最初はそういう感じだったので。みんな僕のこと嫌いだったと思います(笑)。
でも、影山もストーリーのなかで変わっていってるので、僕も一緒に成長していきたいなと思っています。
そのうえで「赤名くんの影山よかった」って言ってもらえるように頑張りたいです。
ーーこれから演じてみたい役はありますか?
少女マンガ原作の映画の主人公から、鼻水垂らすような役まで、なんでもやってみたいですね。
憧れという意味では、1番は「花より男子」の花沢類みたいな役をやりたいです(笑)。
街を歩けないくらいのスターになりたいので!
あと、殺陣やアクションも空手をやっていたこともあって得意なので、そういう仕事もやっていきたいです。
ーーこれからの夢はありますか?
僕はよく生意気っていわれちゃうんですよね。でもそれでいいと思っていて、そういう部分も含めてありのままを好きになってほしいです。
舞台上ではそのキャラクターとして愛されたいですけど、舞台を降りたら赤名竜之輔として愛されたいし、役との違いも楽しんでもらえたら、と。
僕にはVOYZ BOYという場所があって、それはすごい強みだと思っているんです。
そこでのパフォーマンスを通してみせられる自分や、2.5次元作品で役を通してみせられる自分。いろんな自分をみせられるので、もし僕のファンになってもらえたらすごく楽しんでもらえると思います。
できれば僕のファンになってくれたら嬉しいですが(笑)。まずはグループのファンになってくれたら、東京ドームに一歩近づくんじゃないかと思っています。
爽やかな笑顔を浮かべながら、負けず嫌いな顔をチラリとのぞかせた赤名。その瞳には大きな野望の炎が灯っていた。
次回、インタビュー後半では恋愛観などプライベートに迫った内容をお届けする。そちらもぜひ楽しんでもらいたい。
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