アンケート

飯山裕太が演じたベストキャラは? 研ぎ澄まされた感性で勝負を続ける、タフな鬼才

広告

広告

1996年7月29日生まれの俳優・飯山裕太。「ゆったー」の愛称で親しまれる彼は、2013年に『眠れぬ町の王子様』で舞台デビューを果たして以来、さまざまな役を演じ続けている。

24歳の誕生日を記念して、2.5ジゲン!!では「飯山裕太が演じた中で一番好きなキャラクター」についてアンケート調査を行った。

2.5次元ファンたちが選ぶ飯山の「ベストキャラ」はどの役なのだろうか? 寄せられたコメントをもとに紹介していこう。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

飯山裕太プロフィール
【BIRTH DAY】1996/7/29
【BLOOD TYPE】O
【PLACE OF BIRTH】千葉県
【HEIGHT】177
【SIZE(B/W/H)】86cm/71cm/91cm
【HOBBY】映画鑑賞
【SPECIALTY】アーチェリー
引用:AtoMエンターテイメント公式サイトより

新開悠人 役/舞台『弱虫ペダル』

今回、「ベストキャラ」として最も多くのコメントが寄せられたのは、舞台『弱虫ペダル』(通称「ペダステ」)の新開悠人だ。

寄せられたコメントを抜粋して、ベストキャラに選ばれた理由を紹介しよう。

楽しみながらも真摯に役に向き合って作品を作っているのが伝わってくるから。

初めて出てきた時のすごく生意気で嫌なヤツから、いろんな経験をして考え方が変わり成長していく姿を、懸命に、熱く演じられているところがとても素敵だと思いました。

この役を演じてる時の飯山さんはとにかくカッコイイです! 役へのこだわりと熱量に物凄いものを感じて、こちら側がどんどん引き込まれます

生意気なところ、かっこいいところ、かわいいところ、ゴールに向かって必死に走る姿など、いろんな表情が見られるため

飯山さんきっかけで舞台『弱虫ペダル』を観劇しましたが、実際に自転車に乗らずにあそこまで表現できることに感銘を受け、印象に残っています。

「弱虫ペダル」という作品に初めて触れたのが「リミットブレイカー」(「新インターハイ篇~制・限・解・除」)でした。自転車競技のルールも全く分からず楽しめるか心配していましたが、悠人くんの最初の台詞を聞いた瞬間に感動して涙が出てきました。一瞬でお芝居に引き込まれました。作品も本当に最初から最後まで素晴らしくて、ルールも原作も知らない私でも理解し楽しむことができました。「弱虫ペダル」という作品もゆったーのお芝居ももっと観たい!と思うきっかけになったので選びました。

飯山さんを知った舞台であることが大前提ですが、何よりもご本人が“新開悠人”としてイキイキとステージ上で躍動する様に魅了されました。その後も同役を重ねながら、悠人とともに成長するかのように我々の前に姿を見せてくれて感謝しかないです。今後の活躍も期待しています!

飯山演じる新開悠人は、自転車競技の強豪校・箱根学園のメンバー。飄々とした振る舞いの奥に鋭い闘志を隠し持つ、印象的な人物だ。

「ペダステ」は、激しいレースを役者の肉体を駆使して表現するという手法で有名な作品でもある。普段のややクールな様子と、打って変わって熱さを見せるレースシーン。そのギャップも悠人の魅力のひとつだろう。

それを示すかのように、今回集まったコメントには「全力で走ってる姿がかっこよかった」「常に全力疾走してる感じがいい!」「感情剥き出しで全力全開なレースシーンが大好きです!」など、「全力」という言葉も多く見られた。

また、原作およびシリーズ作品としての「ペダステ」を愛する人々からも、飯山への称賛が届いている。

この作品の中で、裕太くん演じる新開悠人には、彼の人生の中でも大切になるだろう感情の変化があります。そのシーンが私は大好きなのですが、その大事なシーンを裕太くんは丁寧に演じてくれてとても嬉しく、感動しました。

かっこいいかつかわいい悠人くんに合っていると思うから!!

大好きな舞台に彗星の如く現れた。

表情のつけかたや所作が本物で、原作が好きだった私は初めて見た時に衝撃を受けたから

さまざまな層からの声が集まり、今回の結果では新開悠人が最も多くの支持を集めた。

ソハヤノツルキ 役/舞台『刀剣乱舞』

舞台『刀剣乱舞』(通称「刀ステ」)のソハヤノツルキ役にも、熱いコメントが多数寄せられている。

観た瞬間に「ソハヤだ!」って思いました

飯山くんのソハヤが大好きだから。「ジョ伝」ももちろん好きだけれど、「慈伝」での兄弟とのやりとりが生き生きとしてて特に好きです。

とっても役が似合っていたし、本人も好きな殺陣がやれて、大きな舞台に立つところを観ることができて、とても嬉しかったためです。多くの共演者の方たちのいいところをたくさん吸収して、更に魅力的になったと感じています。

ゲームからそのまま出てきたかのようなビジュアルの良さ! 殺陣も所作も綺麗なので一瞬も目が離せないです。なにより大典太光世が顕現したことで念願の三池兄弟がそろって、嬉しさのあまり飯山さんからもソハヤノツルキからも霊力がじゃんじゃん出てるのが見どころです〜!!!!

(「舞台『刀剣乱舞』外伝 此の夜らの小田原」について)新キャラとして初お披露目の舞台です。当日、冬場の強い雨という悪天候の中、屋外ステージに立つ姿は非常に印象深いです。かなり滑りやすい中の殺陣でしたが、安定感があり本当に格好良かったです。プロジェクションマッピングで小田原城に姿が映しだされた感動もありました。

日本刀・ソハヤノツルキは、鎌倉時代の刀工・三池典太光世によって作られた太刀。坂上田村麻呂の佩刀「ソハヤの剣」の写しであると言われている。

所有者の徳川家康はこの刀を片時も離すことなくそばに置き、自身の死後も「(刀の霊力により自陣を敵から護るため)切っ先を西に向けて置くように」と命じたという逸話が残されている。

『刀剣乱舞』の世界におけるソハヤノツルキは、金髪に赤い目をした華やかなキャラクターだ。

「刀ステ」ではそんなソハヤノツルキの華やかさ、ポジティブさ、そして力強さが惜しみなく表現され、ファンの心を熱くさせた。

コメントが寄せられたキャラクターの数々

これまで紹介していた以外にも、今回のアンケートには多数の役柄へのコメントが寄せられている。順番に見ていこう。

犬塚キバ 役/ライブ・スペクタクル「NARUTO-ナルト-」
ゆったーを知り、好きになるきっかけの作品だったからです。また、私が2.5次元にハマったのもこの作品がきっかけでした。
再演では客降りの時にファンサも貰えました。あの一瞬を忘れることができません。

花礫 役/THE STAGE『カーニヴァル 始まりの輪舞曲』
・好きになった舞台だから

・飯山くんのお芝居をこれからもずっと観続けていきたいと思ったのが、この役だったからです。それくらい衝撃を受けました。
飯山くんが演じてきた役を今まで沢山観てきましたが、その中でも花礫というキャラクターはひときわ彼の演技力と表現力の幅が感じられる役でした。当時まだ経験の浅い中で、自分とは正反対のタイプの役を演じることはかなり難しかったと思います。きっとたくさん悩み、考え、役と何度も向き合ったのでしょう。あの時の花礫からは彼の努力と挑戦と可能性がバシバシと伝わってきて、「才能だ…」と劇場で息をのんだことを今でも覚えています。今も飯山くんのお芝居が好きなのは、花礫を生で観られたからだと思っています。

チェシャ猫 役/舞台「夢王国と眠れる100人の王子様 ~Prince Theater~」
とにかくかわいい! ゲームから「夢100」をプレイしていましたが、まさか舞台であそこまでチェシャ猫のかわいさと不思議さを表現していただけるとは思ってもいなくて、最初見た時すごく感動しました!!

愛童星夜 役/「アイ★チュウ ザ・ステージ」
愛童 星夜そのものだったから

エネルギッシュかつ緻密に役を演じる鬼才・飯山裕太

▲2019年末のツイート

飯山の芝居は、エネルギッシュでありながら緻密だ。

どんな役も、彼が演じると自然体に見える。あまりに自然なので、ついステージ上のキャラクターの存在を当たり前のように感じてしまう。

だが他人の「自然体」を演じるという芸当は、決して当たり前にできることではないだろう。

飯山は役者として、間違いなく天性の優れたカンを持っている。それは舞台上で起きるあらゆる出来事に対し、自分の演じる役が「どう考え、どう動くか」を瞬時に察知し行動を選択できる感性のアンテナのようなものだ。

彼はステージに立っている間、そのアンテナを常に最大出力で稼働させている。一瞬も気を抜かず空気を読むべく張り詰める姿は、役者特有の獣のようなエネルギーに満ちている。

同時に緻密な表現力もまた、彼の魅力だ。表情、姿勢、声色の変化など、あらゆるテクニックを駆使して彼はキャラクターであり続けようと努める。

イベントやTwitter、所属するアイドルユニット「B2takes!!」の活動時に見せる、ニカッと音がしそうな屈託のない笑顔からは、彼の温かい人柄が伝わってくる。

だが舞台上の彼は、俳優という名の美しくも力強い動物の姿をしている。そのどちらも堪能できるところが、飯山裕太の大きな魅力ではないだろうか。

24歳を迎えた飯山裕太。今後ますますの活躍に注目していきたい。

広告

広告

WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

このライターが書いた他の記事も読む