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北川尚弥が演じたベストキャラは?ひだまりのような笑顔に隠れた、マグマのごとく燃える情熱

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俳優・北川尚弥のTwitterアカウントには、演じたキャラクターの誕生日ごとにバースデーメッセージが綴られている。

1つ1つの文章から、その役とともに歩んだ時間を愛してやまない北川の想いが伝わってくるようだ。

1996年5月15日生まれの俳優、北川尚弥。

今年24歳を迎える彼の誕生日を記念して、2.5ジゲン!!では「北川尚弥が演じた中で一番好きなキャラクター」についてアンケート調査を行った。

2.5次元ファンそれぞれが選ぶ「北川尚弥のベストキャラ」はどの役なのだろうか? 寄せられたコメント(抜粋)を基に紹介していこう。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

申渡栄吾|ミュージカル「スタミュ」

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2015年「テニミュ」の南健太郎役でデビューして以来、数々の2.5次元作品で重要なキャラクターを演じてきた北川。今回のアンケートにも、さまざまな役にコメントが寄せられた。

中でも多数のファンから支持を得たのが、ミュージカル「スタミュ」の申渡栄吾である。

まずはファンのコメント(なぜその役をベストキャラに選んだのか)を抜粋してご紹介しよう。

完璧な申渡。端正な顔立ちと辰己くんへの忠誠とか全てにおいてエレガンス

申渡栄吾そのものだったし北川尚弥らしさもしっかり出ていたから

アドリブが生き生きして見えたから!笑

「スタミュ」は北川くんを初めて知った作品で、辰己くん(辰己琉唯/演・櫻井圭登)との掛け合いがとても面白くて大好きでした。

「スタミュミュ」初演で初めて観たとき、佇まいが栄吾そのもので驚いたのを今でも鮮明に覚えています。一見お堅いようで実はアグレッシブな栄吾と、真面目でサービス精神旺盛な尚弥くんの相性も最高です。特に劇中劇を演じたスピンオフの「Caribbean Grove」ではほとんど出ずっぱりの役を務めるなど、大活躍でした。観たこと無い方には是非一度観ていただきたいです。

栄吾としてふむ場数が増えるにつれ、どんどん芝居が上手くなっていくように感じました。「Caribbean Groove」では、栄吾がさらに役を演じるという二重の芝居をする難しさがあったと思いますが、とても自然で、観ていてすぐにその世界観に入り込んでしまい感動しました。

作品を重ねる毎に好きが増しました!クールなところだけではなく、辰己琉唯くん(櫻井圭登くん)を大切に想う優しい姿やネジが取れたように時折暴走する姿はとても愛おしいです。努力家で向上心溢れる尚弥くんと栄吾くんがこれからもずっと大好きです〜!

ミュージカル「スタミュ」(通称「スタミュミュ」)は、同タイトルのアニメを原作としたシリーズ作品だ。

原作アニメは、感情やシチュエーションを歌で表現するミュージカルの手法をそのまま取り入れたことで一躍話題になった。またこれを現実のミュージカルとして上演した今作も、多くの原作ファンから支持を得ている。

申渡栄吾は、音楽芸能分野の名門・綾薙学園高等部の1年生。学園の次代を担うスター候補生集団「team柊」にて参謀的ポジションを務めている。

生真面目でクールな性格だが、ときにはコミカルでチャーミングな一面も見せる。北川演じる申渡は、そんなギャップでもファンの心を掴んだようだ。

アルベール(申渡栄吾)|スタミュミュ・スピンオフ「Caribbean Grove」

また「スタミュミュ」のスピンオフ作品「Caribbean Grove」に登場したアルベールにも、複数のコメントが寄せられている。

「Caribbean Grove」は、「スタミュミュ」に登場するキャラクターたちが演じる劇中劇を「team柊単独レビュー公演」と銘打って実際に上演したスピンオフ作品だ。

アルベールという役を申渡栄吾が演じ、その申渡栄吾を北川が演じる、という入れ子構造が面白い。

ただしこの作品の特筆すべき特徴は「ユニークな設定のスピンオフ」ということだけではなく、あくまでも1本のミュージカル作品として成立している点にあるだろう。

その証拠が、今回寄せられたファンからのこんなコメントである。

どの役も好きですが、この役の時の気迫が凄くて特に印象に残っているから

お話の中身も素晴らしかったのですが、この役と“魂を売っている”とまで言うほど向き合っていて、劇場で観劇した際に、観てる側の魂を震わす演技に心奪われ、呼吸の仕方さえ忘れるほどでした。まさに彼が全身全霊を捧げた役だったのだと伝わってくる最高の役でした。

コメントを読むと、この役が「アルベール」という1人のキャラクターとして愛されていることが伝わってくる。

これは、申渡という役の向こう側に存在するもう1人のキャラクターを、北川が誠心誠意演じた証ではないだろうか。

さらに今回のアンケートでは、他のたくさんのキャラクターたちにも熱いコメントが寄せられている。こちらも抜粋となってしまうが、ファンからの声をご紹介していこう。

骨喰藤四郎|舞台『刀剣乱舞』

儚げな印象がぴったりで(あ、本物だ)って無意識に思ってしまったので

ビジュアルも喋り方も殺陣も雰囲気も全て理想通りだった

細く儚く綺麗な見た目、けれど芯のある強さが滲み出る骨喰は尚弥くんだからこそかなと思います。演出のため、かなりのダイエットをしたという本人の努力もすごい。大好きな骨喰くんです。

マリウス|ミュージカル「Dance with Devils -Fermata-」

重ためなセリフにも関わらず身軽な布さばき、身体捌きで重く感じすぎることなく絶妙な存在感を出していた

それまでに演じてきたキャラとは全然違っていて、こんな役も演じられるんだ!と尚弥くんの可能性を更に感じられました!

濡れ鼠のような衣装も相俟って彼の存在に冷気を感じた。本当にこの作品にぴったりでした!

朱桜司|『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』

すーちゃんの末っ子感とレオに反発する姿や一生懸命頑張ってる所がピッタリ!

ユニットの中でもその演じてる中でも末っ子だったので尚弥くんっぽくて可愛かったからです。

尚弥くんのお芝居を初めて観た作品で思い入れが深いからです。ユニットメンバー全員が先輩である中でも引けを感じさせない芝居、歌、ダンスでとても魅力的に見えました!

司のまっすぐでピュアな眩しさが凄くダイレクトに感じられました。北川くんのおかげで、司くんが大好きになりました!

長谷川康太|ミラクル☆ステ―ジ『サンリオ男子』

行動全てが癒しだった。笑顔がめちゃくちゃ可愛くて、見てる方まで思わず笑顔になってしまうというのはこういうことなのか!という体験をした。

なおやくんのギャグ性の高い性格と『サンリオ男子』のコメディな世界観とがピッタリ(はまり役)で、ビジュアルが地毛なのもあってナチュラルで似合ってる。顔芸が多くて好き。

南健太郎|ミュージカル『テニスの王子様』3rdシーズン

公演を重ねる毎に凛々しく頼もしい『部長』の顔になっていく姿が素敵でした。ボロボロと泣いていた山吹公演の千秋楽から笑顔で挨拶を出来るまでになり、彼と共に成長していったことがわかるキャラクターだからです。

ひだまりのような笑顔に垣間見える、芝居への深い情熱

▲昨年(2019年)23歳の誕生日に寄せた本人のツイート

端正な顔立ち、おっとりした雰囲気、穏やかな笑顔。ひだまりのような優しさと、ときにはじけるようなテンションでファンを魅了する、北川。

だが彼の役者としての魂には、優しさだけでなく、沸騰するマグマのような烈しさが隠れているように思う。

穏やかで明るいキャラクター、クールで冷静なキャラクター、そしてコミカルなキャラクター。どんな役を演じていても、その核の部分には必ず北川の持つ「熱さ」が存在する。

その熱はふとした拍子に、北川自身の芝居や行動から伝わってくる。

新型コロナウイルス感染症の影響で、公演やイベントの中止・延期が相次ぐ現在。残念ながら今年は、北川のバースデーイベントも延期となってしまった。

だがネガティブな思いを吹き飛ばすように、北川は自身のブログで過去作品の振り返りを毎日公開している。

こうした試みを毎日続けるという行為も、彼の優しさ、そして芝居への情熱を物語っているのではないか。

演じたキャラクターについて彼自身が語る言葉に触れられることは、ファンにとって大きな楽しみであり、不安を乗り切る安らぎにもなっているに違いない。

24歳を迎えた俳優、北川尚弥。今後の進化と活躍にますます注目していきたい。

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WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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