2020年4月2日に31歳の誕生日を迎える上田悠介。
どこからどう見ても親に第一印象で気に入られること間違いなしの好青年である彼は、さまざまな2.5次元舞台はもちろん、小劇場などのオリジナル舞台、CM、映像などにも積極的に活動の場を広げている。
「2.5ジゲン!!」では、彼の誕生日を記念してWEB上でファンアンケートをおこなった。集まった回答は実に158通。そのどれもが「わかる」という熱いメッセージつきで、何とかしてその声をできるだけ多く共有したくなった。
そのため、各キャラクターや舞台の解説は控えめにして、寄せられた回答がメインとなる記事とする。
掲載の順番は回答数での順位ではなく、彼が演じた年順としている。ぜひとも、集まった熱いコメントを見ながら彼の演じたキャラクターを振りかえってほしい。
※いただいたコメントは、文意を損なわない範囲で一部省略や誤字などの編集をしています。
20歳 デビューしたもののバイト三昧
21歳 テニミュ出演
22歳 お芝居がわからず怒られまくる
23歳 怒られまくる
24歳 前事務所倒産
25歳 現事務所所属
26歳 劇団入るも退所 芝居楽しくなる
27歳 ダイステ出演
28歳 ヘタミュ出演
29歳 ヒロステ出演
30歳 おかげさまで生きられています#10年を振り返る— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) September 27, 2019
もくじ
橘 桔平/ミュージカル『テニスの王子様』
おはよーございます。
みんなええ顔してはるわ。
今日も楽しくいきましょか!
♯テニミュ pic.twitter.com/5YvsSyfAoC— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) July 23, 2014
ミュージカル『テニスの王子様』で彼が演じたのは2ndシーズンの橘 桔平。
先輩や顧問たちに理不尽な扱いを受けていた不動峰のテニス部員たちの前にあらわれた、テニスのうまい転校生、そして頼りがいのある最強に男らしい部長だ。
堂々として落ち着きと余裕のある黒髪橘さん、荒々しく攻撃的な金髪橘さん、どちらも非常に魅力的だった。この役で彼を知ったという回答が多く、ファンになるきっかけになった人も多いことだろう。
絶対に不動峰を見放さないと信じられる橘さん、本当にかっこよかったし心から安心して見ていられました…!
とにかく不動峰のみんなを愛していて、特にテニミュ運動会では部員を大きな声で応援し、熱いスキンシップをとるなど、原作同様部員思いで男らしく、この人にならついていけると思える本当に素敵な橘桔平だと思います。
小学生のとき橘桔平役の上田さんを見て、本当にかっこよくてそこから応援し始めたから。
最初の2.5作品であり、上田さんの男らしさや、今の上田さん自身のキャラクターへのスタートであると思う。若いときの長い期間演じていただけて、成長を見守ることができたのも素敵な日々でした。
ビジュアル含めてすべてが橘さんそのものでした。歌も素敵で、ドリライ2014で東さん演じる千歳千里と歌っていた「けじめ」はとてもよかったです。
保護者的な優しい笑顔と、何かの拍子に見せる弾けるような爽やかな笑顔のギャップ。体格もバッチリ。上田さん自身が長く野球をされていたこともあり、チームメイトに向ける信頼感などが伝わってきました。
テニスシーンも格好よかったですが、何より運動会のときの太鼓を叩く姿が素敵すぎました!
ビジュアル、役への理解、身体の使いかた、キャプテンシー、九州二翼の関係性、すべてにおいて橘桔平そのものでした。
この項目をまとめるにあたり、ドリライ・運動会2012、2014を含む手持ちのテニミュDVDを見かえした。
運動会2012最後の競技、紅白リレー。手塚国光役の和田琢磨とデッドヒートを繰り広げ、ゴール後に「お前の勝ちだ」と和田の腕を握り、手をあげさせた姿。
「橘さん、かっこいいっす!!!」。森役・近江陽一郎のことばどおり、最高にかっこよかった。
結城哲也/ダイヤのA The LIVE
ついに『ダイヤのA The Live』幕開けました!
皆さんの声援を力に変えて目の前のプレーに全力で挑みます!
我らが青道3年生。暑い夏を作るぜ。 pic.twitter.com/LDJ53dvsuI— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) August 1, 2015
この舞台で演じたのは、野球の名門・青道高校主将にして不動の4番打者、結城哲也。
言葉足らずなところもあるが、ひたすらに努力を重ね、背中でチームを力強く引っ張るキャプテンだ。まさにハマり役だったのではないだろうか。
野球経験者ということもあり、カンパニーでは野球コーチとしての役割も果たしていたという。「野球経験を生かしていて本物のプレイを見せてくれた」「身体つきも哲さんそのものだった」という回答が多く見られた。
初めて上田さんを生で見て、大好きな作品の大好きなキャラがそこにいました。野球経験や主将らしい頼れる大きな背中が正しく結城哲也そのものですごく感動しました。上田さんのおかげでますます大好きになったキャラクターであり作品です。
ご自身も野球をされていた事もあり、野球に対する姿勢などが真摯に表れていて、結城哲也にぴったりだったと思いました。
上田さんが野球をやっていらしたこともあり、理想のバッティングフォームだったから。
本人なのか役なのかわからなくなるくらいはまり役! 共演者の技術アドバイスもしていたと聞いて、ますますキャプテンらしさを感じました! 会場で聞いた青道コールは今でも忘れられません。
アニメで惚れた哲さんを誰が演じるのか、できる人がいるのか、不安でいっぱいだったんですが、ビジュアル見て「あれ? もしかして」と思い、舞台を見て「哲さん、いたー!!!」と驚きました。
私が2.5次元舞台にはまったきっかけでもあります。ありがとうございます。
上田さんを知って好きになったきっかけであり、元々キャラが好きで観劇しに行ったらイメージ以上の本物の結城哲也がでてきて感動をしたからです。
声も雰囲気から何までキャラクターとマッチしていた。何より本人がこの作品も野球も好きというのが素直に伝わってきた。
強豪校の主砲・無口なスラッガー、言葉よりも体やオーラで客を納得させねばならないキャラクターを、悠介くんはシリーズを通して演じきってくれました。
初演初日、照明を落とした舞台上に悠介くん演じる哲さんが登場した瞬間、「…哲さんだ…!」と息を飲んだことは忘れられません。『ダイヤのA』の空気感を、悠介くんは体のシルエットだけで一瞬にして作ってくれました。本当にありがとうございます。
上田さんが演じられる哲さんは、まさにそのままの哲さんでした! 部長としての気迫、野球への愛、少し抜けたお茶目なところまで(笑)上田さんが哲さんを演じてくださって、本当に嬉しかったです!
元野球部ということもあり、バッティングフォームが綺麗で、見た目だけじゃなく技術でも役に説得力がある。
キャラクターの天然さなど、上田さんご本人と似てるところもあって、まさにはまり役だなと思いました。また演じてるところを見たいです。
原作から作成されたアニメを経て3次元に降臨された結城という感じで、まんま結城で本当に上田さんの結城に出逢えたことに感謝しかない。
マンガやアニメでは伝えきれなかったその場面場面の結城の動きや心情も細かく描写してくださったので、結城の良さが再発見できて、ますます好きになりました。
見た目も完璧ですが、野球経験者なだけあってスイング、守備の動きがそのものでした。実際の球を打っているわけではないのに打球の強さ、飛ぶ方向が見えました。
初めて見たときから、ただただ本物の結城哲也だ!という感想でした。実際に舞台を見て目の前で哲さんが生きてると感動しました。本当に上田さんが哲さんを演じてくださって嬉しかったです。
ご本人の、キャラや作品はもちろん、野球そのものに対する熱量をとても感じた舞台でした。見た目もまさに哲さんのようでしたし、天然入ってるような感じなので(笑)、演者さんたちとの関係もなんか哲さんと青道野球部達ってイメージを持ってます。
上田さんはもちろん、カンパニー全員がここまでか! というほどハマっていて、カンパニーの雰囲気もとても素敵なので。
ダイヤのA The 合宿
2日目終了しました。
基礎練習からケースノック 紅白戦 とかなりレベルの高い練習をすることができました。
確実にクオリティ上がってます。
舞台本当に楽しみにしていてください。 pic.twitter.com/iJahgPR1QE— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) August 8, 2017
この項目をまとめるにあたり、「ダイヤのA The LIVE」のDVD全部と、原作コミックとアニメを見かえした。
秋の紅白戦を観るまで成仏できないと思うほどに、素晴らしいカンパニーによる舞台の、素晴らしい主将だった。
左右に打ち分けているのが分かるバッティングフォーム、ボール回しの自然な動き。舞台表現を超えた「野球にすべてをかける努力の男」がそこにいた。
ドイツ/ミュージカル「ヘタリア」
素敵な物語でした。
出会わせてくれてありがとう。
受け入れてくれてありがとう。
いっぱいいっぱいありがとう。
ドイツ。
ありがとう。#ヘタミュ#ヘタライ pic.twitter.com/TQOdI8OknY— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) March 21, 2018
ミュージカル「ヘタリア」で演じたのはドイツ。このドイツ役は2代目であり、2016年の「The Great World(GW)」からの出演だ。
立ち位置や筋肉なども含めて「原作に忠実なまぎれもないドイツ」というコメントが非常に多く、熱いメッセージが並んだ。
アドリブに巻き込まれたときや、挨拶などのときにも、素の良さがあらわれていた舞台だった。大きな思いを背負いながら2代目ドイツを演じた姿に、誰もが大きな拍手を送ったことだろう。
唯一の2代目というプレッシャーにもかかわらず演じきってくださったことと、WUのまるかいて地球の歌詞「俺は!」「ドイツー!」のコーレスをしてくださったこと。素晴らしい景色を見せていただきました!
声も体格も規律正しく厳しいのに、笑うとチャーミングな所も作品と上田さんの表現が合わさっていたので。
何事にも一生懸命な感じが原作のドイツっぽくもあり、またミュージカル独自のドイツっぽくもありとてもよかったです
ヘタミュで唯一キャス変した2代目キャストですが、初代ドイツ役の方の想いも背負って、素晴らしいドイツを演じ切ってくれたから。
イタリアとの強い絆を熱演されていらっしゃったのがとても心に残っているから。
上田さん1人ではなく、大切な仲間の魂も背負って取り組んでくれた、2人で1人のキャラクターで、上田さんのおかげで最後まで生き続けることができました。上田さんが舞台で『誰か』を表現するときには、いつも心には感謝しかありません。
真面目で努力家で誠実、いじられキャラ。ヘタミュ唯一の2代目キャストとして親友から受け継いだ役を、悩みながらも最高に素敵なドイツさん、最高に素敵なヴェストとして、イタちゃんたちとともに貪欲に磨き上げてくださった。大好き。ずっとずっと愛しています!
元々ヘタリアが好きでミュージカル化すると決まったとき、正直少し不安でした。だけどそれは杞憂で、SWを見て心をつかまれました。
上田さんはキャスト変更による途中参加という難しい立ち位置であったけれど、誠実にドイツという役を演じてくださいました。とても嬉しかったです。ご本人様も言っておられましたが、前キャストの方と上田さんの2人でドイツが完成されたように思います。それがとても嬉しかったのです。
肉体や声の圧が完全にドイツです! 先代の思いを引き継いでくれてありがとう!
2代目として既に第1弾で出来上がっているキャスト同士の絆などがある中、そこに入るというのは、とてつもない覚悟と不安があったと思います。何よりファンが受け入れてくれるか、1人だけ2代目の動きにくさは大変だったと思います。
ですが上田さんのドイツは、本当に画面からドイツが出てきたような、まさにドイツそのものでした。あそこまで、初代の方のようにドイツに寄せていけるのかと、驚いた覚えがあります。2代目が上田さんで心からよ良かったと思います。
ファイナルライブの際に、自分が歌ったことのない第1弾の曲を歌えてよかったと、初代の方の分まで背負いドイツを演じる事が出来て良かったと言ってくださったときは、あの場でとても泣いたことを今でも覚えています。LIVEでは本当に重く大きな愛を感じとれ、唯一泣いた作品です。
第2シーズンからの参加で、プレッシャーがあったと思いますが、とても素敵にドイツを演じていただきました! 先代のドイツを想うファンのことも大切にしてくれて、2代目ドイツが上田さんで本当によかったです。まるかいて地球のメドレーの際に、会場が一体となって「ドイツー!」と叫んだ瞬間がずっと忘れられません。
Because I love Ludwig.
初代ドイツ!
2代目ドイツ!
元気そうで何よりだよ! pic.twitter.com/PQX34nMbcF— 上田悠介 Yusuke Ueda (@yskued0402) November 19, 2016
この項目をまとめるにあたり、ヘタミュのDVDを見かえした。なんと真摯に役に向きあっているのだろう、なんと重いものを背負って舞台に立っているのだろう、と自然に涙が出た。
質実剛健、しかしいじられる愛されキャラ。場内が一体となったあの空気を、また味わいたい。
その他のキャラクターに寄せられたコメント
上記3キャラクターが圧倒的であったが、他のキャラクターにも寄せられたコメントも紹介したい。
ニック・キャラウェイ/The Great Gatsby In Tokyo
この作品を見るまでテニミュ 、ヘタミュ、ヒロステなど、マッチョな印象が強かったのですが、この作品を見て上田さんのおもしろさとかわいさを知ることができました!
ヴォルガー・ハマー/宇宙戦艦ティラミス
上田さんの「アニキ!!」とつい叫んでしまいたくなるほど頼れる男が溢れる存在が、キャラクターと合致していてとてもよかったです! 兼ね役で度々女を誑かすクズ男になるのもツボでした。クズなのに色気が隠せてません…カッコいい…
格好良くて面白かったです。はまり役だと思いました。
個人的には、「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage のエンデヴァー役も推したい。主将、部長といった若々しいリーダー役が印象深い彼が、父親役を演じている。
熱く力強く、頼りがいのある大人の男性という役柄が、これから増えてくるのではないだろうか。
活動の場を広げ続ける、猫と仲間を愛する知性派役者。
「読書が好き」と聞いたことがある。毎日更新しているnoteでは、読書好きである面に触れられる。Twitterの瞬発的な140字のことばと違い、じっくりと丁寧に自分の中にある感情と向き合って綴られる文章は、人柄そのままに、率直できれいだ。
頭が非常に良い人なのだろう。インスタライブで語られる言葉も、そのまま文字にしても差しさわりのない、整った文脈になっている。文字でも言葉でも「人に伝えるにはどうしたら良いか」という気遣いが常に感じられるのだ。
SNSでは、共演した仲間たちと楽しい時間を過ごしている様子をよく見かけるが、同時に、自宅で愛猫のサスケくんとのゆったりとした時間も持っている。これからも自分を大切にしながら、役者として、人間として、さらにゆたかに「悠」大に、成長していってほしい。
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