アンケート

推し事は実質無料、チケット予定に大混乱…2.5次元ファンにまつわる6つの「あるある」アンケート結果

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2000円のアクセサリーを購入するのは結構悩んでしまうのに、舞台のチケット8000円には瞬時に財布をひらいている。

クレジットカードの請求額に「誰がこんなに使ったの!?」と驚くものの、明細を見ると「うん、自分だ」と納得してしまう。

そんな経験を、筆者は何度もしている。

こうしたエピソードを経験している人は他にもたくさんいるようで、SNSでも同様のエピソードはちょこちょこ見かける。

しかし実際にはどれくらいの人が「あるある」と感じるのだろうか? そんな素朴な疑問を解決するため、今回2.5次元ファンに向けてアンケート調査を行った。

用意した質問は実際に筆者の周囲で見かける6つのエピソードだ。

はたしてこれらは「あるある」なのか、そうでもないのか? 2.5次元ファン197名の回答をご紹介したい。

※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。

【Q1】チケットの値段だけは、なぜか……

最初の質問は、こちら。

Q1.2000円のアクセサリーは「高い」と思うが、8000円のチケットは「安い」と思うことがある。ある? ない?

ある…79.7%
ない…20.3%

アクセサリー、洋服、コスメ。素敵なものは欲しいが、手持ちのお金は有限だ。そんな思いから購入をためらってしまうのに、舞台やライブのチケット代はなぜか「安い」とすら思ってしまう。

そんな経験をしたことが「ある」という人は、約8割にのぼる結果となった。ある派、ない派、それぞれのコメントも抜粋して見てみよう。

●ある派のコメント

1万円のチケットでもすぐ申し込むのに2600円のイヤリングを買うのに1ヶ月悩んだ。

チケットで7000~8000円台は今回安いなと思うけど、同じ金額のバックなどを見るとあれ高くないか?と思いそれ以下の値段のバック買います(笑)その余ったお金をチケット代に回す!

洋服や靴を買う際は躊躇して考えてから買うが、チケットは迷う事なく支払ってしまう。

4000円くらいのリップを買うか何ヶ月も悩んでいたのに、10,000円のチケットは何のためらいもなく買いました。

アクセサリーに限らず、服や食事等も安く済ませる。しかし、チケット代や舞台グッズにはお金を惜しまない。

自分に1500円のピアスが買えないのに好きな俳優さんの公演は5秒で追加する決断ができた。

チケット代が高いと思った事はない!

公演のチケット代で一万円以上のもあるから
感覚が麻痺しているのかも

洋服を選ぶのが苦手でセールなどがあっても「これは…着る…着ない?」とめちゃくちゃ悩むけど推しの舞台は「8000円で確実に人生至高の数時間が味わえるので実質無料」と思ってしまう

なんなら3足1000円の靴下でも悩むことすらあるのに、1万円を超えるチケットは…まあ安くはないけど「買う」って即決してしまいます。

最近は舞台のチケットも高いので、8000円なら確かに「安い」と思うかも

1000円のランチですら高いのに12000円超えの数少ないプレミアム席が当たったときの喜び方は異常。ただお金自体はろくにないので来月の引き落としにドキドキはする。

●ない派のコメント

どっちも高い

高いのは仕方ないよなと、どちらも思う

8000円のチケットも高いと分かってるのに買う時に躊躇いがない

消費税も上がったし手数料が入ると9000円軽く超えるので最近は高いと思うし見る舞台を絞ってる

3000円~5000円くらいの舞台もよく見るので、8000円は安いと思ったことはありません。それでも2000円のアクセサリーよりホイホイ買ってしまう。

アクセサリーは2000円だったら数が稼げるから推しのイベントにいいかなと思うけど3000円になると考える。チケット代は8000円なら安いです、推しに会えるから。あとはご用意されるかどうかです。

アクセサリーも別に高くない

全体的に、ある派の回答は「推し作品・推し俳優を見られる機会だから、金額は気にならない」という意見が多く、ない派の回答は「どちらも高い」または「どちらも安い」という意見が多かった。

他に、「チケット代そのものよりも手数料が高いと感じる」「チケット代を安いとは思わないけれど、優先順位が高いから買うことに迷いはない」という意見もあった。

【Q2】もしも生まれ変わったら……

次の質問はこちらだ。

Q2.生まれ変わったらやってみたい「テニミュの役(登場人物)」が……ある? ない?

ある…18.8%
ない…81.2%

2.5次元作品の草分け的存在である、テニミュ。

曲に合わせた振り付けやフォーメーションがとても美しく、観劇しながら「あの動き、やってみたい」「もし生まれ変わってテニミュに出演できたら、あの役やってみたい」と、筆者は何度もウズウズさせられている。

そこで今回のアンケートにて質問してみたところ、「ある」と答えた人は18.8%となった。これは「あるある」と呼ぶには少ない数値と言えそうだ。

ただし、テニミュに触れたことがない人も回答者に含まれることを考えると、約2割が「ある」と答えたことは興味深い。

コメントを見てみよう。

●ある派のコメント(【】内は演じたい役)

【金色小春】ユウくんとイチャつきながら敵を笑わせて、終わったらユウくんを手酷くあしらってみたい。

【丸井ブン太】「妙技・綱渡り」と「天才的ィ」を言ってみたいです。

【菊丸英二】ダブルスをしたい。

【柳生比呂士】今生の私が一番好きな選手なので、来世以降の自分も同じくらいの体格性格になって新鮮な気持ちで一から彼を解釈してその身に「柳生比呂士」をおろしてみたい。

【菊丸英二】自分のキャラクターとは違いすぎるからこそなってみたい。

【初代 不二周助】最後に持ち歌歌ってみたいから!

【幸村精市】幸村のテニスの振り付けを舞台の上でしたい

【木更津亮、木更津淳】英才教育受けてみたいし、楽しむためのテニスをしたいから

【跡部景吾】跡部様。凄く人気のあるキャラだから。あと”氷の世界”が曲や効果音、照明など全て含めて好きだから。

【手塚国光】推しなので………。カンパニーの中で独特な立ち位置なので苦労は多いだろうと思うのですが。(そういう夢は、見たことがあります。起きた瞬間にいろいろな意味で頭を抱えましたが)

【不二周助】僕に勝つにはまだ早いよ。とか言ってみたい。ヘビーレインを思いっきり歌いたい。

【跡部景吾】跡部様役になって、指クイするだけで横アリを揺らしてみたい

【仁王雅治】すっごく憧れました。「プリッ」って言ってみたいじゃないですか。あとイリュージョンとペテン師を踊りたい。

他にもたくさんの「なりたい役」とその理由が寄せられた。

また、「ない」と答えた方々のコメントにも非常に興味深いものがあった。

●ない派のコメント

手塚部長を眺めるには観客が一番。

あくまで推しを「見たい」のです。

観客としての立場を楽しむことに徹する。それもまたファンの真髄だろう。

【Q3】観劇予定が多すぎて……

続いての質問は、こちら。

Q3.観劇予定が多すぎて、もはや「どのチケットが取れているのか」「どの抽選に申し込んでいるのか」を把握できない。ある? ない?

ある…69.5%
ない…30.5%

2.5次元作品も数が増えてきた。今や毎日のように何かしらの作品が上演されている状態だし、チケットを購入するために複数の先行抽選が行われるケースも多い。

観たい作品を絞り込んではいても、混乱してしまう人は多いようだ。アンケートでは「ある」と答えた人が69.5%にのぼった。

●ある派のコメント

把握出来ずにとっ散らかってる状態で、毎回被ってないかそわそわしてます。

どれに入金しててどれが発券してあるのか常にわからない

この夏チケットを持っているという思い込みで追加販売を見送ったら実は持っていなかったという失敗を二度やりました。手帳に書いていても見間違えるのでダメですよね……。

把握できず、最前列だった舞台のマチネとソワレを間違えてた事があります…

申込、入金、発券はどの公演がどこまでやっているのか分からなくなる。特に発券はコンビニで発券したり電子チケットだったり直接自宅に送付されてきたり、種類があり過ぎて手元にないと自分が発券し忘れてるのかまだ届いていないだけなのか不安になることが多い。

支払いとチケット引き換え日が異なることが多々あって、その引き換え日を忘れてしまう
毎月のように舞台が続くとほんと混乱状態です

一度、逃した経験が。当然申し込んでると思っていたライビュの当落通知が来てなくて、そこで忘れていたことに気付きました。今はスケジュール帳に消せるボールペンで、何先行・枚数を書き込んでいますが、外れるたびに消すので悲しくなります。

大好きな観劇だからこそ、混乱からミスが生じると落ち込んでしまう。それを防ぐにはどうしたら良いのだろうか。

【Q3番外編】スケジュール把握のコツ

アンケートで「混乱しがちなチケットスケジュールを把握するコツ」についても聞いてみたところ、「ある派」からも「ない派」からもたくさんの有益な情報が寄せられた。

●デジタル系(スマホ、PC等)

カレンダー機能とメール機能を同期したら、当選メールの日時からカレンダーに自動で予約を入れてくれるようになって、少し便利になった。

カレンダーアプリを2つ使って、1つを推しの予定(抽選期間等)を入れるものと、もう1つをリアルの予定と取れてるもので使い分けてます。
遠征民としては、推しの期間が分かってたら他の舞台のチケット取る時のバランスを取るのにも役立ちます。笑

すべて、できるだけ細かくタブレットに記入していく。申込み日時、プレイガイドの種類、抽選結果発表日時、支払い方法、受取り方法、その日時の開始と期限はもちろん。気がつくと肝心の公演日時を記入し忘れてたりする。

忘れそうな抽選は結果発表日時にアラームかけてます。

5つくらい申し込みが重なった時は、手帳では把握しきれず、エクセルで表にまとめてました。

申込開始日を忘れる。ので、スマホのカレンダーDLして、そこにリンク貼るようにしました

●アナログ系(手帳、カレンダー等)

手帳に書くのがオススメです!スマホだとスクロールしなくちゃいけないけど、手帳なら一目で分かるので…。

観劇専用のスケジュール帳で管理してます。先行結果、発券日の日程は勿論、観たい演目のスケジュールや発売日も細かく記入。毎日チェックしてます。

頭で覚えるのは諦めて、スケジュール帳の後ろについてるフリースペースに全部まとめてメモしてます

応募して応募完了や当落発表のメールがきたらすぐにスケジュール帳に書き込むようにしてます。同じ日に複数の作品がある時は作品ごとペン色を変えて書いています。

ホント、手帳じゃ間に合わなくて、小さなカレンダーにごちゃごちゃ書いてる。

書くことが好きなので、手帳に申込結果、発券開始、公演日に場所と時間、チケット発券したら公演日にシールしたりしてます。

●デジタル&アナログ併用・その他

観劇したい時期が重なると頭がパニックになるので、抽選メールは観劇終わるまで残している。あとはメモして部屋のドアに張る。

何回か連続で落としてからは メールが埋もれないように星付きにしたり、カレンダーに書き込むクセをつけている最中です

舞台用のスケジュール帳をつくりさらにスマホの手帳にも書き込み、一覧表も作る! トリプルチェック法!

ガントチャートタイプのスケジュール帳に行きたい舞台のスケジュール等を書き込んで、月間予定のページに締切と当落を記入した上でスマホアプリのTimeTreeでカレンダーを申込期間や入金期間用のカレンダー、舞台スケジュール等に分けて作って使って把握しています。それでも記入を忘れて申し込み損ねた舞台がつい最近も・・・(涙)

同じ舞台を何回も予定入れている場合、本当に混乱する。
その時は趣味専用の手帳に何日観劇って書いておいて、あと、携帯のメモにも書いて何週間か前にリマインダーに出るようにしてる。

アナログ派ならA4くらいの紙に、デジタル派なら携帯のメモなどに、公演日(曜日とマチソワも)/券種/枚数/を各先行毎に記入しています。各先行の申し込み期限と当落日も記入しています。

工夫の仕方は幅広く、スマホアプリ、リマインド機能、表計算ソフト、手帳、カレンダー、多色のペンなど、さまざまなアイテムを駆使しているようだ。

逃したくない観劇チャンスだからこそ、自分に合う方法を見つけてどうにか把握していきたい。

【Q4】クレジットカードの請求を見て……

続いての質問は、こちら。

Q4.クレジットカードの請求額に「こんなに使った覚えがない」と本気で不審がってしまった…けれど、明細を見たらチケット代などオタク系の出費だった経験。ある? ない?

ある…62.9%
ない…37.1%

クレジットカードの請求額にビックリするが、明細を見たら「全部身に覚えがある」……こちらも、SNSでちらほら見かけるエピソードである。筆者も何度となく経験している。

これを実際に経験したことがある人は62.9%だった。コメントを見てみよう。

●ある派のコメント

いやいやこんなに使ってな……全部私じゃん……

不正利用されたと思って真剣に焦りました…

軽い恐怖を覚えましたが、推しのグッズやチケット代なのでハッピーです(笑)

毎回これです。明細でこれは新幹線代、これはチケ代、これはグッズ代…と確認すると全て見に覚えのあるものしかありません!

仕事でチケットの当落時間に確認が出来ず、仕事終わりに当落を確認する前にクレジット会社からの明細を先に見てしまった。身に覚えのない金額だったので、本気で不正に使用されたかと疑った。しかし、その後で当落を確認して気がついた。

一月で複数の舞台観劇とdvd購入が重なったときは数ヶ月後請求額を見て頭の中が真っ白になりました(笑)

カード払いにしていた遠征費やチケット代、次々に来る円盤…あれ?こんなに使ったっけ?と、青ざめる毎月の支払日

自粛しよ、と毎回思います。あと頑張って働こ!

●ない派のコメント

クレジットカードにすると破産する未来しか見えないのであえて現金で振り込んだりするようにしてます。

デビットカード派です!(笑顔)

ただでさえ時差が発生するクレジットカードでの支払い。その上、チケット代やDVD・Blu-rayの予約は申し込みから決済までの時間が空くので、混乱しやすい要因が揃っている。

そのため、あえて現金やデビットカードを使うといった工夫をする人もいるようだ。

【Q5】お金を数えるとき、思わず……

次の質問は、こちら。

Q5.お金を数える際、独特の単位を使ってしまうことがある。(テニミュのチケット価格を基準に「1テニミュ、2テニミュ」と数えるなど)ある? ない?

ある…24.9%
ない…75.1%

「初耳」「聞いたこともない」など、「ない」という人が75.1%と大多数。だが「独特の単位を使うことがある」と答えた人も24.9%と、約4人に1人の割合でいることが分かった。

コメントにて寄せられたさまざまな単位をご紹介したい。

●ある派のコメント

1テニミュ2テニミュ…テニミュ換算やっちゃいます。値上がりして半端な単位になると悔しい

テニミュ1stシーズンから2ndシーズンの終盤まで長らくチケット価格が5600円だったので、「1ミュ=5600円」というのは友人たちとの間でよく言ってました。3万円のDVDボックスに「約5ミュ半か……」とか。

明治座単位

1諭吉=1公演

1帝劇

小銭だと1ランブロと数えます

職場の飲み会の会費をブロマイド換算したりします

4桁5桁の金額を見ると、S席くらい、A席くらい、という判断基準になる。

1ヒプステ、が最近爆誕しました

また「ない」と答えた人の中にも、「もし使うとしたら◯◯かな」とその場で考案する人や、「自分は使わないが、友達が使うのは違和感なく受け入れている」という人もいた。

【Q6】「実質無料」と心から感じる瞬間が……

最後は、こちらの質問だ。

Q6.好きな作品や推しに払うお金について、「実質無料」と本気で感じる瞬間が……ある? ない?

ある…75.1%
ない…24.9%

ここ数年、Twitterなどで目にする機会が増えた「実質無料」という言葉。冗談めかして使われることもあるが、実際どのくらいの人が本気でそう感じた経験を持つのだろうか?

アンケートによると、本気で「実質無料」と感じた瞬間が「ある」人は75.1%。「ない」人は24.9%という結果になった。

まずは「ある」と答えた人のコメントを見てみよう。

●ある派のコメント

公演やイベントが終わったあとに、良かったと心に残る時は思います。

推しが最高のパフォーマンスをしてくれたり素晴らしい脚本演出の舞台を見ると本当に感じます。

推しがものすごい良いお芝居見せてくれたときとか、推しの顔がものすごく良いブロマイドとかは実質無料と思っちゃう

生活維持費なので高くても低くても関係ない。なんならお金を払わせて欲しい。

作品につぎ込めばシリーズ化の可能性が出て来ますし、推しにつぎ込めば推しと推しの事務所が潤って更なるお仕事が増えて、推しを拝見する機会が増えるので(笑)

推しの糧になり次に繋がるのなら、それは浪費ではなく投資です!

推しがわたしを活かしているので空気は無料です

推しのためならどんなに推しに貢いでもその分幸せを貰っているので実質プラマイゼロ、いや、むしろプラスに貰えているのでもはや利益が出ています! 無料ではなく、私の場合は心が満たされて利益生みだしてます。

常に実質無料。舞台に関してはチケットご用意された時点で実質無料。グッズや写真集とかも自分の癒やしアイテムなので実質無料。基本、推しに払うお金はプライスレス。

円盤結構高いのに、届くまでの楽しみだったり、みたときの充足感などを考えると実質無料です!

推しの出ている作品の観劇は事前に記事やコメントを熟読して、何ヵ月も幸せな気持ちで待って、観劇した後もずーっと余韻に浸れ、作品に対して推しと同じ時間を共有し、更に円盤で何度でも幸せになれます。
それだけの幸せをたった数万円で得られる。実質無料です!

他のものでは替えがきかないので、幸せを感じたら実質無料です。

観劇の時には、お金払ったことを忘れているので、毎回無心で楽しませてもらってます。
俳優さんの熱演や、スタッフさんのお仕事を考えれば、チケット代くらいいくらでも払わせていただきたい…!

ある派のコメントのうち最も多かったのが、「金額以上の価値を受け取っている→だから実質無料と感じる」というものだ。

さらに、別の観点から次のようなコメントも寄せられた。

質問の意図とは少々違うかもしれませんが、チケットに関しては、当日券でない限りは基本的には1か月以上前に支払いが済んでいるため、観に行く時は支払ったことを忘れているフシがあります。「この紙(=数か月前に購入したチケット)を持って行けば、無料で観られる!」みたいな…。

このチケット当たったのなんて3ヶ月以上前だよ?クレカの請求も済んでる、えっじゃあ何これ実質無料じゃん!??(歓喜)

代金を支払う時期と実際の観劇時期がズレているため、(頭ではそうでないと分かっているものの)無料で楽しんでいるような気分になる、というものだ。

また「ある」に投票してはいるが、「実質無料」について別の言葉で考察する人も。

本気で無料だと思っているわけではなくて興行に至るまで色んな方の尽力やお金が動いておりその一部としてチケット、グッズ代をお支払いさせていただいております。
が、体感した作品の熱量はその場の空気は金銭価値に換算できない価値があると思います。
加えて推しが! 推しが仕事をしている! 推し!! かっこいい!! ちょっとかわいいところもある推し最高!!! みたいにキマってる時は値段のこととか考えている場合ではない

本気では思ってないけど、その一瞬のために代金を払う価値はあった!とは思う。

実質無料という考えより推しの生活費の足しに少しでもなればと……

実質無料と感じることもあるし、(その表現ももちろん肯定はするが)ディナーショーなど価格が数倍のものであまりに贅沢な推しの摂取の仕方をしたため「実質無料という表現ではかえって失礼だ。素晴らしい内容に見合った価格を払うことに敬意やある種のステータス、意味を見出したい」と思うこともある。難しいですね…

一方、「実質無料」という言葉に違和感を感じるという意見もあった。

●ない派のコメント

推しに貢いでる感が大事だったりするので無料と思うことはない

等価交換の対価だと思っているので、無料だとは思ったことはないです。

推しのためと思いながら結局は自己満足。痛むのは自分の懐には変わりない。

他に、「推しの価値がタダみたいで褒め言葉として好きじゃない」「失礼な言葉だと感じる」というコメントも寄せられた。

「実質無料」という言葉は「それ以上の価値を受け取っている」という肯定的な意味で使われることが多い。だがネガティブな意味で伝わってしまう可能性があるのも事実だ。

使用する際には、その可能性も頭に入れておくほうが良いのかもしれない。

「あるある」は悩み解決のヒントにもなる

今回のアンケート調査は、筆者の周囲にあふれる「あるある」的なエピソードについて、どれくらいの人が実際に経験しているものなのか、という素朴な疑問からスタートした。

だが各質問について「ある」「ない」両方の立場からさまざまなコメントを寄せていただき、単純に割合をはかるだけに留まらない、多彩な価値観にふれることができた。

観劇やチケット購入予定のスケジュール管理についてなどは、もっと突き詰めて聞いてみたいとも感じる。

「あるある」的なエピソードの裏には、ときにファンの多くに共通する悩みが隠れているようだ。

だとすれば、周囲の人と「あるある」を共有することで、悩みを解決するヒントが得られることもある……のかもしれない。

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WRITER

豊島 オリカ
 
								豊島 オリカ
							

観劇好きのフリーライター。2.5次元が大好きです。頂いた日々の活力、勇気、心を揺らす奇跡のような感覚に、どうにか恩返しできないものかと願いながら執筆しています。カーテンコールで拍手することと、鼻ぺちゃな犬も大好きです。

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