1991年1月25日生まれの俳優、北村諒。
今年29歳を迎える彼の誕生日を記念して、「2.5ジゲン!!」では「北村諒の演じた中で一番好きなキャラクター」についてアンケート調査を行った。
2.5次元ファンそれぞれが選ぶ「北村諒のベストキャラ」はどの役なのだろうか? 寄せられたコメント(抜粋)を基に紹介していこう。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
もくじ
鳴上嵐|『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』
アタシの分まで頼んだわよォ、泉ちゃん♪
魅せつけてきてちょうだい?#東京ガールズコレクション#TGC#瀬名泉#鳴上嵐#あんスタ#あんステ pic.twitter.com/J0c4LnkXvF— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) January 20, 2020
個性豊かなキャラクターの数々を演じてきた北村。アンケートでも多数の役に熱い声が寄せられた。
その中で今回最も多くの支持を集めたのは、『あんさんぶるスターズ!オン・ステージ』の鳴上嵐である。
まずはファンから寄せられたコメント(その役を選んだ理由)を抜粋してご紹介しよう。
キャラがそのまま舞台で歌い踊ってるようにしか見えなかった! 日替わりのツッコミが面白い笑
優しくて、ときには厳しくて、あったかくて、美しい、嵐くんそのものだったから。
安っぽい言葉になってしまいますがほんとに一目惚れでした……
嵐ちゃんそのものでした
純度100%の嵐ちゃんです
美しすぎる。声も容姿もキャクターまんまで、本当にゲームの中から出てきたのかと思いました。
本人(鳴上嵐)でした。あれは本人。え? 本人でしたよ。ほんとに本人。顔はもう良すぎて何も言うことがないんですけど、仕草とかもう全部鳴上嵐そのもので泣きました。完成度が高すぎる。
まさに、本物の嵐くんです。
すごく、美しくて凛々しかったです。
顔の綺麗さがそのまんま嵐ちゃんで驚きました!! 嵐ちゃん特有の仕草、歌い方、表情全て完璧で、2.5次元ではなく2次元だと思います!!笑
原作アプリゲームでは主人公(プレイヤー)の良き「お姉ちゃん」として物語を彩る、嵐。
自称「乙女」のナルシストであり、そのナルシシズムも納得せざるを得ないほどの美貌と実力を兼ね備えている。そんなキャラクターである。
ときに悪戯っぽく場を和ませ、ときにピリッと厳しい一言で空気を引きしめる、その存在感は舞台版でも変わらない。
ちなみに北村は、2015年7月より原作の声優も務めている。
「あんさんぶるスターズ!Starry Stage 3rd」
『From Knights』として出演させていただきます!2人の想いも背負って、騎士として誇りを持ってステージに上がります。
どんな景色になるのか、今から凄く楽しみ!よろしくお願いします!#あんスタ #スタステ #メットライフドーム pic.twitter.com/DGzhPT5uFi
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) November 3, 2019
声も担当している上に、ビジュアルも似合っていてまさに本人!という感じでした。
まんま。キャラクター声優も担当してるのもありますが、容姿や仕草までも嵐ちゃん、、
私が北村さんのことを知ったきっかけが「あんステ」でした。もともと原作でもある「あんスタ」で嵐ちゃんの声優さんをしているので声はもちろんそのままなのですが、見た目がとにかく似ていてスマホからそのまま飛び出してきたんでは!?と思ってしまうほどです!!
日替わりコーナーでのネタでも北村さんの面白さが存分に出ていて本当に大好きな役です!!
声優もやっているし、見た目も美しいしで画面から飛び出てきたとはまさにこのことだなと思った。
初演の冒頭で観客がとまどうなか、アプリの声優さんとして2.5次元の「あんスタ」へ誘ってくれた案内役としての北村さんが居たから、今も「あんステ」が続いていると思っています。
それから、舞台上で絶対に膝を外に向けないように演技・ダンスをしてくれて、嬉しかったです。
北村演じる鳴上嵐の再現度が高いのは、単に「原作と声が同じだから」という理由ではない。
観客が見るのはあくまでもステージだ。細かい所作まで注意を向けて役を表現し、役として生きることに徹しているからこそ、ステージ上の北村は嵐に見える。
麗しくも強い「お姉ちゃん」鳴上嵐が、今回のアンケートでは最も多くの支持を集めた。
薬研藤四郎|舞台『刀剣乱舞』
『刀剣乱舞-ONLINE-』
5周年、おめでとうございます。 pic.twitter.com/JoVVnUPr1I
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) January 14, 2020
舞台『刀剣乱舞』の薬研藤四郎にも、たくさんの声が寄せられている。
初めて見た2.5次元舞台で推し(薬研藤四郎)が生きてる!!!と思いました!!!
見た目からしゃべり方、動きまで完全に薬研でした
キリッとした面差しが原案のキャラの持つイメージの再現にとても合っていた
キービジュアルが発表になった時、ゲームのキャラがそのまま3次元に飛び出した!?くらい違和感が無く衝撃でした。
原作アプリゲームでは短刀として、少年のような姿で登場する薬研藤四郎。
儚げな外見と豪快で力強い言動とのギャップが話題を呼び、原作リリース時から熱心なファンを多数擁するキャラクターである。
そんな薬研藤四郎の衣装といえば、ホットパンツに極めて近い、1〜2分丈程度の短パンが特徴的だ。
北村さんのクレバーな部分が見えてとてもハマり役だったと思います。短パン含め(笑)、もちろんビジュアルも百点満点! 短刀特有の接近戦の殺陣もかっこよかったです。
あの短パンを履きこなし、薬研藤四郎の男らしさまでをも完全再現、薬研藤四郎その人でした。
映画では大きなスクリーンで綺麗なおみ足を拝ませて頂きました。
他にも「成人男性とは思えない太腿の綺麗さが印象に残っている」「思わず太腿に目が行ってしまった」など、短パン関連のコメントは多く見られた。
「短パンを履きこなす」という要素がここまで重視される役柄は、2.5次元作品でもなかなか珍しいのではないだろうか。
北村は、舞台だけでなく、映画『刀剣乱舞-継承-』においても薬研藤四郎を演じている。
薬研藤四郎の生き写しかと思うぐらい美しく儚い印象の中で豪快な一面を魅せたり、短刀の素早く細やかな動きを全身全霊で表現されている姿を見て心が奪われました。また初演、再演と続き、2019年に映画で公開され、舞台とはまた違った北村さんの演じる薬研藤四郎を観ることができ、北村さんのことをよりいっそう好きになりました。
なんと出演は虚伝のみなんですよね、なのにその後もずっと本丸にいてくれるかのような存在感! 極姿が楽しみです。映画で舞台とはまた違う薬研藤四郎を演じてくれたのも新鮮でした。また会いたいですね。
刀の付喪神である薬研藤四郎は、舞台でも映画でもかつての持ち主・織田信長にまつわる歴史を守ることになる。常に沈着冷静に見える彼だが、内面には葛藤や烈しさも抱えているのだろう。
そのことを、北村はときに表情で、ときに殺陣を通して、観客に伝えてくれた。
東堂尽八|舞台『弱虫ペダル』
フルオーバーホールから帰ってきたリドレーさん。
おかえり!ピカピカになって乗り心地も軽くなって最高。
バーテープとワイヤー系を新調しました。
なかなかメンテナンス出来てなかったから嬉しい。
遠出したいなぁ(‘ω’) pic.twitter.com/CsmPVOsUSh— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) June 16, 2018
舞台『弱虫ペダル』の東堂尽八役も、ファンの心に深く焼き付いている。
美形だけどナルシストで少し残念、という役柄を完璧に演じていたと思います。
北村さんを初めて知った作品で、東堂さんは原作の推しでした。
華やかな外見だけでなく、努力家な面や仲間思いな面、勝利への執着も全部表現してくれて、東堂さんがそのままそこに生きてるんだ!と思わせてくださいました。
笑顔の輝きが別格だった……
キャラクターが目の前に居るような、ぴったりで本当にキャラクターそのままでした。
原作漫画やアニメを見ていたのですが、東堂尽八の美形という所、そしてトークがちょっとうざい(笑)所まで全て完璧で、これこそが東堂尽八だ!!と思ったからです。
初めて生でみたときの美しすぎる衝撃が忘れられません。今まで演じてきた役全部好きですが、やっぱりペダステの東堂さんは原点なので特別です!
肉体的に過酷な現場として知られるペダステ。ロードバイクで行うレースを表現するために、選手役のキャストたちは長時間自転車をこぐモーションを続けなければならない。
ただでさえ負荷のかかる芝居の中で、北村はとくに安定した美しいフォームを保ち続ける必要があった。
なぜなら彼は、無駄のないフォームで音もなく加速する「スリーピングビューティ」こと、東堂尽八を演じていたからだ。
東堂は表情豊かなキャラクターである。自らを「美形」「天才」と呼び、コミカルなほどによく喋る。だが勝負に関しては常に真剣、ストイックな面も見せる。
面白さ、かっこよさ、美しさ、強さ。そうしたあらゆる「東堂らしさ」を、北村は過酷なステージ上で見事に表現してみせた。
一松|舞台「おそ松さん」
さ、大千秋楽。
劇場のみんなも、映画館のみんなも
よろしくショータイム! pic.twitter.com/PzZQoC6MnW
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) December 8, 2019
舞台『おそ松さん』の一松役では、北村のちょっと意外な一面を垣間見ることができる。
綺麗な顔とのギャップ。舞台でお尻を出したのは衝撃的でした。
ニートの6つ子という役柄、メイクが薄く、綺麗なお顔が映えていた
元々キャラクターが好きで、北村諒くんを知るきっかけになったキャラクターだから。
当時は「松の実写化は流石に……」と思っていた私ですが、いざ観てみるとゆるいシルエットに常にキープし続ける半目、アニメ以上に不安定なテンションと絶妙な面白さにすっかりハマってしまいました。
元々原作の一松好きだったんですが、初演の発表があった時は「あのイケメンが無気力でモテない童貞ニート!」と思ったのですが、板の上にいたのは紛うことなく松野家4男一松でした。最近はあの髪型とスタイルでもとんでもないイケメンに見えて、何故モテないのか首を傾げてます。
姿勢から目つき 動き方とか
一松とても上手だなと思います
北村さんの一松を観て2.5次元を観るようになったから。北村さんの一松に出会わなかったら、今の自分はいないなって思います。
松ステ初演の発表時、モテないニート役を端正な顔立ちの俳優6人が演じるという事実が多くのファンをざわつかせたことは記憶に鮮やかだ。
さらに一松は、舞台上でお尻を見せるという演出なのかアドリブなのか計りがたい行為で観客をもざわつかせてくれた。
ちなみに松野家6つ子にまつわるお尻見せシーンは、シリーズを重ねるごとになぜか進化の一途をたどっている。気になった方はぜひ、過去公演の円盤および今後の公演でチェックしてみてほしい。
そして今回のアンケートには、他にもたくさんの役柄に愛のこもったコメントが届けられている。できるだけ多くご紹介していこう。
轟焦凍|「僕のヒーローアカデミア」
「僕のヒーローアカデミア」The “Ultra” Stage 本物の英雄
引き続き、轟焦凍役で出演します!
そして新ヒーロースーツのビジュアルも解禁!
これ着たかったんだーー!!笑続編も、Plus Ultra!!
楽しみにしていてください!!https://t.co/tlc5E1Sa2d pic.twitter.com/at4w6i67nO— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) December 2, 2019
シンプルにお芝居が上手いと思ったから
発表された時は「原作より随分大人っぽくなるのでは!?」と思ったのですが、実際に動くところを見たら轟くんそのものでした。
脱いだ服をきちんと畳んだり、お父さんに声をかけられて表情をこわばらせたり、細かい演技がすごくて……! 感謝しかありません。
熱くてクールな役がとても似合っていました。公式で「面が良い」なので、もうばっちりでした!面が良すぎて舞台が見られなかったほどです。続編が楽しみ過ぎますっ!
原作からのファンでしたが、圧倒的なハマり役で初日見た時とても感動しました。ビジュアルだけでなく、演技力、立ち振る舞い、客降りの対応など全てが完璧でした。
奥村燐|舞台「青の祓魔師」
燐、雪男
誕生日おめでとう!沢山の笑顔と、パワーをありがとう。
子猫丸はおまけ😺笑 pic.twitter.com/S1jjnbF6VX
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) December 26, 2018
カッコ良くて兄弟と友達を大切にしてるところが好きです
見た時燐がそのまま出てきたみたいにぴったり当てはまってたから
作品の主人公として座長として圧倒的に信頼出来て、助けてほしい時に呼びたくなるヒーローだから。心が熱くなる大好きな役です。
馬超孟起|「RE-INCARNATION」シリーズ
無事に帰国しまして、今夜はリンカネイベント。
よろしくお願いします! pic.twitter.com/h90Gbypzcn
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) August 23, 2019
北村さんが初めて西田さん(※作・演出の西田大輔)と関わった作品だし、何よりもリンカネでのお芝居を見ていると毎回新しい一面を見れる。
やっていて楽しそうだなというのも感じるし見ていてもとても楽しい。
世界で一番のお馬さん!! めちゃくちゃおバカだけどめちゃくちゃまっすぐで、光を背負っているキャラクターです。北村諒くんを語る上で絶対に外してはいけないキャラだと思います! 続きが早く観たくて枕を濡らす日々です…。
近江之丞桃六|少年社中 第37回公演【天守物語】
天守物語 大阪初日終了。
ご観劇、誠にありがとうございました!劇場が変われば、見える景色も全然違う。
そして客席との距離が凄く近くて震えるね。いい意味で。楽しいなぁ。 pic.twitter.com/DsY0w7Fo8p
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) August 16, 2019
叫ぶ声が好きで、とても良かった。
普段キラキラした格好いい役が多い中、この作品では酔っぱらいの老人役でびっくりしたのと嬉しかったのと、舞台そのものも北村さんの演技も素晴らしかった。
水仙|舞台『Yé -夜-』
ゾッとするほど美形で、でもどこか可愛げがあるのが北村諒らしい役だと思いました。
有栖川正|TXT vol.1「SLANG」
SLANG 大千秋楽
無事に終了しました。
ご観劇、誠にありがとうございました!沢山の言葉を紡いで、ページに文字を刻んで、無事に おわり を迎えることができました。
皆様の本にも、新しい言葉が刻まれていたら幸いです。押忍!!またね!! pic.twitter.com/rK5xy8vWef
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) June 30, 2019
舞台では珍しい検察という現実的な職業の役どころで新鮮だったから。独白がカッコ良いので全人類見てほしい
少年Y|舞台「四谷怪談」(2015年上演版)
2015年の上演。物語は残酷でせつない内容も難しいものでした。きたむ~が、1人2役を演じ分けててドキドキするくらい上手かった。
河童|『妖怪!百鬼夜高等学校』~一条通と付喪神~
妖怪!百鬼夜高等学校ファンミーティングよろしく!! pic.twitter.com/0lYUEhi3Wu
— 北村 諒 (@Ryo_Kitamu) July 14, 2019
生まれて初めて河童に恋をしそうになりました。軽口とか雑な感じが高校生っぽくて最高でした。緑の目も髪も似合ってた。皿と甲羅も!(笑)続編やってほしいなあ。
緻密な表現力が光る俳優・北村諒。今後の進化にも期待
舞台の上に立つ役者の感情は、客席に伝播するように思う。役者が集中して演じていれば観客も自然と物語にのめり込むし、役者が緊張していれば客席の空気も影響を受ける。
そういう意味で、北村諒は観客を楽しませる天才だ。なぜなら、おそらく彼自身が観客と同じくらい、いやもしかしたら観客以上に、芝居を楽しんでいるからだ。
板の上の北村は、いつも生き生きとしている。夢中で役を生きている高揚感が、客席までどっと流れ込んでくるようだ。
「どのトーンでセリフを言えば最も感情が映えるか?」
「どんな表情をすれば隠れた真意が伝わるか?」
「小道具のどこにどう指を乗せるか?」
「立つときは重心をどこに置けば2次元に近づけるのか?」
北村の芝居をよく見ると、そうした細かい工夫がそれはもう数限りなく、はてしなく積み上げられていることに気づく。
キャラクターの役割や「らしさ」を見つけ、表現の方法を模索する。それら一つ一つを自然な動作になるまで磨き上げ、ステージに上がれば複雑な段取りに従って動き、感情の乗ったセリフを発する。
想像するだけで気の遠くなるような作業だが、北村は不思議と楽しそうなのである。
29歳を迎える俳優・北村諒。常に探求を続ける彼は、今後も無類の表現力で観客をあっと言わせてくれるに違いない。その進化がますます楽しみだ。
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