1987年12月17日生まれの俳優、染谷俊之。
今年32歳を迎える彼の誕生日を記念して、「2.5ジゲン!!」では「染谷俊之の演じた中で一番好きなキャラクター」についてアンケート調査を行った。
2.5次元ファンが選ぶ染谷俊之の「ベストキャラ」とは、一体どの役なのだろうか? 寄せられたコメント(抜粋)を基に紹介していこう。
※いただいたコメントについては文意を損なわない範囲で一部省略、誤字等の編集をしております。
もくじ
間宮星廉|「MESSIAH メサイア」シリーズ
メサイア〜鋼ノ章〜 東京千秋楽☆
無事に終わりました♪ヽ(・∀・)ノ
ご来場下さったみなさん、応援して下さったみなさん、本当にありがとうございました!!次は神戸公演✨
全力で頑張ります!! pic.twitter.com/pjdTHwhUR9— 染谷俊之 (@some_toshi) September 13, 2015
https://platform.twitter.com/widgets.js
今回のアンケートで最も多くの支持を集めたのは、舞台「メサイア」シリーズの間宮星廉だ。
まずはファンのコメント(その役を選んだ理由)からご紹介しよう。
今までたくさん観てきた役のなかで1番好きな染谷さんです
かっこいい背中を魅せてくださり
のちに語り継がれる伝説となりました
儚く繊細でありつつ、誰よりも苛烈な一面をもつ彼を全身全霊で演じてくれました。ヴァイオリンを構えた姿は息を呑むほどの美しさ。そして華麗なアクションが素晴らしい。
染ちゃんの儚くて美しいところが全面に活かされてたから。命がけで自分の信念を持ち戦う姿がかっこよかった。
メサイアの作品の中で1番好きなキャラクターでもあるし、登場しなくなってもなお伝説としてずっと受け継がれているから。
静かな演技から激しい演技まで振り幅が広かったから
難しい役だったと思いますが、染様の演技が素晴らしかったです。鮮烈な生き様が忘れられません。間宮の存在が後のメサイアシリーズに与えた影響は大きいと思います。
2010年に始まった「MESSIAH メサイア」シリーズ(メサイア・プロジェクト)は、小説・舞台・映画・コミカライズなど他ジャンルに渡るメディアミックス作品だ。
染谷が演じる間宮星廉は、2015年放映されたテレビドラマ「Messiah メサイア -影青ノ章-」、舞台版として上演された「翡翠ノ章」「鋼ノ章」、映画版の外伝「極夜 Polar¬ night」に登場した。
「メサイア」シリーズは、世界で暗躍するスパイとその候補生たちにまつわるストーリーである。
元ヴァイオリニストの間宮は、複雑な過去を持つ人物・有賀と唯一無二の相棒関係を築くことになるのだが、運命の悪戯とも言うべき出来事が次々と巻き起こる。
壮絶な間宮の生き様を、染谷は体当たりで演じた。後の「メサイア」シリーズにおいてもその存在感は大きい。
コメントにもあるとおり、間宮が登場しない章にさえ彼の面影が息づいている。
ネタバレになるためご紹介できなかったコメントも含め、今回のアンケートには間宮というキャラクターに対する熱い声・温かい声が多数寄せられた。それは染谷が一人の人間として間宮星廉を演じきった証なのだろう。
鶴丸国永|舞台『刀剣乱舞』
刀剣乱舞 3日目☆ ー アメブロを更新しました#染谷俊之https://t.co/kI1fBY83LF pic.twitter.com/fSl5GuoRQ7
— 染谷俊之 (@some_toshi) November 24, 2019
舞台『刀剣乱舞』シリーズ(通称・刀ステ)の鶴丸国永にもたくさんの声が寄せられている。
儚い見た目ながら、実は悪戯好きな鶴さんがぴったりでした。
個人的に、軽く跳ねる仕草がまさに鶴さんだと思いました。
(鶴丸役で)初めて染谷さんを拝見して、演技はもちろん殺陣がかっこよくてファンになりました。
自分の思っていた鶴丸国永を演じて下さっていたからです。
いたずらっ子な感じが良い
顔が天才すぎるだけでなく、アドリブも殺陣も演技も最高の鶴丸を見せてくれるから
染谷さんが演じられていた鶴丸国永を見て、鶴丸だ、と思いました。鶴丸国永というキャラクターを染谷さんの中で落とし込んで私では想像もつかない努力をして出来上がっているものだということが伝わってくるようでした。当時、あまりキャラクターの情報が開示されていない中で、あれほど「鶴丸国永だ」と思える演技をしてくれたこと、その衝撃も驚きも喜びも今でも覚えています。(中略)染谷さんが出演されている舞台演劇は刀剣乱舞しかまだ見れていないので、他の作品でもキャラクターをどのように演じているのか見て知っていくのが楽しみです!
鶴丸国永というキャラクターは、純白の衣装でやや儚げな見た目に反し「人を驚かせるのが大好き」というおどけた一面を持つ。そのギャップも大きな魅力のひとつだ。
染谷の端正な容貌には真っ白な衣装が映える。それに加えて軽々とした身のこなし、臨機応変なアドリブ、力強い殺陣などを駆使して、染谷は鶴丸を見事にステージ上に顕現させた。
この他にも、今まで数え切れないほどの役を演じてきた染谷。さまざまなキャラクターに寄せられたコメントを、できるだけご紹介していこう。
レイジ|劇団シャイニング『エヴリィ Buddy!』
エヴリィBuddy! 東京初日☆ ー アメブロを更新しましたhttps://t.co/lXbcIOmH0h pic.twitter.com/FM7avrXm80
— 染谷俊之 (@some_toshi) October 17, 2019
アクションが素敵で、繊細な心情表現、華やかなレビューショウが素敵でした
劇団シャイニング2年ぶりの出演だったことや、舞台に立っている時間が余りにも長いのに辛い顔ひとつ見せずに演じられていたところ。
平古場凛|ミュージカル『テニスの王子様』
まさに自分の青春時代とも呼べるテニミュ2nd。その中で比嘉中は格別にすきでとても思い出があります。
沖縄弁とかほんととても素敵でした! 自然な感じでほんとに沖縄の人なのかなって!
石垣光太郎|舞台『弱虫ペダル』
今日は弱ペダの京伏、石垣光太郎の誕生日♪ヽ(・∀・)ノ
ハッピーバースデイ石垣☆ pic.twitter.com/CziVxW4c22— 染谷俊之 (@some_toshi) June 5, 2015
染様を知るきっかけになったキャラだから。
柳宿(ぬりこ)|舞台「ふしぎ遊戯」
中性的な顔立ちが原作キャラクターと合ってたから。
原作が好きで、柳宿は絶対に素敵な男の人にやってもらいたいと思っていました。本当に柳宿を再現できるのか、半信半疑だったのですが、ビジュアルも演技も完璧で感動した記憶があります。
今では大好きな染谷さんの柳宿です。
片山亮|舞台「御茶ノ水ロック -THE LIVE STAGE-」
御茶ノ水ロック3日目☆
無事に終わりました✨
ご来場下さったみなさん、誠にありがとうございました!!気を付けてお帰りくださいね♪(*^^*) pic.twitter.com/tKIUA5h2K2— 染谷俊之 (@some_toshi) April 1, 2018
最初は意地悪そうな人だなと思いましたが、舞台、ドラマを見て片山亮という人の優しさが分かってきて人間的に好きです
足利義輝|舞台「剣豪将軍義輝」
座長として全身全霊で演じている姿がとても素敵だったから
泰然とした将軍としての姿と、剣豪としての激しい殺陣とがうまく調和して両立させていたから。あと初めてナマで見た染ちゃんでした。
百人斬りの殺陣をしている姿が凄くカッコよくて、初観劇舞台だったので余計に印象に残っております。また前編ではヘタレで頼りない義輝様が、後編「星を継ぎし者たちへ」では家臣のことを思い、上に立つ者として尊敬出来る頼りがいのある方で、「この人が生きていれば未来は」などと思わせるほどの染様の演技は今だに忘れられません。
霧隠才蔵|舞台「幻の城〜戦国の美しき狂気〜」
クールな忍者でかっこよくてもう好きな要素しかないから。
迦具土神遊児|「雷ケ丘に雪が降る」
今までの舞台で一番好きな作品だから。
ダリ・デリコ|『グランギニョル』
グランギニョル4日目☆
無事に終わりました♪ヽ(・∀・)ノ
ご来場下さったみなさん、誠にありがとうございました✨ pic.twitter.com/BCik9VRVnV— 染谷俊之 (@some_toshi) August 1, 2017
軽さを持ちながら、闇を背負っているところが美しい悲劇にぴったりだった。
ビジュアルはもちろんですが、ストーリーが重い分、日替わりのシーンでのコミカルな演出が素晴らしかったです。日替わりシーンだけでなく、殺陣や台詞の一つひとつ表情など、数多くの舞台を経験されている染谷さんだからこそ出せるキャラクターだと感じました。
『グランギニョル』のダリを拝見して染谷さんのファンになりました。
気高く美しく愛情深いダリ。
客席中が染谷さんの演技に心揺さぶられ涙していました。
仲真テルマ|ピタゴラスプロダクション
舞台作品ではないですが、big bang fesで仲真テルマくんとしてステージに立っていた染谷さんは、この役はこの人にしかできない!と強く思わせる魅力がありました。
染谷俊之は役の本質に光を当ててくれる俳優
2.5次元作品の多くで重要なキャラクターを演じている染谷。その生き生きとした表情や芝居は、声の仕事にも活かされている。
2018〜2019年放送のアニメ『HUGっと!プリキュア』では若宮アンリの声優をつとめ、シリーズ初の「男子のプリキュア」という大役で話題となった。
今回のアンケートでは幅広いキャラクターに票が分散される形となったが、これは主役級の人物を幅広く演じ分けることのできる染谷の特徴が反映されているのかもしれない。
染谷は役の本質を的確に掴み、最高の形で表現してくれる。彼が演じて初めて「このキャラクターにはこんな一面があったのか」と気付くことも多い。
あれほど深く役を掘り下げ自分のものにする過程は、決して楽ではないだろう。だが染谷は苦しい表情など見せない。
彼の瞳はいつだってキラキラと輝いている。まるで好奇心をいっぱいにたたえた子供の目のようだ。
32歳の染谷俊之は、どんな活躍を見せてくれるのだろうか。今後も彼の描き出す世界に注目していきたい。
広告
広告